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Dexter - Season 5, Episode 8
#56 Take It!
- 邦題:「欲望のままに」
- 脚本:Manny Coto, Wendy West
- 監督:Romeo Tirone
- 初回放映:2010-11-14
概要
デクスターはジョーダンのセミナーに参加して様子をさぐり、コールの殺害計画を立てる。
ラグェルタは、ジャスミンを撃ったのがフエンテスであることを知って安心するが、市長やマスコミに対応するために、誰かを犠牲にして責任を押し付けようと考える。デボラはフエンテスを射殺したことを特に何とも思っておらず、それが問題ではないかと思い悩む。デクスターはデボラに対し、「父さんは、死んでいい人間もいると言っていた」と言う。
ラグェルタは「まだ新人で傷が浅いから」とシーラを処分しようとする。デボラは大反対し「担当刑事は私なのだから、処分するなら私を」と言うが、その後本当に資料室に異動させられてしまう。デボラは入れ替わりに捜査チームにシーラが加わったことを知り、「裏切られた」と怒る。
ルーメンの元婚約者オーエンがミネソタから会いに来る。彼はルーメンの生き方に理解を示し「一緒に世界を旅しよう」と誘う。ルーメンははっきり返事をしないまま別れるが、その直後車をリディの車にぶつけてしまう。リディは、ルーメンの身元を調べるためにわざと車をぶつけるよう仕向けて「ちゃんと処理しよう」と連絡先を聞き出し、身元を調べる。リディは、ルーメンがマイアミに来たタイミングが、リタの事件の直前であることを不審に思う。
デクスターはルーメンとともに「殺し部屋」の準備。その手際の良さにルーメンは「ボイドが初めてではなかった」と気づく。結局その夜はコールの部屋に女性の「来客」があり、殺人はできずじまい。ルーメンは、隣室で感極まって絶叫する女性の声を聞いてパニックを起こす。
翌日、デクスターは会場を巡回するコールを狙おうとするが、思いがけずジョーダンに名前を呼ばれて壇上へ。そこで、リタが殺された時のことを赤裸々に語る。ルーメンはロビーのモニターでその様子を偶然目にして引き寄せられ、コールに見つかり急いで部屋に逃げ帰る。そこへコールが隣室から侵入してルーメンを襲い、首を絞めて殺そうとするが、デクスターが駆けつけコールを捕獲。
コールは最後まで仲間の名を明かさないまま、デクスターの手にかかり絶命。デクスターはホテルをチェックアウトする際に、ジョーダンの言葉から彼が「時計男」であることを知る。
ルーメンは結局オーエンとは同行せず、デクスターとともに船で沖へ出て遺体を投棄する。だが、その場面をリディがビデオにおさめていた――。
感想
デクスターはジョーダンのセミナーに潜入してコールを殺害し、ジョーダンも共犯者のひとりであることを知る。コールの部屋にあった写真には、ボイド、コール、ダンを含む5人の少年が写っていたので、もうあと2人共犯者がいるはずだ。
ルーメンはデクスターの手際の良さから、殺人の常習犯であったことに気づく(シーズン3でも同じようにミゲルに気づかれていたっけ)。視聴者からすれば、ボイドが初めてなわけないだろ! と思わずにいられないのだが、そういえばルーメンはデクスターがボイドを殺した経緯や動機をどの程度知っているのだろう?
これからデクスターとルーメンがジョーダンの関与を暴いて追い詰める展開になるはずだが、同時にリディの捜査もデクスターに迫りつつある。今回は遺体を船に積み込む場面を写真に撮られてしまう。夜中にこっそり、重そうな荷物をいくつも船に積み込み、荷を軽くして戻って来ているのだから、これはどう見ても怪しい。この写真だけなら、即殺人に結びつくわけではないが、リディはリタが死ぬ直前にルーメンがマイアミに来たことに注目している。デクスター自身のアリバイははっきりしているが、彼と組んでルーメンがリタを殺したと疑っているのではないかな。車に置いた大量のビニールシートに注目しているようだったし。
— Yoko (yoko221b) 2012-01-06