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csi_ny:s04:077_boo

CSI: NY - Season 4, Episode 6

#77 Boo

  • 邦題:「呪われたハロウィン」
  • 脚本:Peter M. Lenkov, Daniele Nathanson
  • 監督:Joe Dante
  • 初回放映:2007-10-31

事件概要

ギル・ダンカン、エイミー・ダンカン、トミー・ダンカン、チャーリー・ダンカン

ダニー、リンジー、ホークス担当。ロングアイランドのアミティヴィルで、ダンカン一家のうち四人――父親ギル、母親エイミー、息子のトミーとチャーリーが射殺され、幼い娘のローズが行方不明になるという事件が発生。地元警察は飛行機事故の現場に駆り出されているため、ダニーとリンジーが捜査に出向く。その家では、31年前に当時住んでいたビル・ウィレンズが銃で自殺し、2日後にやはり幼い娘が行方不明になるという事件が起きていた。

ダニーとリンジーは、現場を調べ始めたところで壁の中から物音がすることに気づき、隠し部屋に隠れていたローズを救出し、病院に運ぶ。その後リンジーは見知らぬ老女に襲われ「出て行け」と警告される。

事件は、当初ギル・ダンカンが銃で家族全員を射殺し、最後に自殺したものと思われたが、弾道を精査した結果、ギルは至近距離ではなく少し離れた位置から撃たれていた――別の犯人がいたことがわかる。病院で手当てを受けたローズは、「犯人」の姿として恐ろしいモンスターの絵を描いていた。

2人は、銃に付着していた樹液を手がかりに屋根裏部屋へ上がり、そこでシャツと古い血痕を発見する。

リンジーが老女に襲われた傷口のDNAから、その女性は31年前に自殺したビル・ウィレンズの妻ベティと判明。ベティには失踪した娘の他にヘンリーという息子がおり、ヘンリーは現在仮釈放中。ヘンリーの逮捕写真には、ローズが描いた「モンスター」にそっくりのタトゥーが背中一面に彫られていた。

ヘンリーは現在動物管理局に勤務し、犬の捕獲を仕事にしていた。その中に、GPS付きの首輪を装着した珍しい種類の犬がいることがわかり、信号を追跡。ヘンリーは事件現場のダンカン邸にいた。ダニーとリンジーは現場へ向かい、ベティとヘンリーを逮捕。ヘンリーが持ち出そうとしていたスーツケースには、子どもの白骨死体が入れられていた。

ビル・ウィレンズは銃を愛好しており、ヘンリーはそんな父を慕って父の死後に銃を触っていた。そこに妹のエリシャが現れ、ヘンリーは妹を誤って撃ってしまう。ベティはエリシャの遺体を床下に隠して行方不明だということにした。館はそのまま空き家になっていたが、呪いや伝説を気にしないダンカン一家が引っ越し、改築の予定を立てたため、エリシャの遺体が発見されることを恐れてヘンリーが回収に向かう。

ヘンリーは、一家がハロウィーンのため出かけて留守になる時を見計らったつもりだったが、息子が腹痛を起こして予定より早く帰宅。一家に見咎められたヘンリーは、パニックを起こして銃を乱射して一家を殺害し、銃を置いて一家心中に見せかけたのだった。

デクスター・ネビンス

マック、ステラ、フラック刑事担当。ゾンビの姿に仮想してミッドタウンを練り歩くという「フラッシュ・モブ」の騒ぎの中で、男性が死亡。当初、モブの参加者だと思われていたため、余興での死んだふりだと思われていた。

男の手には、棺桶の素材として使用されるジュート麻が付着していた。また、夜中に墓堀人が「ゾンビに襲われた」と通報していたことから、被害者はその墓に埋葬されていた移民弁護士、デクスター・ネビンスと判明する。棺の中にはブードゥー教の呪術人形が入れられていた。その人形を入れたのは呪術師のジョセフィン・デラクロワで、彼女はデクスターが死者の蘇りに興味を示していたと言う。

デクスターの死因は硬膜下血腫と判明するが、目撃証言による死亡時刻が3時間前であることに対し、体温から割り出した死亡時刻は8時間前。つまり一旦死亡した後で蘇り、改めてもう一度死亡したという可能性が生じる……。

しかし、フグ毒のテトロドトキシンが検出されたことと、デクスターの妻ソフィアが酸素供給装置を購入したことがわかり、デクスターが保険金目当てに死を偽装し、その後ジュート麻の棺桶を破って脱出しようとしたらしいということがわかる。死亡診断書を書いたバージェス医師の自宅へ向かうと、そこには仮死状態で横たわるバージェスとソフィアの姿があった。

デクスターとソフィアは偽装死による保険金詐欺を企み、バージェス医師と共謀して埋葬と脱出の手はずを整えたが、土壇場でソフィアはバージェスと通じて夫を裏切る。自力で脱出したデクスターは、医師の自宅で2人の情事を目撃し、怒って2人にテトロドトキシンを打つ。だが医師が最後に反撃してデクスターを殴打。殴られたデクスターは外に逃げ出し、フラッシュモブに巻き込まれる形でさまよい歩くうち死亡したものと思われた。


感想

ハロウィンエピですね~。マイアミには何度かあったけど、NYでは初めてかな?

このエピソードが放映された週(2007年10月末)のラインナップを見てみると、けっこうすごい。私がチェックしているシリーズだけでも、

  • 10/29 CSI:マイアミ「怪奇日食」
  • 10/30 BONES「ハロウィーンの悪夢」
  • 10/31 CSI:NY「呪われたハロウィン」
  • 11/1  CSI「本当になったホラー映画」

もう連日ハロウィン/ホラーねたばっかり。:-/

リンジーは、このところラボに閉じこもっていたのだが(中の人の事情かな?)、久しぶりに現場復帰。こちらの事件は、ヘンリーのタトゥーで「モンスター」の正体が明らかになる所がポイントだと思うのだが、肝心のその場面は予告編ですでに明かされてしまっていた。もう予告編は見るの止めようかな。

事件現場となった「アミティヴィル」は、ホラー映画「悪魔の棲む家」の舞台。原作になったジェイ・アンソンの『アミティヴィルの恐怖』は「実話」というふれこみだったが、実際はかなりの部分が創作であるとのこと(それはまぁ、そうでしょう)。


使用楽曲

  • “Paper Money” by Soulsavers(マックが被害者の頭部を調べている場面)

Yoko (yoko221b) 2010-01-18

csi_ny/s04/077_boo.txt · Last modified: 2024-02-26 by 127.0.0.1