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CSI: NY - Season 5, Episode 8
#100 My Name is Mac Taylor
- 邦題:「私の名はマック・テイラー」
- 脚本:Pam Veasey
- 監督:Rob Bailey
- 初回放映:2008-11-19
事件概要
マック・テイラー
「マック・テイラー」と呼ばれる人物が連続して殺害される。マッカーサー・テイラーは射殺され、マカビー・テイラーは転落死。マカビーの頬には銃で殴られた跡があり、付着した発射残渣はマッカーサーの傷についていたものと一致し、同一犯による連続殺人であると思われた。さらに、CSIのマックもジムで泳いでいる間に荷物を荒らされたため、次の標的は自分ではないかと思う。
マカビーとマックの時、犯人は車のキーに注目していたようだが、マッカーサーはウォーキング愛好家で車は所持していない。証拠は同一犯を示しているものの、犯行の様態はちぐはぐで統一性がない。
マンハッタンに「マック・テイラー」と名乗る人物は23名。警察は残りの「マック・テイラー」たちを署に呼び出して事情を聞き、保護しようとする。
その後、3人目の被害者が発生。今回はマッケンドラ・テイラーという女性で「車のキーを見せろ」と迫られたという。だが犯人は、マッケンドラの車を見て立ち去っていた。
犯人は「マック・テイラー」を狙っていたが、わかっているのは標的の名前と車だけで、顔も年齢も性別も知らなかったのではないかと思われた。最初にマッカーサーを標的と思って殺害したが、その後に人違いであると気づき、その後確認してから殺そうと思った。マカビーは誤って転落死したが、マックの時はキーを見て車種の違いに気づいたのであろう。
マカビーの現場で発見された欠片は、鹿の角で作ったボタンの一部と判明。身元不明女性の血痕が付着しており、表面の部分指紋はマッケンドラ襲撃犯のものと一致する。また、マッカーサーを殺害した銃は、数週間前に起きた駐車場の事務所荒らしでも使用されていた。
ボタンを扱った手芸店を調べたところ、「キタノ・オカ・デザイン」というデザイン事務所が購入していたことがわかる。デザイン事務所にいたデイヴィッド・オカに事情を聞くと、鹿の角のボタンを使用したジャケットはほとんど売れ残ったので知り合いに譲り、パートナーのメリンダ・キタノも姿を消したので事務所をたたむつもりだという。
だが調べてみると、メリンダは行方不明ではなく、ひき逃げ事件で死亡しており、デイヴィッドが現場を目撃していることが判明。そして、駐車場の事務所荒らし事件では犯人が顧客名簿を見たことがわかる。デイヴィッドは車を見たが運転手まではわからなかった。そこで名簿で「マック・テイラー」という名前を突き止め、復讐しようとしたのだった。
該当する駐車場を借りていたのは、記者のマックイン・テイラーで、車を調べると修理された形跡があり、ボタンに付着していたものと同じ女性の血液が検出される。
デイヴィッドは捜査の手が迫っていることを知り、焼身自殺をはかり病院へ搬送される。
感想
100回記念ということで、主人公マック・テイラーを前面にばーんと押し出したエピソード。
ベガスの100話は普通のエピ(チーム解散はその次の101話だった)、マイアミの100話はタイトルだけ「100」が付いていて内容は普通のエピで、それに比べるとこちらはスペシャルだ。マック本人は早めに被害者候補から外れてしまったけど……個人的には、もっとマックが狙われる展開の方が良かったかな(シーズンプレミアで十分かしら)
「マック・テイラー」という名前の人物だけが次々に狙われていくという事件。名前以外は年齢も職業も性別も関係なし。本名マッケンドラ・テイラーという女性まで被害に遭ってしまう。他にもマキャベリ・テイラー、マッキンリー・テイラー、マカビー・テイラー、などなど合計してマンハッタンには23名のマック・テイラーさんがお住まいのようだ。アダムは「半径160km以内」と言っていたけど、これは16kmの間違いだろう。160kmだと北はコネチカットから南はアトランティックシティまで到達してしまい、あまりにも管轄外。16kmならマンハッタンがすっぽり入る程度だ。
そして事件解決後、アダムはデータベースで同姓同名探し。結果は、
- シェルドン・ホークス 3名
- ダニー・メッサー 10名
- アダム・ロス 7名
- ステラ・ボナセーラ 1名
- シド・ハマーバック 1名
- ドン・フラック 6名
とのこと。検索でヒットしたシド・ハマーバックは90歳の女性で、アダムは「シド(検死官)のママかも」と言っていた。シド先生ご本人がヒットしなかったのは、ニュージャージーあたりから越境通勤でもしているのだろうか。6人のドン・フラックのうち2人はドンちゃんとドンパパのはずだが、もしかして3人目はおじい様だったりする? というか、残りの3人もやっぱり親戚でした、とか言われても驚かないよ。
何だか1人足りないような気がするけど、「リンジーは?」「いやー、あれはモンタナにしかいないでしょう」という会話があったのかどうか。
また、今回初登場の女性警視が何気に存在感があった。あの出方からすると、今後も出演しそうだ。