User Tools

Site Tools


lao:s01:015_the_torrents_of_greed_part_1

Law & Order - Season 1

#15 The Torrents of Greed -- Part 1

  • 邦題:「欲望の奔流(前編)」
  • 脚本:Michael S. Chernuchin
  • 原案:Michael S. Chernuchin, Michael Duggan
  • 監督:E.W. Swackhamer
  • 初回放映:1991-02-12

事件概要

People vs. Frank Masucci他

雑貨店の店主アイザック・スコルニックが襲撃され重傷を負った。押し入った形跡はなく、店主が加害者を中に入れた。犯人は襲っただけで金は盗んでいない。2ヶ月前にも別の店で類似の事件が起きており、グリーヴィ刑事は組織的な犯行を疑う。被害者の娘の話では、2週間前にジョー・ピレフスキーという男から不審な電話があったという。ピレフスキーは暴行や恐喝で何度も起訴されていたが、毎回無罪判決を受けていた。目撃者であるホームレスのフーバーがピレフスキーの顔を確認し、ホテルに保護されるがそこで急死(自然死であり事件性はない)。

ピレフスキーは恐喝事件ではマスーチ・ファミリー(マフィア)のマリオ・ゾルタと組んでいた。ゾルタは貿易会社を経営しており、マフィアからは足を洗ったと主張。ローガンはゾルタの会社で納税印のない煙草を発見。アイザックは密造タバコの販売を断ったために襲われたのだ。ゾルタが借りている倉庫の持ち主はハーブ・ビーガル。ビーガルはフランク・マスーチの妹キャサリンの夫だった。密造タバコを販売している別の店の店主を逮捕し、仕入先を聞くとゾルタだった。ピレフスキーの尋問により関連が判明。ピレフスキー、ビーガル、ゾルタの3名が起訴されるがいずれも無罪を主張。

ビーガルは、失踪中の労働組合長ラッセル・マッキーの話を持ち出す。マスーチが組織の殺し屋のヴィニー・ルフォに対してマッキーの暗殺指令を出したという。アダム・シフはマッキーの遺体が見つかっていないことを理由に取引に難色を示すが、ストーンは乗り気だった。マスーチはマッキー殺害容疑で逮捕される。ビーガルは法廷で、マスーチとの会話を証言する。ピレフスキーはヴィニーから殺害の話を聞いたと証言するが、それは偽証と判明。裁判は棄却される。一事不再理の原則で、マッキー殺害でマスーチの罪はこれ以上問えない。ビーガルともすでに司法取引済み。ストーンはまんまとワナにはまってしまった。


感想

ストーン検事大失敗の巻。劇中に「欲望が人を破滅させる」という台詞があったように思うが(言ったのはマスーチだったっけ?)、マスーチ・ファミリーの大物をしとめられるかもしれない、という欲望によって失敗したのは検事の方だった。

印象としてはやはり、功を焦って不確かな証言に「飛びついて」しまった感は否定できない。ちゃんと裏を取らないとダメなんだなぁ……。相手はやはり「敵側」の人間なのだから、取引で抱きこめるとは限らないし「嘘なら偽証罪になるよ」なんて脅しにも何にもならないのだ。

Yoko (yoko221b) 2007-03-11

lao/s01/015_the_torrents_of_greed_part_1.txt · Last modified: 2020-04-16 by Yoko