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Dexter - Season 3, Episode 8
#32 The Damage a Man Can Do
- 邦題:「バタフライ効果」
- 脚本:Scott Buck
- 監督:Marcos Siega
- 初回放映:2008-11-16
概要
ホルモンの影響でリタは機嫌が悪い。
ミゲルは次の獲物として、ビリー・フリーターを選ぶ。ギャンブルで借金を作り、返済の代わりに胴元の用心棒を務め、バットで被害者の頭を叩き割ったが、証拠不十分で訴追は不可能。ミゲルは「今回は自分でやりたい」と言うが、デクスターは承諾しない。
デボラは街中の剪定士を呼び出して事情聴取。話の中で、2番目の被害者を発見したマリオという男が怪しいらしいとわかる。
デクスターは、ミゲルに殺人を任せる決心がつかないまま、フリーターの身辺調査を行う。2人はフリーターの自宅に侵入し、凶器と思しきバットとギャンブルの帳簿を発見する。なし崩し的に計画に同意し、犯行に必要な道具一式を買い揃え、閉鎖されたカジノにビニールを敷き詰めて準備し、ミゲルに段取りをレクチャー。だが、バーでフリーターの行動を監視している時に見知らぬ男がミゲルに挨拶したことを気にして「やはり止めよう」と言う。
デボラは、アントンが正式なCIではなく、クインが嘘を言っていたことに気づく。CIでないなら囮になる義務はないが、デボラは「手続き上のミスで」と言い訳しつつ「もう情報提供をする義務はない」とアントンに告げる。その直後からデボラは急にアントンと連絡が取れなくなり、フラれたと思い込む。
ミゲルは、「フリーボが初めてではなく、以前から続けていただろう」と言う。ミゲルは暴力的な父親を階段から突き落とした時に支配する喜びを感じたという、自らの「心の闇」をさらけ出す。
デボラとクインはマリオを連行して事情を聞くが、マリオはキングの名前を聞いたとたんに脅えだし「ニカラグァに送還して欲しい」と言い出す。怪しいのはキングの方だったのだ。
ミゲルとデクスターはフリーターを襲って作業場に運ぶ。ミゲルはフリーターの胸にナイフを突き立て “Fantastic” と囁く。
デボラはアントンの部屋へ向かうが、自宅には誰もいない。デボラは、アパートの傍の木が剪定されていることに気づいて愕然とする。
デクスターはリタに指輪を渡して仲直り。その頃ミゲルは、弁護士エレン・ウルフのもとを訪れていた――。
感想
デクスター先生の殺人講座は続き、今回はミゲルが実際に手を下すことになる。標的の行動調査、本当に手を出していい悪党かどうかの判断、そして必要な備品の調達。ここまで教えたら、ミゲルは「ベイハーバー・ブッチャー」との関連に気づくのではないだろうか。「ドークスの事件にヒントを得て模倣した」とでも言えばいいのか?
どんな犯罪でも、仲間がいるとエスカレートしがちなもの。子どもの頃から犬殺しやハンティングで少しずつ殺人衝動を飼い慣らしてきたデクスターと違い、ミゲルはもういい大人だし検事という権威を持った地位に慣れている。掟を守るなんてことができるだろうか? できないような気がする。
さて、本筋とあまり絡んでこないので今まであらすじには書いてこなかったが、デボラは内部調査課の巡査部長ユキ・アマドから「クインについて調査したい」と言われていた。どうやら、麻薬課にいた時に同僚が自殺し、ユキはその件にこだわっているようだが、この件はどうなっていくのか。
そして、エンジェルは買春未遂がきっかけで風紀課の女性刑事バーバラ・ジアナと知り合い、どうやら彼女とうまくいきそう? バーバラがエンジェルの電話に出なかったのは、彼の留守電メッセージを聞くためにワザとやっていたのね。
でもアントンは? 彼はワザとではなく皮剥ぎ犯に拉致された?
そしてミゲルはエレン宅を訪れ……これはまさか、やっちゃうのか~~~!
— Yoko (yoko221b) 2009-12-06