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csi_ny:s04:079_buzzkill

CSI: NY - Season 4, Episode 8

#79 Buzzkill

  • 邦題:「誤算の果て」
  • 脚本:Jill Abbinanti
  • 監督:Jeffrey Hunt
  • 初回放映:2007-11-14

事件概要

ジェナ・ドノヴァン

ステラ、リンジー、フラック刑事担当。マティーニの宣伝イベントに多数のテニスボールが撃ち込まれ、モデルのジェナが死亡する。ジェナが巨大なマティーニグラスに飛び込んだところ、テニスボールで破壊された電飾のケーブルがマティーニに入って感電死したものと思われたが、後の検死で死因は肺水腫とわかる。感電する直前に死亡していたのだった。

テニスボールを投げ込んだのは、別のビルにある運動科学研究所に勤務するニックで、アルコール依存を克服するため禁酒中なのに、毎週のようにマティーニのイベントを見せつけられて我慢できなくなり、テニスボールマシンでボールを連打したのだった。

その後、ジェナの持ち物からドラッグが発見され、彼女がドラッグ入りのキャンディを売りさばいていたことがわかる。ドラッグの売買をめぐってジェナと争った女性がいたこともわかるが、肺水腫の原因は争ったための打撲傷ではなく、イルカンジ・クラゲに刺されたためとわかる。

このクラゲは淡水の中では生きられない。何者かがビーチボールの中に海水とクラゲを入れていたのだ。そのビーチボールを調べた結果、男女2人のDNAが検出される。ビーチボールにさわったのは、イベントを企画した広告会社のバーンズとリアだった。リアは宣伝イベントのアイデアを出したのに、バーンズに手柄を横取りされて彼を恨んでいた。そこでビーチボールに海水とクラゲを入れ、クラゲがバーンズを刺すようにわざと手渡していた。クラゲは淡水に入るとすぐに死ぬため、他に被害は出ないだろうと思っていたという。だがジェナの腕に落ちた1匹のクラゲが彼女を刺して死に至らしめたのだった。

テッド・バークリー、ブランディ・パーソンズ

マック、ダニー、ホークス、エンジェル刑事担当。現金専用のクラブで強盗事件が発生し、客のひとりが死亡、バーテンダーのブランディが重傷を負う。ダニーは、ブランディの恋人ポールとともに救急車に同乗する。遺留品のDNAを調べた結果、犯人とブランディの間に性的関係があったことがわかり、ブランディは犯人から故意に狙われたという可能性が生じる。

その後、病院のダニーと合流したマックは、担当のムーア医師の挙動がおかしいことに気づく。医師は兄のチャールズを誘拐され、「医療ミスを装ってブランディを死なせろ」という要求を受けていたのだ。ポールはブランディの恋人などではなく、強盗犯の仲間だった。

犯人の遺留品には珍しいコウモリの骨が付着しており、そこからポールが勤めていた標本店が判明。そこへチャールズの携帯電話がポールの自宅で使用されたことがわかり、ダニーらが急行する。彼らはすでにそこにはいなかったが、盗んだ現金を宅配便で他所へ送ったことがわかる。現金が多すぎて箱に入らず、別の箱に入れ替えて送ったらしいとわかり、ダニーはアパートに置き去られた方の箱から宛名を読み取り、アジトを発見。チャールズは無事に救助される。


感想

マンハッタンのような所で夜勤の仕事に就く時にはブラインドと耳栓が必要だということが、よくわかるエピソード。マティーニのキャンペーンにテニスボールがいくつも打ち込まれるのもびっくりだが、その直前にクラゲ毒で死亡とは、何という絶妙のタイミング。クラゲがなくてもモデルさんが感電死していた可能性は高かったわけで、その場合にはあの巨大グラスを設置した責任者も安全管理責任を問われていただろう(その責任者がリアなら、結局同じような結果になるのか)。

テニスボールが当たった跡で、あんな風に弾道が再現できるものなんだろうか(不完全だけど、というフォローはあったけど、それにしても)。それから、フラックは猫アレルギーじゃなかったのか~。

その「弾道」を調べる場面に「デクスター」の看板を発見。SHOWTIMEの番組だが、脚本家ストで番組のストックがなくなった時にCBSでも放送していたと思う。このエピの放送時、それは既に決まっていたんだっけ? これ前回のエピだったら微妙にヒントになったかも。

マックの事件は、あの恋人が最初から怪しい感じだったので、特に意外性はなかったかな。医師がERで携帯電話を使っていたけど、いいのかな? と思った程度か。

Yoko (yoko221b) 2010-01-25

csi_ny/s04/079_buzzkill.txt · Last modified: 2020-04-09 by Yoko