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CSI: NY - Season 4, Episode 18
#89 Admissions
- 邦題:「告白」
- 脚本:Zachary Reiter
- 監督:Rob Bailey
- 初回放映:2008-04-30
事件概要
ロバート・グレッグス
高校の卒業記念パーティが行われている最中に、生徒指導の教員ロバート・グレッグスが理科室で殴打され、薬品を浴びて死亡する。ステラは生徒たちの携帯電話を預かり、アダムに「犯行当時に体育館で誰がどこにいたかを再現してほしい」と依頼する。その学校には、ジェラード警視の娘ナタリーも通っていた。
調べを進めるうち、理科室で麻薬作用のある植物が栽培されていたことや、グレッグスに飲酒癖があり違法カジノに出入りしていたことなどが判明するが、いずれも事件とは無関係とわかる。
アダムは写真を合成して当時の状況を再現することに成功。そこから、生徒のジェシー・カーヴァーがグレッグスとともに体育館を出て行ったことがわかるが、ジェシーは預けてあった車のキーを取りに行っただけだと主張。父親のウォレスは、これ以上の聴取は許さないと強硬に主張し、ジェシーを連れ帰ってしまう。
その後、ナタリーがやはり体育館を離れていたことがわかり、事情を聞くと、ナタリーは以前ジェシーに酒を飲まされてレイプされたことを告白する。誰にも言えずにいたが、ジェシーが別の女子生徒に目をつけていることを知ってグレッグスに打ち明けたのだという。ナタリーはレイプされた時に着ていたドレスを提出する。
ナタリーのドレスからは2人のDNAが検出される。その主はジェシーとウォレスの自称親子――実際は親子でも何でもなく、刑務所で知り合った仲間だった。ジェシーの正体は何と、性犯罪の前科を持つ32歳のハンク・ベッドフォード。童顔で頭が良かったため、高校生になりすまして名門校に入学。その書類は文書偽造の前科を持つウォレスことフランク・ムーアが用意していた。ジェシーはどの学校でもすぐに人気者になったため、女子生徒たちを次々に毒牙にかけていたのだった。
取調べを終えたマックらが事件について話し合っていると、そこに一発の銃声が響く。ジェラード警視がジェシーことハンクを射殺したのだった。
感想
前回のタクシー殺人は、まだ解決しないまま。でもみんな普通にタクシーに乗っているということは、タクシー運転手が容疑者ということはまだ公になっていないのだっけ? 前回のP・J・デイヴィスの先には、もう個人の広告看板は設置されていないのだろうか。ロザリオが何だか意味ありげに映っていたので、それが前回の教会の話と関連してくるのだろうか。うーん、何だか気になるけど今シーズンはあともう3話しか残っていないんだよなぁ……まさか、このネタでクリフハンガー?
タクシー事件についてちらちらと言及は入るものの、メインの事件ではそれとは無関係に自称高校生の連続レイプ犯が登場する。世間知らずで、でも背伸びしたい年頃の女子高生を狙うというのは、まぁわかる。こういう時はえてして被害者の方が責められがちなので、それが怖くて、また恥ずかしくて名乗り出られない――だから、そこにつけ込む悪人が後を絶たないのだろう。しかし、それにしたって32歳で高校生というのは可能なのか……いや、深く考えてもあまり意味ないか。
ジェラード警視は、前シーズンのドブソン事件等に関連して登場した「敵」キャラだが、どうやら今回で退場……かな。