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csi_miami:s07:145_and_how_does_that_make_you_kill

CSI: Miami - Season 7, Episode 3

#145 And How Does That Make You Kill?

  • 邦題:「刃」
  • 脚本:Tamara Jaron
  • 監督:Sam Hill
  • 初回放映:2008-10-06

事件概要

チェルシー・マーシュ

16歳のチェルシー・マーシュが頭部を刺されて死亡する。母親のレイチェルは精神科医で、デルコのカウンセリングを担当していた。マーシュ医師は自宅でカウンセリングを行っており、郡と契約して犯罪前歴者の治療などを行っていた。

現場は医師が治療に使っているオフィスで、チェルシーは出入りを禁じられていた。体内からは大量の薬物が検出され、どうやらオフィスに忍び込んで処方箋を偽造し、向精神薬などを買っていたらしいとわかる。チェルシーは患者の一人、シェーンと交際するようになり、転売目的で薬を渡すなどしていた。

不審な女性が目撃され、身元を突き止めてみると、美容師のパム・ダシェルとわかる。離婚調停中の夫、エディがマーシュ医師の患者なので、息子の親権を得るために相手に不利な条件を探していたのだった。

その後、デルコはマーシュ医師から「診断ファイルが盗まれている」と相談を受ける。ファイルを盗んだ犯人とチェルシーが鉢合わせして争いになった可能性があるため、デルコがキャビネットの指紋を調べると、エディのものであった。エディは、息子の親権が気になってファイルの内容を見ただけで、犯行当時は息子と一緒だったと主張する。

話を確認するために美容院に赴いたホレイショは、パムが使っているハサミに注目する。その形はパムの傷の形と一致し、調べてみると脳の一部が発見される。パムは仮釈放中のエディが公正したとは信じられず、エディに有利な診断をしているマーシュ医師を恨んでいたが、間違ってチェルシーを殺害してしまったのだ。

レイチェル・マーシュ

チェルシーの事件が解決した直後、マーシュ医師が自宅前で射殺される。現場には息子(チェルシーの兄)のジャスティンがいた。ジャスティンは、シェーンに頼まれてファイルを盗んだことを認める。シェーンは自分の素行を親に知られないよう、警察に押収される前にファイルを手に入れようとしたのだった。

結局ジャスティンもシェーンも殺人とは無関係と判明。デルコとカリーは患者のファイルを精査し、「マーシュを殺す夢を見ている」というニック・バーナムの記述に注目。ニックの銃が犯行に使われたものとわかり、ニックは逮捕される。バーナムは殺人を犯す夢を見続けることに悩み、マーシュ医師に面談を延期されたことに怒って医師を殺害してしまったのだった。


感想

今回の被害者は精神分析医とその娘。デルコの主治医ということなので、捜査に関わって良いのか疑問。前シーズンで、デルコのカウンセリング内容がリークされているという話があった(「シークレットディスク」)が、あの後主治医を変えたようだ。なのに今回も診療ファイルを盗まれている。デイド郡には安全なクリニックはないのか!?

それにしても、犯罪歴のあるクライアントも多いというのに、年頃の娘のいる自宅でカウンセリングって、少し無防備すぎないだろうか。

さて、診療ファイルを盗んだ犯人はすぐに判明し、ファイルも戻って来るのだが、守秘義務で守られているので内容を調べるには令状が必要。しかしデルコは「待っていられない」と捜査を強行する。「別の証拠につながれば良いんだ」と言うのだが、いいのかな? 令状なしでファイルを調べるのが違法捜査なら、そこから間接的に得られた証拠も「毒樹の果実」なわけで、やはり違法な証拠ということになりそうだけど……。

これは証拠云々より、カリーにデルコのファイルを読ませるための口実という感じ。カリーはデルコのファイルを見て、彼が「将来は結婚したい……できれば、カリーと」とか言っているのを知ってしまう。結局、無理をしてでもこの場面を描きたかった、ということなのだろう。つまり今シーズンはカリーとデルコのラブストーリーを進めていくということ。命がけでカリーに尽くしたジェイクがちょっと気の毒な気もする。


使用楽曲

  • “Number Two” by Style of Eye

Yoko (yoko221b) 2010-08-07, 改訂 2014-05-06

csi_miami/s07/145_and_how_does_that_make_you_kill.txt · Last modified: 2020-04-10 by Yoko