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csi_miami:s07:167_seeing_red

CSI: Miami - Season 7, Episode 25

#167 Seeing Red

  • 邦題:「赤い対決」
  • 脚本:Barry O'Brien
  • 監督:Joe Chappelle
  • 初回放映:2009-05-18

事件概要

ジェフ・ハリス、グレゴリー・カスパロフ、イワン・サーノフ

刑務所で食事中のイワン・サーノフが突然倒れ、救急車で搬送されるが、その途中で車が突っ込み進路を妨害し、サーノフを脱獄させてしまう。

サーノフが収監されている間、ロシアン・マフィアを指揮しているのはNo.2のカスパロフ。そこにはイェリーナが潜入中だった。ホレイショは口実をもうけてイェリーナを逮捕し、事情を聞く。サーノフは獄中からも組織を動かしていたが、最近銃の密輸に失敗し、影響力が低下しているという。

サーノフが逃走した現場の弾道を詳しく調べてみると、サーノフは警備の警官の銃を奪い、味方であるはずのマフィアに対しても発砲していたことがわかる。サーノフは脱獄したのではなく、マフィアが彼を殺すために連れ去ったのだ。その頃、釈放されたイェリーナはカスパロフからサーノフを殺すよう命令を受けていた。

カリーは、パトカーの車載カメラの映像を調べ、進路を妨害した車にデルコの実父、シャローヴァが乗っていることを知る。デルコはひそかにシャローヴァに接触し、組織の命令で仕方なく関与したことを知り、組織を抜けようと説得する。

一方、逃亡したサーノフは医師を脅して傷の手当てをさせていた。その時にサーノフが捨てて行った包帯から、彼がファイトクラブにいたことがわかる。サーノフは、ファイトクラブを通じてホレイショに連絡を取り、カスパロフを逮捕するための協力を申し出る。

イェリーナからの連絡で、カスパロフらが銃の強奪を企てているとわかり、ウルフが現場に向かう。しかしそれはイェリーナをスパイと見抜いたうえでの陽動作戦で、本当の狙いはデイド署の武器庫だった。彼らは、以前に密輸しようとして押収された銃を取り戻そうとしていたのだ。武器庫では激しい銃撃戦が起き、カリーはデルコがシャローヴァとともに現場から逃走する所を見てショックを受ける。

ホレイショはイェリーナからの緊急連絡を受けてカスパロフのバーへ向かう。そこではサーノフがカスパロフに致命傷を負わせていた。カスパロフは、もはや助からないと観念して自殺。サーノフはイェリーナを人質にして逃走するが、ホレイショが追い詰めて射殺。

デルコとシャローヴァが逃走した車は、エヴァグレーズで発見される。中にいたのはシャローヴァだけ。カリーは「自分が撃ってしまったのではないか」と思い悩みながらデルコの捜索を続ける――。


感想

冒頭でロシアン・マフィアのイワン・サーノフが脱獄。食事に毒を盛られて倒れ、救急車で搬送される途中でお約束の襲撃に遭い、まんまと逃げられてしまった。そこでサーノフのお勤め中に組織を仕切っているNo.2のカスパロフに会いに行くと、そこでは何とイェリーナが潜入捜査中。

ああなるほどねぇ~と、ちょっと納得。前回エピでジュリアを強引に退場させたのは、フィナーレでイェリーナを出すという、一種の予告だったのだろうかと思った。主人公の傍らに複数の女性を配置してはいけないという決まりでもあるのか、これまでもイェリーナが活躍/再登場する時には、それと入れ替わるようにレベッカ、スージー、マリソルなどの女性が退場するというパターンが続いてきた。でも実際、イェリーナの方が堂々とヒロイン然としていて、ホレイショとの息も合っているのは確か。

一方、ロシアン・マフィアの他のメンバーはデイド署の武器庫を襲撃し、押収された武器を奪い返そうとする。SWATチームが出撃し、ウルフやカリーも加勢するが、彼らの前にはシャローヴァとともに車で逃亡するエリックの姿が!

エリックは行方不明。怪我をしてどこかをさまよっているらしい。「私が撃ってしまったかもしれない」とカリーが苦悩する……という場面でで次シーズンへ続く。

Yoko (yoko221b) 2010-10-19, 改訂 2014-07-06

csi_miami/s07/167_seeing_red.txt · Last modified: 2020-04-10 by Yoko