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Homicide - Season 4, Episode 2
#57 Hostage: Part 2
- 邦題:「人質(Part2)」
- 脚本:Julie Martin
- 原案:Tom Fontana, James Yoshimura
- 監督:Jean de Segonzac
- 初回放映:1996-09-27
事件概要
No.161 Maggio, No.162 Clark, No.163 Merriman, No.164 Marks, No.165 Cole
人質事件は膠着状態を呈し、周囲を固めている警察の間でも、突入すべきか様子を見るかで意見が分かれる。バーンファーザーは、何とか犯人とコンタクトしようと試みる。
人質になっていた女性教師ディグラッツィが一時解放される。ディグラッツィによると、クラス17人のうち2人は病欠だったが、階段には教師と生徒の遺体があるという。そして「犯人は自分のブタを要求している」らしい。
その頃ベイリスとマンチはジェリー・ウバを探していた。ハワードは動物管理局に連絡して、ブタが1頭保護されたことを知るが、書類がなく誰の豚かは不明。しかし「この際かまっていられるか」ということでブタを連れて来るよう命じる。
犯人=ジェリー・ウバは「10分以内にブタのアンジーを連れて来い」と要求し、時間切れになったため、教室にシンナーを撒き銃を取り出す。銃声を聞いて警官隊は校舎内に突入。生徒のうち1人が撃たれ、他の生徒は逃げ出す。ジェリーは自ら放った火で大火傷を負い病院に搬送される。自宅に戻っていたペンブルトンもやって来るが、その場でジャデーロが門前払い。
死亡者は、清掃員、栄養士、教師、生徒が各1名。撃たれた女子生徒は重傷を負い、その後病院で死亡する。
ベイリスが病院へ来て、たてこもり犯がジェリー・ウバであることをようやく知る。弾道検査により、フランシス・ウバの殺害もジェリーの犯行であることがわかる。
ジャデーロはウバをただちに起訴して死刑を求刑しろと望むが、ダンバースは「火傷が完治するまでは」と消極的。今起訴してしまうと、ウバは検察の管理下に置かれるため、治療も健康維持もすべて州が面倒を見なくてはいけなくなってしまうためだ。結局ダンバースは上層部に掛け合い、ウバを起訴する許可を取り付ける。
ベイリスの尋問に対し、ウバは「学校でもどこでも良かった。自分を殺せる場所を探していた」と言う。ジェリーの父親はオーブンに頭を突っ込んで自殺していた。その時、残された母親が辛い思いをしたことから、ジェリーは母親をひとり残さないために殺したのだった。
感想
ベイリスとマンチの何だかのんびりした感じの事件が、学校のたてこもり事件と合流して急展開。こういう形で2つの事件が1つになるって、CSIではよくあるけどここでは珍しいかも。でも、犯人のウバがどういう人間で、なぜこんな事件を起こしてしまったのか、結局はあまりよくわからなかった。
大事件が起きているのに現場へ出ることを禁じられているペンブルトンは、「家でじっとしてるわけにはいかない」と、我慢できずに現場へ来てしまう。ペンブルトンが何か無茶なことをやらかすんじゃないかと、見ていて何だかハラハラしたが、メアリーを振り切ってタクシーで(運転できないから)現場へ来てみれば、もう事件はあらかた解決済みで、ジャデーロに怒られてそのままUターン。ちょっと情けない感じではあったけれど、ほっとしたよ。メアリーがまた良いタイミングで迎えに来てくれたし。
ペンブルトンは薬の副作用に悩み、薬の服用を止めてしまう。ダメだよ~薬はちゃんとのまなきゃ~。
それ以外の小ネタとしては、ブロディがアパートを追い出されてマンチの家に居候することと、ダンバースが婚約したことかな。フランクが自宅の電話番号が思い出せず、マンチに「助けを求める」という場面が何だか新鮮だった。車を探すことですら人に頼るのを嫌がっていたフランクが……。