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Homicide - Season 3, Episode 2
#35 Fire: Part 2
- 邦題:「炎(Part2)」
- 脚本:Jack Behr
- 原案:Henry Bromell, Tom Fontana
- 監督:Nick Gomez
- 初回放映:1995-10-27
事件概要
No. 205 Bonnie Nash
2件目の火災現場はやはり倉庫で、同じようにガソリンとトイレットペーパーが使われ、今回は少女の遺体が発見されていた。遺体の姿勢から、火災発生時にはすでに死亡していたものと思われる。頭部に傷のような痕が見られるものの、炭化していたため死因や死亡時刻は特定できない。
遺体の身元は、歯形からボニー・ナッシュと判明。両親が手を焼く不良娘で、マーク・ランドリーとは学校も違い接点は見つからない。ケラマンは情報屋から「ガソリンを買ってトイレットペーパーを万引きした30代白人男」の情報を得る。
ペンブルトンはTV番組に出演して情報提供を呼びかける。その後、ガソリン容器の件を通報した男から再度電話を受け「男が青いバンで逃げた」と聞かされる。電話を逆探知して行ってみると住人は電話の主ではなく、家は空き巣が荒らした後だった。調べてみると、最初の火災現場に近いコンピュータ倉庫も、事件当日に泥棒が入っていた。通報者は泥棒をはたらいていたため匿名だったのだ。
ペンブルトンらは最初の現場付近に住むホームレスの女性から「ミスター・ロブの青いバンに乗った」という話を聞き、「ギャヴィン・ロブ」の名で登録されているバンを探し出す。ロブは化学の教師でボニーは教え子だった。
ケラマンはロブを取り調べる。ロブは最初関与を否定していたが、ケラマンの不意を突いた一言で現場にいたことをうっかり認めてしまい、その後なし崩しに罪を認めていった。ロブはボニーを殺すつもりだったが、最初に彼女を殺すと殺人を疑われてしまうので、まず別の場所で放火し、連続放火事件に見せかけたのだった。マークが現場にいたことは知らなかったという。
ジャデーロはケラマンに殺人課に来ないかと誘う。ケラマンはいったん断ったもののその後翻意し、殺人課に加わることになる。
感想
前編・後編を合わせて「新人ケラマン紹介&歓迎エピ」って感じ。ラボ勤務の女性に対して妙に慣れ慣れしいと思ったら、どうやら元妻だったらしい。
新人が来るのは、シーズン1の冒頭でベイリスが来て以来だろうか。新人というとシーズン1のベイリスのように「視聴者に対する説明要員」の役割を負っていることが多いが、ケラマンの場合は放火課ですでに経験を積んでいるので、そういう要員ではなさそう。最後の取調べ場面、「なぜ犬を殺した?」と聞いた時の絶妙なタイミングとさりげなさが素晴らしい!
さて、2話連続事件の担当はベイリスとペンブルトン組だったが、その他は何をしていたかというと、ハワードとマンチが巡査部長の試験を受けるというので、どちらが勝つかで賭け。しかし誰もマンチに賭けないので賭けになってないし。結局マンチは試験をすっぽかしてしまい、12年後の Law & Order: SVU シーズン9でようやく巡査部長に昇進することになる。
— Yoko (yoko221b) 2011-09-18