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CSI: Miami - Season 7, Episode 13
#155 And They're Offed
- 邦題:「不敵な微笑み」
- 脚本:Barry O'Brien
- 監督:Matt Earl Beesley
- 初回放映:2009-01-19
事件概要
ロバート・バニヨン
競馬の試合中に、馬主のロバート・バニヨンが貴賓室で殺害される。
競馬場では、ビリー・ガントリーという少年が保護される。父親が競馬場で獣医をしているが姿が見えないと言い、ウルフの名刺を持っていたことからホレイショが自宅へ送ることになる。だが自宅へ行ってみると、父親のマークとウルフが何者かと格闘中。その男の肩にロシアン・マフィアのタトゥーがあったことから「イワン・サーノフの手下か」と言うと、男はガラス片で動脈を切り自殺。
マーク・ガントリーは、ギャンブル依存症から立ち直ろうとしたウルフを助けてくれた相談役で、その縁で時々ビリーの面倒をみていたという。今回もマークから「面倒が起きた」という相談の電話を受けて駆け付け、マフィアとの争いに巻き込まれたようだ。自殺した男は、ロシアから入国したばかりのニコライ・ブリンクスと判明。書類に記載されていた身元保証人は、イワン・サーノフだった。
マークの衣服からはコカインが検出されるが、検査してみるとマーク自身はコカインを摂取していないとわかる。マークは、以前大穴に賭けて借金を作り、借金を帳消しにすることと引き換えに、馬をコカインを使って不調にするようにサーノフから強要されたという。しかしマークは馬を傷つけることができず、そのためブリンクスが現れたのだった。
検死の結果、バニヨンを殺害した凶器は、家畜用のボルトピストルと判明。厩舎からボルトピストルが発見され、シカゴから来ていた競馬ビジネス経営者のウェイン・タリーの物とわかる。ボルトピストルはタリーのトレーラーから盗まれたもので、現場にあった馬券から、犯人は「地見屋」(落ちている当たり馬券を拾い集めて換金する者)のスコット・アギラーと判明。
バニヨンの所有する競走馬、バックドラフトは以前アギラーの馬だった。バニヨンはバックドラフトが名馬であると見抜いていたが、わざと「駄馬」と評して買い叩いたが、いざデビューすると何度も優勝し、だまされたと知ったアギラーはずっとバニヨンを恨んできたのだった。
ホレイショはマークを囮に使って八百長話を持ち掛けさせ、イワン・サーノフを見事逮捕。サーノフはホレイショに向かって「お前のチームは崩壊し始めている」と口にする。その頃、カリーやウルフたちの姿をひそかに監視し、カメラに収める者の姿があった。
感想
ロシアンマフィアの再登場。ここでイワン・サーノフが逮捕されるが、まだこのままでは終わらない様子。チームの面々が何者かに監視されて写真に取られている。何だかシーズン4の終盤あたりの展開を思い出すなぁ……サーノフが逮捕されても、その手下たちがホレイショと彼のチームを狙っているようだ。これが13話なので、今までのパターンからすると、この勢力が次に出て来るのはフィナーレあたりだろうか。
そして、何話か前でウルフが学校に送って行った少年の身元が判明。ギャンブルを止めるための自助グループ(何と呼ぶのだろう、断薬会・断酒会というから、断賭博会?)でスポンサー(相談役)になってくれたガントリーの息子だった。うーむウルフリア充化、ではなかったか。
ラストでは、カリーが調教師のテランスと乗馬デートを楽しむ一方、デルコがカリーへ好きなトリュフチョコをプレゼントに持って来る。でもそのチョコ、マイアミでは手に入らないはずでは? (まさか証拠品を持って来たのか?)