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Law & Order - Season 2, Episode 3
#25 Aria
- 邦題:「悲しみのアリア」
- 監督:Don Scardino
- 脚本:Christine Roum
- 原案:Michael S. Chernuchin
- 初回放映:1991-10-01
事件概要
People vs. Elizabeth Blaine (判事:Rosemary Hale)
演劇学校に通う19歳のプリシラ・ブレインが抗うつ剤の過剰摂取で死亡した。死ぬ間際に「それをやりたくなかった」と繰り返していたため、ローガンとセレタが捜査を行う。母親のエリザベスは昔、ショービジネスの道を志していたが妊娠してその道を断念。その代わりに、娘のパティとプリシラにダンスや演劇を習わせていた。才能のある姉のパティは母親の方針に反発して家を出たが、プリシラは反抗できず言いなりになっていた。
プリシラが親友のジャスミンの家に忘れて行ったバックパックには、彼女が出演しているポルノ映画のビデオが入っていた。プリシラにポルノに出演するように言ったのは母親で、撮影所で親しくしていた女優エンジェルが薬を渡していた。撮影が辛い時にそれを忘れるために服用したもので、「かならず1錠だけ」と念を押したという。エリザベスは、プリシラを自殺に追い込んだという理由で逮捕され、殺人罪で起訴される。
プリシラは生前、心療内科に通っていた。医師は患者が死亡しても守秘義務は残るとして情報開示を拒否。母親も拒否するが、ストーンはパティに依頼して、母親から遺産管理人の資格を剥奪する訴えを起こす。結果、パティの訴えが認められ、彼女が新しく遺産管理人になった。
プリシラはそれまで前戯だけの演技だったが、次の映画では主役としてカメラの前で性行為をする予定になっていた。撮影開始は、プリシラが死亡した翌日の予定だった。ロビネットは証言の矛盾に気づく。母親は、遺言検認後見裁判所で、プリシラが不安そうな時に「お友達のエンジェルと話しなさい」と言ったと証言していたが、エンジェルは「プリシラの母親は、私と彼女が仲良くするのを好まなかった」と証言した。つまり母親はプリシラに薬を服用するよう仕向けたということになる。判事は母親の証言を証拠として採用することに同意。弁護士は第2級故殺での取引を申し出る。
感想
いつもの Ripped from the Headline(元ネタ)が見つからない。ということは、これは現実の事件を基にしたのではないということなのだろうか。最恐ステージママが現実でなくて良かった……。プリシラの「遺書」ビデオを見るママの顔がすごく恐かった。人生に疲れきったプリシラの血を吐くような訴えも、エリザベスは「さすが私の娘、名演技だわ」としか見ていなかったようで……。