Table of Contents
Chapter Fourteen
- 脚本:Ann Donahue, Charles D. Holland
- 原案:William M. Finkelstein, Charles H. Eglee
- 監督:Michael Fresco
- 初回放映:1996-02-12
概要
ホフマンは、ブレイロック事件について新たな情報を得る。フレディ・キャレロ(ブレイロックとともに殺害された男)はビデオテープのコピーを愛人のサブリナ・ストーンに渡していた。それは、ビヴァリーと夫ジェイクの濡れ場をクロスが見物している場面。これにより、クロスが現場を見て通報しなかったのは、「嫉妬深い夫のいるビヴァリーを守るため」という理由は崩れることになる。サブリナはTVでクロスの証言を見て、ヴェラチェクに接触したのだった。
法廷では、メリッサ・グリオテが出廷し、ニールの「首締めビデオ」について証言する。一方、事務所ではアーノルドとジュリー・コステロが証言の打ち合わせ。アーノルドはジュリーに、質問への答え方、姿勢や身振りについて細かく注意する。ジュリーは、アーノルドに関心がある様子を見せる。
ポールソン刑事が出廷し、ニールを逮捕した根拠を述べる。ホフマンはビヴァリーのビデオを提出し、ビヴァリーを敵性証人として尋問を行う。ビヴァリーはビデオの件は認めたものの、撮影時にはクロスは「見るだけ」であったことや、ビヴァリーが仕事以外でクロスに会った時にジェイクが怒り暴力を振るったことなどを述べる。ERにはビヴァリーが暴力を受けて来院した記録が残っていた。
ジュリーはビヴァリーのビデオを見てクロスと口論し、家を飛び出してアーノルドに会いに来る。アーノルドは「僕はカウチで寝るから」とジュリーを自宅に泊める。後からそれを知ったホフマンは「誤解されるような真似をするな」とアーノルドを叱責、ジュリーはジャスティーンの家に移る。
翌日、法廷では再びポールソン刑事が出廷、ホフマンは何とか「ニール以外の犯人」の可能性を引き出そうとする。その後、検事はグレアム・レスターに関して新たな情報を得たとして、証人エイミー・スコットを申請。
エイミー・スコットは、レスター医師のクリニック「ゼファー・ハウス」で、一時期ニールとともにグループセラピーを受けていた。エイミーは、クリニックでのニールの暴力的な態度を証言する。検事は、レスター医師はニールがエイミーにとって危険であることを知りながら放置したことを挙げ、ジェシカにも同じ状況があったという可能性を理由に、医師の記録を開示するよう求める。判事は、週明けに結論を出すと述べる。
ホフマンの妻アニーが突然事務所を訪れ「しばらく別居したい」と言い出す。ニールの件で人目に晒されるようになったことは、アニーとリジーの神経を蝕んでいた。この裁判は終わってもすぐに次の事件が始まり、ホフマンはさらに有名人になっていくであろう。アニーはただ「普通の生活をしたい」と訴える。ホフマンはしぶしぶ別居に同意する。
感想
ジュリーとアーノルドが急接近。うーん、前回唐突にドレイフュス検事を出して破局させたのは、このためだったのだろうか。アーノルドのようなタイプの男性は、今までジュリーの身近にはいなかったんだろうな。
ブレイロック事件の話が、ここに来て再燃。というかこの事件忘れてたよ! ブレイロックとキャレロを殺したのは今のところ、リチャード・クロスの差し金でラスティ・アーノルドが実行犯という線が有力。動機はクロスのアリバイ(を裏付けるビヴァリーの証言の信頼性)を守るため――というところか。でもテープのバックアップコピーを放置しているのは、ちょっとらしくないような気がする。
ところで、公判が始まってから、初期エピソードにあったような周辺の事件がぱったり語られなくなってしまったのだが、ちゃんと他に仕事は入っているのだろうか。事務所経営は大丈夫なんだろうね。
— Yoko (yoko221b) 2008-05-08