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CSI: Miami - Season 10, Episode 4
#217 Look Who's Taunting
- 邦題:「眼球の絶叫」
- 脚本:Krystal Houghton Ziv
- 監督:Marco Black
- 初回放映:2011-10-16
事件概要
ニッキー・サバーノ
行方不明の妹を探す女性、ジェニファー・オルセンに誘拐犯を名乗る男から電話がかかる。男は「アントン・ルドー」と名乗るが、マイアミにアントン・ルドーは一人しかおらず、すでに死亡していた。ホレイショはルドーが埋葬されている墓地に向かい、そこで若い女性の遺体を発見するが、それはジェニファーの妹アンジェラではなかった。被害者は身体中傷だらけで、両方の眼球を摘出され、代わりにガラスの義眼を入れられていた。現場には裸足の足跡が残っていた。
被害者に癌の治療薬の副作用が見られたことから身元がわかる。リバティシティを根城にする売春婦のニッキー・サバーノで、無料クリニックで治療を受けていた。アンジェラも父親と確執があり、家出して売春をしていたという。客から暴力を振るわれたニッキーを病院に連れて来たのはアンジェラだった。
ニッキーの眼窩に入れられていた義眼は、動物の剥製に使用するだった。デルコらは遺棄現場に近い狩猟場を捜索し、デニス・ケンプを逮捕。だがデニスは、ニッキーの遺体を発見し、両目がないことに気づいて「直してやった」のだと言う。デニスはその時、別の若い女性が口にテープを貼られて連れ去られるところを目撃していた。
一方ナタリアは、ニッキーに暴力を振るったと思われる客を逮捕し、犯行を証明するためクリニックにニッキーの治療記録を要求。その時に、医師のエステバン・ナバロが裸足のような5本指のついたランニングシューズをはいていることに気づき、その場でエステバンを逮捕。
警察はニッキーの目の縫合跡がエステバンの縫い方と同じであることを根拠に捜索令状を取るが、捜索の直前に警察の監視委員会から横やりが入る。裁判所の中止命令を持って現場に現れたのは、元執行官で現在は監視委員会の調査官をしているオーシェイだった。エステバンの父親で、デイド郡の財政を握っていると言われる開発業者のディエゴ・ナバロが手を回したものと思われた。
捜索ができなくなったため、ウォルターはエステバンのランニング経路を調査。エステバンはGPS付きの歩数計でランニングのコースや速度などを記録してインターネットに公開していたのだ。ランニングの途中で不自然に停止している地点があり、そこがアンジェラの監禁場所ではないかと思われた。ホレイショとデルコはその地点で救急車を発見、そばの廃ビルに突入して無事にアンジェラを救出する。エステバンは女性たちを誘拐し、救急車で運んでいたのだった。
だが指紋などエステバンにつながる証拠は発見されず、アンジェラも顔を見ていなかったため、エステバンは釈放される。ディエゴが現れ、ホレイショに買収をほのめかすが、ホレイショは「息子は俺が逮捕してやる」と門前払い。
その後、エステバンはジェニファーの携帯電話に電話し「次は通報できないように姉妹まとめてさらってやる」と脅すが、電話に出たのはホレイショだった。
感想
前シーズンの「戦慄の瞳」を思い出す、クリマイ風猟奇殺人のお話。しかも今回だけでは解決せず、犯人は野放し。快楽殺人犯であるから、きっとまた誰かを手にかけるのだろう。事件と直接関係なかったけど、剥製のおじさんも不気味で良かった。そして容疑者の父親役で登場するのが「24」のトニー・アルメイダことカルロス・バーナード。前回に続いてゲスト陣が豪華だ。この親子との対決が今シーズンのストーリーアークになっていくのだろう。でもエステバンと親子には見えないな。兄か、せいぜい叔父という所ではないか。
そして元執行官のオーシェイが再登場。シーズン5の「マイウェイ」と「黒い手帳」に登場して以来だから、5年ぶりくらいかな。今はもう執行官ではなく、警察の捜査活動を調査するオンブズマンみたいなことをやっているようだ。この人もまた登場してホレイショたちの邪魔をするのだろう。
内容とは関係ないけど、「デイド郡」を変換しようとしたら「泥土軍」になってしまって笑った。泥にまみれて証拠を探すCSI軍団。