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CSI: Miami - Season 8, Episode 7
#174 Bone Voyage
- 邦題:「CSI:トリロジー」
- 脚本:Barry O'Brien
- 監督:Sam Hill
- 初回放映:2009-11-09
事件概要
アシュリー・タナー、サマンサ・マシューズ
22歳でモデル死亡のアシュリー・タナーが失踪する。母親の訴えを聞いたホレイショが捜索を開始し、アシュリーの車を発見。中には誰もおらず、鈍器で頭を殴られたような血痕が残っていた。足取りを調べた結果、アシュリーは自称モデルエージェントのジミー・バリスとともにホテルの部屋にいたらしいとわかる。
その後、アシュリーのカードが使われたことがわかるが、使ったのはマデリンとタイラーという男女2人連れ。2人はカードを拾ったと言い、その周辺を調べたところ、切断された腕と脚が発見される。腕はアシュリーのもので、生きたまま切断されていた。脚は別人のものですでに腐敗していた。ジェシーは腕の防御創を見て、凶器はタイヤレンチと判断。
脚の方には塩とプルトニウムが付着しており、核実験が行われたネバダ州のものと思われた。そこでラスベガスのCSIレイモンド・ラングストンとテレビ会議を行った所、脚の持ち主はやはりモデル死亡のサマンサ・マシューズと思われた。ラングストンがマイアミへ飛び、合同捜査が始まる。
ラングストンは脚の切断面を見て、凶器は業務用の肉切り包丁だろうと判断。その線から、ステーキハウスのシェフ、ネイサン・コールが浮上。ホレイショとラングストンは、コールの店で人間の血痕が付着した包丁を発見。DNAは同定できなかったが、コールがサマンサと同じC型肝炎のウィルスに感染していることがわかり、コールの犯行が裏付けられる。サマンサはエジプト旅行で感染しており、それが遺体を切断した際に血液を介して感染したのだ。
コールは「ゼータス」という組織の元メンバーで、組織からの指示で遺体を切断しただけだと主張。だが具体的なことについては口を閉ざす。
ウルフ、ウォルター、ジェシーの3人はエバグレーズで熊に襲われそうになりながら捜索を続け、アシュリーの脚を発見。その脚はサマンサとは違い、慣れていない人間が何度も傷をつけた痕跡があった。そのせいで犯人は汗をかいており、検出された汗のDNAから、犯人はジミー・バリスと判明。バリスは「自分は切断しただけで殺しも遺棄もしていない」と主張し、背後にやはり「ゼータス」がいるらしいとわかるが、やはり組織の報復を恐れて詳しいことを話そうとしない。
その頃、マデリンはタイラーに怯え、ガソリンスタンドのトイレに「彼に殺される」というメモを残していた。
感想
いよいよトリロジーだが、マイアミ編を見終わった現時点での感想はというと、この後の展開がすっごく気になる!という感じではなかったので、続きはNYを借りる時でいいかな。
数年前のマイアミとNYのクロスオーバーはすごく興奮してドキドキしながら見たものだけど……。正直、今回のラングストン博士出演は「ゲスト出演」の域を超えていなかったように思う。印象としてはむしろCSI:NYに「コールドケース」のスコッティが出演した時に近い。ラングストン博士、キャラとしては良いと思うのだが、「ベガスCSIのラングストン」がまだそこまで深く根を下ろしていないので……来たのがキャサリンだったら印象はどうだっただろう。
それに、ウォルターやローマンがラングストンを前にして興奮している様子なのも、ちょっとどうだろう。それだけ有名人で尊敬されているということなのだろうけど、ちょっと「視聴者置いてけぼり」に感じてしまった。身内同士でワーキャーするのはいい加減にして仕事しなさいよ、とか思ってしまうので。ただしこれは、私がまだベガスのシーズン10を見ていないせいなのかもしれない。
で、こちらの事件は一応解決するわけだが、背後に「ゼータス」という犯罪組織の存在があるらしい。そして、被害者アシュリーのカードを使った女性も、ただバッグを拾っただけではなく何らかの犯罪に巻き込まれている様子。こちらの話が「ゼータス」につながるかどうかは、まだわからない。という所でNY篇(シーズン6)に続く。
ラングストン教授はさすがの存在感で良かったと思うが、ちょっと教授の存在に頼りすぎたかな。
ところでホレイショはキャサリンからラングストンの評価を聞いた時、ウォリックのことでお悔やみを直接言ってなかったのだろうか。