User Tools

Site Tools


lao:s01:013_a_death_in_the_family

Law & Order - Season 1

#13 A Death in the Family

  • 邦題:「もうひとつの顔」
  • 脚本:Joe Viola, David Black
  • 原案:Joe Viola
  • 監督:Gwen Arner
  • 初回放映:1991-01-15

事件概要

Case: Officer Rennick

容疑者ウォーカーを追跡中のレニック巡査が射殺される。落ちていたジャケットから、現場付近にラビーナという少女がいたことがわかる。彼女は「アパートの裏で拾った」という銃を持っていた。その後ウォーカーは逮捕されるが、レニックを射殺したことは否定。レニックのパートナーのサンダバルは、暗かったのではっきり見えなかったと言う。

レニックを撃った銃は銃砲店から盗まれたもの。ウォーカーが窃盗をはたらいた店と同じ店で仕入れたことはわかっていたが、当時店主が8丁盗まれたと報告したことに対し、ウォーカーが持っていたものは7丁。その事件を担当してウォーカーを逮捕した警官もレニックだった。レニックが銃の数をごまかして1丁を手元に置いていた可能性があった。アシのつかない銃があれば、誰かを誤射してしまっても、その場に置いて正当防衛を主張できるようにするためだ。

さらにレニックの身辺を捜査するうちに、彼が毎年のように新車を買い換え、美人モデルを愛人にしていたことがわかる。愛人に現金を渡したのは、決まって麻薬関連の捜査の後。麻薬を着服し、売りさばいていたものと思われた。さらに、レニックが売人を射殺していたことも判明する。

パートナーのサンダバルは、レニックの不正に気づいていた。知りすぎたためレニックに殺されそうになり、逆に彼を射殺したのだった。その銃は、レニックがサンダバルのパートナーになったばかりの頃、誰かを誤射したら現場に置いてごまかせと言って渡していたものだった。

ストーンは大陪審で、サンダバルの行為は正当防衛であったと述べる。


感想

Officer Down! は、どのドラマでも一大事である。仲間が殺されて冷静でいられないのは理解できるが、その一方で「一般人の時にももう少し熱心にしろや」という言葉にも頷いてしまう。特に治安の悪い地区ではそうかな。

最初のうちは刑事たちも、ウォーカーがレニックを射殺したと思っているので、「見つけたらタダじゃおかない」と息巻く。グリーヴィが「もし奴が丸腰で、命乞いをしたら? それでも撃つか?」と言い、プロファシ刑事(だったかな)が「頭を吹っ飛ばしてやる」と答える場面。マックスの昔のパートナーが射殺されていたこと。シーズン2のプレミア「自白の行方」を見た後で改めて見ると、対になっている部分がいくつかあるなぁ……と思う。もちろん、「自白の行方」で殉職したのは、こんな悪徳警官ではなかったけれど。

それにしてもレニックはひどい奴だ。「堕ちたヒーロー」のフレドも相当だったが、レニックはそれ以上。サンダバルの前のパートナーはどうしていたのだろう。

そのサンダバル巡査を演じたウェンディ・マッケナは、この数年後に「NYPDブルー」で女性刑事シャロンを演じている。あっちで見た時「ああ無事に復職できたのね」とか思ってしまった。

Yoko (yoko221b) 2007-03-11, 改訂 2008-04-09

lao/s01/013_a_death_in_the_family.txt · Last modified: 2020-04-16 by Yoko