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CSI: NY - Season 9, Episode 1
#181 Reignited
- 邦題:「燃え盛る衝動」
- 脚本:Zachary Reiter, John Dove
- 監督:Jeff T. Thomas
- 初回放映:2012-09-28
事件概要
カーティス・スミス
ビルで火災が発生し、大規模な爆発が発生。マックの友人でもある消防隊長のカーティス・スミスが死亡する。
カーティスの葬儀に参列していたマックは「奴が現れた」という報告を聞き、火災現場のビルへ向かう。そこには、連続放火事件を起こして15年間服役し、仮釈放されたばかりのレナード・ブルックスがいた。レナードはその場で逮捕される。
15年前、レナードは10件の放火事件を起こしていたが、9件目までは証拠がなく容疑者もいなかった。10件目で逃げ遅れた女性を助けようとして、初めて犯人だとわかったのだ。今回の事件も手口はレナードと同じだったが、レナードは犯行を否定し「放火の衝動を抑えようと努力している」と主張する。
リンジーは回収された証拠品から、放火に使用された燃料を特定。それは水と接触すると激しく反応して燃え上がるという特性があり、さらに現場には水風船のワナを仕掛けた痕跡があった。消防士が中へ入ると、風船が割れて水が飛び出し、大爆発を起こすように細工されていた――つまり犯人は、最初から消防士を狙って殺そうとしていたのだ。
その後、また同じ手口で火災が発生し、現場にいたレナードが消防士から暴行を受ける。レナードは住所を書いた紙片を持っていたのだ。だがその紙は放火の予告としてレナードに送られた物であり、彼自身は逆に、スプリンクラーを動かして火を食い止めようとしていたとわかる。
現場に残されたゴム手袋から、放火の前歴があるエヴァ・メイソンの存在が浮上。エヴァはもともと心理学専攻の学生で、放火犯の心理を研究するため、刑務所でレナードに面会したことがあった。放火の細工に使用されたソーイングセットのロゴマークから宿泊先がわかり、行ってみるとそこには誰もいなかったが、パソコンにはエヴァがレナードを殺そうとするライブ映像が流れていた。
エヴァは、レナードが警察に協力したことを知り「裏切った」と非難して焼き殺そうとしていた。だがレナードは隙を見てエヴァに襲い掛かり、窓から飛び降りて負傷するが助かり、エヴァは逃げられず自らの火で焼死する。
感想
マックが負傷し、生死の境をさまよいながらも生還を果たし、半年後に現場に復帰するところで終わった前シーズン。今シーズンのプレミアとなるこのエピソードは「負傷してから半年」ということなので、前回ラストシーンのすぐ後ということになる。
冒頭がNY市警対NY消防団のアイスホッケー試合だったので、この試合のどこで殺人が起きるのだろう……と思っていたら、試合は無事に終了し、マックと一緒に観戦していた消防チーフが呼び出しを受けて火災現場へ出かけて行った。
この火災がどうやら放火で、浮上した容疑者レナードを演じているのが、NUMB3RSのドンことロブ・モロー。これがNUMB3RSの頃とはまったく印象が違っていて、髪型は徹夜明けのチャーリーみたいだし、最初はわからなかった。
結局このレナードは今回の犯人ではなかったわけだが、次回もまた登場するみたい。次もやはり放火の話になるのだろうか。
そしてマックは現場には復帰したものの、銃撃の影響で脳に後遺症が残ってしまったようだ。日常的に使う物の名前が思い出せなくなる、名称失語症という症状が出ているとのこと。この後遺症との戦いと、クリスティーンとの交際が今シーズンのストーリーアークになっていくのだろうか……うーん、どちらも個人的にはあまり関心ないかな。
— Yoko (yoko221b) 2015-08-03