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CSI: Miami - Season 6, Episode 9
#130 Stand Your Ground
- 邦題:「銃口のプライド」
- 脚本:Marc Dube, John Haynes
- 監督:Joe Chappelle
- 初回放映:2007-11-19
事件概要
ヴァレリー・ゲイナー、カリー・デュケーン(未遂)
非番の日にレストランで食事をしたカリーは、その帰りに何者かに襲われ、轢き殺されそうになる。カリーは車に向けて発砲し、あやうく難を逃れるが、車はスポーツ用品店につっこみ、運転手と店にいた女性客が死亡。車に同乗していたもう1人の男は現場から逃走する。車には、なぜか大量の飴があった。
車を運転していた男はマーク・ダウド、逃走した男はピート・モートンと判明。やがてピートが連行されるが、「突然銃を向けられて逃げただけで、自分たちは何もしていない。トラックが邪魔で通れなかったので引き返したら撃たれた」と主張する。内務監査のリックは、カリーが飲酒していたことに疑問を呈する。カリーは「ミモザを2杯飲んだだけで判断力に影響はない」と言うが、店のレシートにはミモザ6杯が記載されていたのだ。カリーは「友達のぶんです」とだけ言って口を閉ざすが、実は残りの4杯はジェイクが飲んでいた。
死亡した女性は高校教師のヴァレリー・ゲイナー。店主は「彼女は客で、自分が裏の倉庫に行っている間に車が突っ込んだ」と言う。だが検死の結果、車が突っ込んだ時にヴァレリーはすでに死亡して床に横たわっていたことがわかる。死因は頭部を殴打されたことだった。
ホレイショはヴァレリーと親しかった同僚の美術教師、ケプリングに事情を聞きに行くが、ちょうどその時、生徒の1人が麻薬を過剰摂取して倒れるという事件が起きる。
ウルフはヴァレリーのデスクから麻薬や吸引道具などを発見し、彼女が校内で麻薬を売買していたのではないかと疑うが、売人にしてはメモの書き方が不自然。校内で麻薬が売買されていることを知り、そのルートを調べて麻薬を撲滅しようとしていたのではないかと思い直す。麻薬とともに検出された物質から、お菓子のように甘く味をつけた「子ども向け」の麻薬が学校で流通していたらしいとわかる――ウルフは、マークの車に大量の飴があったことを思い出す。その麻薬を製造していたのは、マークたちだったのだ。だがピートはあくまで犯行を否定する。
一方、マークの車にめり込んでいたダンベルが発見され、傷口の痕跡からそれがヴァレリーを撲殺した凶器と判明。店主アンドレの指紋が検出される。アンドレは犯行を否定するが、店のレジからは、店に不釣合いな大量の現金が発見される。さsらに、ヴァレリーのメモにも店の名前が何度も登場していた。
その後、店のガラスの破片に混じって学校の教師が身に着けるネクタイピンが発見される。それはケプリングの物だった。スニーカーを買ってやるといって、生徒たちをディーラーに仕立てて麻薬を売りさばいていたのだった。
ヴァレリーは、アンドレの店が取引場所になっていることを知って乗り込んで来た。そこでケプリングと鉢合わせして、彼が麻薬を校内に流していることを知る。焦ったケプリングは思わず彼女を殴り殺してしまい、遺体を始末しようとしたが、その時店の外を偶然カリーが通りかかり、彼らは犯行を目撃されたと思い込んでカリーを狙ったのだった。
結局、カリーが撃った銃弾はジェイクが発見してデルコが採取し、その位置からピートの供述に嘘があったことが証明され、カリーの容疑は晴れる。また、学校で麻薬を過剰摂取した少女も意識を取り戻し、校内の「ディーラー」の存在をホレイショにを話す。
感想
カリーさん大ピンチの巻。犯人の顔は覚えていなくても銃を正確に覚えているのは良いんだけど、何もいきなり正面から撃たなくても。結果的にヴァレリーは車が突っ込む前に死んでいたわけだけど、それはあくまで結果的にであって、街中であんな発砲をするなんて危険極まりない。せめてタイヤを撃ってください。
「ミモザ」カクテルってどんなものかと思ったら、オレンジジュースとスパークリングワインを1:1または1:2くらいで混ぜた物だそう。うーん、それって、襲われていなかったら飲酒運転ってことにならない?
カリーとジェイクは、署内恋愛の規定で表向きは別れたことにしつつ、実はこっそり付き合っているのかな? でも、ジェイク役Johnny Whitworthの出番は、今シーズンは今回で終わり。次はシーズン7のプレミアまで出演がないみたいなので……やっぱり本当に別れてしまうんだろうか。
そして今回の犯人は The Wire のプレズボ先生……いったい何でこんなワルになってしまったの先生。でもそれより「SM教師団」って何よ? 「ブリッケル中学」だから学校名じゃないし。何だかイカガワシイ想像をしてしまいそうなんだけど。