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CSI: NY - Season 3, Episode 14
#61 The Lying Game
- 邦題:「ライアー・ゲーム」
- 脚本:Wendy Battles
- 監督:Anthony Hemingway
- 初回放映:2007-01-24
事件概要
クエンティン・コンラッド
ステラ、ホークス、フラック刑事担当。ホテルの男性トイレで、セクシーな衣装を身に着けた女性の遺体が発見される。だが、大柄な女性と思われたその被害者は、実は女装した男性と判明。事件当日、ホテルでは貿易団体のパーティと『ディーヴァ・ミュージック・マガジン』という雑誌の創刊記念パーティが開かれており、被害者は後者のパーティのショーに出演したドラァグ(女装)・クイーンのクエンティン・コンラッドだった。
クエンティンは、ショーでの出演を終えた後、1時間ほどバーにおり、その後貿易団体のパーティに行ったことがわかる。そして、そのパーティに出席していた下院議員のガースと何か言い争ったという。
被害者の爪から採取した皮膚のDNAを調べると、数年前にコネティカットで発生した未解決レイプ事件の物と一致することがわかる。その事件は、クエンティンの姉サラが被害者になったもので、ガース議員(当時は選挙スタッフ)が容疑者となったものの、サラが「彼ではない」と言ったためDNA鑑定もされず、事件は未解決のままになっていた。
ステラとフラックは首尾よくガース議員のDNAを手に入れ、やはり議員がレイプ犯だったことを確認するが、クエンティン殺害に結びつく証拠はない。ステラは、被害者を殺害したトイレが清掃直後で、水に漂白剤が含まれていることに注目する。血液反応の検査に使用するルミノールは、漂白剤にも反応するからだ。ルミノールを使って、現場から水の垂れた跡をたどったところ、クエンティンとバーで出会ったというクラークの部屋にたどり着く。
クラークは、クエンティンを女性と思い込んで意気投合したが、実は男性だということで同僚から笑われてしまった。それで気分が悪くなり、トイレで口をゆすいでいたところへ、間が悪くクエンティンが現れて性的なジョークを言ったため、怒りが頂点に達したクラークはクエンティンを羽交い絞めにし、便器に顔を突っ込んで溺死させてしまったのだった。クエンティンのイヤリングには、クラークの指紋が残っていた。
ロバート・ギャラガー
マック、ダニー担当。凍結防止のため路上に塩を撒くトラックの中から、男性の遺体が発見される。被害者は「スイート・エクストリーム」という会社の経営者、ロバート・ギャラガー。傷口に付着していた物質から、ロバートを殴り殺した凶器は彼のオフィスにあったスケートボードと判明。ロバートは自分のデスクで殺害され、ゴルフケースでトラックまで運ばれたのだった。
社員のクロスとラドニックはそれぞれ、スポーツジムとマーケティングセミナーに行ったというアリバイを主張。遺体とともに発見されたゴルフボールから、製薬会社に勤めるデイナ・ヘインズの存在も浮上するが、彼女も「瞑想のクラスに行った」というアリバイがあった。だが、アリバイを詳しく調べてみると、ラドニックのマーケティングセミナーとデイナの瞑想クラスは架空の存在であったと判明。この2人は、不倫を隠すために「アリバイ工作サービス」を利用していたのだった。クロスもジムへ行った後に犯行を行うことが可能であった。
凶器のスケートボードからは、硫酸マグネシウムが検出される。それは、クロスが行ったというジムの浮遊タンクで使用されるものだった。クロスは、ラドニックが「マーケティングセミナー」に行ったことを知り、自分のことはいっこうに認めてくれないギャラガーがラドニックを優遇していると誤解し、怒りにまかせて殴り殺してしまったのだった。
感想
どっちの事件も無茶苦茶な動機。こんな理由で殺人されたんじゃたまりませんな。ちなみにアリバイサービスって実際にあるらしい。
大柄な女性かと思ったら実は元男性。こういう役は男っぽい顔立ちの女優さんが演じることが多いのだが、今回クエンティン役のCandis Cayneは本物の性転換者とのこと。さすがに骨格が違うなぁ~。冒頭のダンスシーンは素晴らしい。でもそれくらいしか印象に残ってないわ。
そうそう、今回はリンジーがモンタナへ帰る場面があったんだっけ。そろそろ隠し切れなくなってきていたものね。