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Law & Order: UK - Season 2, Episode 13
#26 Skeletons
- 邦題:「責任」
- 脚本:Catherine Tregenna
- 原案:Jeremy R. Littman, Ed Zuckerman
- 監督:Andy Goddard
- 初回放映: 2010-12-09
事件概要
Crown v. Marcus Wright
14歳の黒人少年、ショーンが殺害され、下水の排水口から発見される。遺体とともに “THEY MUST BE DESTROYED”(彼らは滅ぼされるべきだ)と書かれた紙片が発見される。それは6年前に起きた事件と同じもので、被害者のタイプも手口も同じだが、6年前の事件では人種差別主義者のアンドリュー・ディロンが逮捕されて有罪になり、現在も収監中だった。
事件前にショーンがダンス教室に行っていたことがわかり、コーチのパウエルに疑いがかかるが、尋問中に2人目の被害者が発見される。今回の被害者デヴはインド系で、ポケットには同じ文言の紙片が入っていた。
ショーンとデヴが店で同じ警備員に取り押さえられていたことがわかり、刑事たちはその警備員、マーカス・ライトの自宅を訪ね、そこで被害者が持っていた十字架を発見。ライトは、2人の少年は罪人であり、神が自分に命じて殺させたのだと言い出し、さらにはディロンが殺したと思われていた少年たちも自分が殺したと告白。
6年前の事件を訴追したスティールは「ディロンの『手柄』を横取りしたいだけではないか」と疑うが、証拠は確実。さらにライトの供述から、ディロンが収監された後に殺害された白人少年の遺体も発見される。ライトは母親に自分の犯行を告白し、母親に懇願されて口を閉ざしていたのだ。その母親が最近死亡したため、犯行が再発してしまったのだった。
Crown v. James Steel
無実とわかったディロンは「自分の無実を裏付ける証言が揉み消されていた」と主張。だがスティールには身に覚えのないことで、当時補佐をしていたクローディアも「知らない」と言う。報告書は警察から検察に届けられたはずだったが、ブルックスにもはっきりした記憶はなく、スティールとの間で言い争いになる。
スティールは司法妨害で逮捕され、フィリップスもオフィスへの出入りを禁じられ、一時的にパラリーガルの席に移されてしまう。
公判が始まり、スティールは自己弁護を認められる。クローディアは証人として、スティールが強引にディロンを訴追していたような証言を行う。スティールはクローディアと自分が男女の仲だったことを公表し、彼女が捨てられた腹いせに不利な証言をしていると印象付ける。
フィリップスは出入り禁止のオフィスに忍び込み、スティールに頼まれたファイルを持ち出す。スティールは6年前に受け付けをしていたサリー・アン・ホープを召喚。彼女は警察から渡された書類をクローディアに渡したと証言する。証拠をもみ消していたのは彼女だったのだ。
スティールには無罪の評決が下されるが、彼は「誤った人物を訴追したために3名の少年の命が失われた」ことを理由に辞職することを決意する。
感想
スティールさんさようならエピソード。事件の大筋は本家オリジナルであるシーズン6「戦利品」と同じ、そしてマッコイとスティールがいつもとは違う立場で法廷に立つ点も共通している。そして2人とも事件当時の部下(セカンドチェア)と恋人関係だった。
しかしマッコイは当然ながらさよならエピではなく法廷でも証人だったのに、スティールは何と逮捕。警察もちょっと強引じゃないですか? まさか有罪にはならないよね……と思いつつも、画面上で無罪評決を聞くまではやはり少々不安だった。
フィリップスも頑張った。オフィスに忍び込んでファイルを盗み出したわけだから、弁護士の行動としては褒められたものではないかもしれないが、これでスティールの無実が証明できたわけだし、見つかるんじゃないかとハラハラしたけれど、まぁ結果良ければということで。
マッコイと同じようにスティールも当時のセカンドチェアと交際していた。スティールさん、シーズン1でも元カノの弁護士がいたような気がするな……何人いるのだろう。本家ではそれがきっかけでマッコイとキンケイドの間にも!という裏事情が明らかになっていたが、こちらでそれはなさそう。最後ちょっと良い雰囲気になりかけて「えぇー」とか思ったけど、タイミング良くフィリップスの電話が鳴ってそのままフェイドアウト。これはこれで良かったと思う。本家もこちらも、派手めな美人の元カノと優等生タイプのセカンドチェア、という人物配置は似ているが、フィリップスとスティールは色恋なしのプロフェッショナルな信頼関係を持ち続けてほしいなと思う。
ともあれ短い間ではあったけど、スティール検事お疲れさま!
— Yoko (yoko221b) 2018-06-22