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CSI: NY - Season 3, Episode 1
#48 People with Money
- 邦題:「富に溺れて」
- 脚本:Pam Veasey, Peter M. Lenkov
- 監督:Rob Bailey
- 初回放映:2006-09-20
事件概要
サム・マクファーランド殺害事件
マック、ステラ、リンジー、フラック刑事担当。金融企業に勤めるサム・マクファーランドがブルックリン・ブリッジで腹部を刺されて殺害される。そばにはバラの花とエンゲージリングがあり、向こう岸の夜景にはビルの照明で作った「MARRY ME(結婚してください)」の文字があった。どうやら被害者は、誰かにプロポーズしたらしい。
凶器になったのは自由の女神のキーホルダーだったが、それは事件の少し前に橋から身を投げて自殺した女性の遺留品と判明。時系列から考えて、自殺女性の遺品がたまたま犯行に使われたものと思われた。
被害者には博物館に勤務するエリカ・ランカスターという恋人がいたが、プロポーズの相手はエリカではなく、妊婦ストリッパーのドリーだった。ドリーはプロポーズされて断ったことは認めたが、殺害は否定する。一方、エリカにも動機と状況証拠はあるが決定打に欠ける。
現場写真を再度検討すると、「MARRY ME」の文字の一部が欠けていることがわかる。その部屋はサムのオフィスで、事件当時そのオフィスにいたのは、サムの雇い主でエリカの父でもあるデニー・ランカスターだった。デニーはサムがストリッパーと交際していることを快く思わず、別れさせようとしていた。サムがドリーにプロポーズしたことを知り、口論するうちに争いになって、キーホルダーで刺してしまったのだ。
ヴァネッサ・メイ殺害事件
ダニー、ホークス、エンジェル刑事担当。裕福な女性ヴァネッサ・メイが自宅のペントハウスで死亡していた。両手にクッションを装着し、身体には何箇所も痣があった。
ヴァネッサと親友のマーゴは、前夜ドラッグパーティで盛り上がり、お互いのボディガードを闘わせ、それに1万ドルもの大金を賭けていた。ボディガード同士のファイティングの後、ヴァネッサとマーゴは本人同士のファイティングに突入、手にクッションを着けて殴り合っているうちに、ヴァネッサが倒れた拍子に頭を打って死亡したのだった。
感想
バンジーセックスとマック・テイラーの情事の後、というダブルパンチで幕を開けたシーズン3。今季は「恋愛/セクシー/馬鹿セレブ」路線でいきますよ、という宣言なのだろうか。
このところ、連続ストーリーや、1話1事件のドラマを主に見ていたので、1話2事件のペースになかなか追いつけなくて。「何だかガチャガチャ動き回るだけで終わってしまったなぁ」という印象しか残らなかったのが残念。これも「慣れ」なんだろうとは思うものの、ストーリーの「核」を掴みきれず、漫然と見ているうちに何も心に残らず終わってしまった感がある。せっかくのシーズンプレミアなのに。
さて、今回からセミレギュラー(Recurring)として検死官のペイトン・ドリスコル(マックのお相手)とエンジェル刑事が登場。ペイトンは、落ち着きがあるプロフェッショナルな大人の女性で、キャラとしては良いと思うのだが、マックとのお付き合いの経緯がよくわからず、何だか唐突な気がした。エンジェル刑事はまだキャラがよくわからないが、男性キャラのそばに「いるだけ」でなく刑事らしいところを見せてくれることを望みたい。それにしても、NY市警の刑事は美男美女が多すぎませんかね。
— Yoko (yoko221b) 2008-02-17