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Dexter - Season 3, Episode 7
#31 Easy as Pie
- 邦題:「友達の条件」
- 脚本:Lauren Gussis
- 監督:Steve Shill
- 初回放映:2008-11-09
概要
ラモンは早期退職を条件に起訴を免れる。
デクスターは、リサ・モートンという女子学生が殺害された事件の現場へ。マスオカは、現場の足跡が靴ではなく靴下の跡であることから、アルバート・チャンという男の犯行だと気づき、「アジア系の恥だ」と怒る。
その話を聞いたミゲルは「エレン・ウルフのような弁護士がどんどん犯罪者を野放しにしているのがいけない」と、エレンの抹殺を提案。デクスターは「彼女は直接手を下すわけではないし、被告人を釈放させるのは仕事だから」と難色を示し、2人は対立。
デクスターは、ガンに苦しむカミラから「終わらせたい」と言われる。カミラは、アイストラックキラーことブライアン・モーサーがデクスターの兄であることを知っていた。
皮剥ぎ犯の捜査はなかなか進展しないため、エンジェルは「アントンがフリーボの行方を知っている」という噂を流し、囮にすることを決める。その作戦は本人に知らせず行われるはずだったが、デボラはアントンに「囮にされているから街を出ろ」と警告。
事件の資料を改めて調べ直したデボラは、すべての事件で犯行前に被害者の家の近くで木が剪定されているという事実を発見する。皮剥ぎ犯は木の剪定士で、木を刈りながら被害者の様子を監視し、タイミングをにらんで被害者を捕えていたのだ。
アントンはデボラの忠告に礼を言い、自分から「囮になろう」と申し出る。2人はそのまま一夜を共にする。
その後、チャンはエレンの事務所に現れたところを警察に逮捕される。ミゲルはエレンが警察に協力したことを知り、「自分は間違っていた」と認め、デクスターと和解する。
デクスターは、病床のカミラに「完璧なキーライムパイ」を届け、兄を殺したことを告白して最期を看取る。
感想
カミラさんのエピソードがとても悲しくて、デクスターには珍しい「泣ける」エピソードに仕上がっていた。小道具のキーライムパイの使い方がとっても上手い。このドラマで、こんな風に静かに、穏やかに死を迎えるというのは、もしかして初めてだろうか? 苦痛から自らを解放し、亡き夫に会いに行くための決断。最後にデクスターは兄殺しを告白する――カミラさんは、デクスターの正体をどこまで知っていたのだろう。どこまで知っていたにせよ、彼女はその秘密を文字通り、墓場まで持って行ってしまった。
ハリー、ブライアン、ドークス、ライラに続き、デクスターが人を殺したことを知る者が死ぬのはこれで5人目。デクスターの秘密を知っているのは、この世ではミゲルひとりだけになった。
そのミゲルとの確執も今回は一回休み。もしかしてミゲルとはこのまま理解しあえる関係になるのだろうか、という可能性を残しつつ次回に続く。
それにしても、毎シーズン7話目でデボラに彼氏ができるのはお約束なのだろうか。そしてクインが日焼けしているのと招待に何の関係が?
— Yoko (yoko221b) 2009-12-06