Table of Contents
Chapter Sixteen
If there's ever a nuclear holocaust, find Gary Blondo and stand next to him. The man's a survivor.
- 脚本:Geoffrey Neigher, Doug Palau
- 原案:Charles H. Eglee, William M. Finkelstein
- 監督:Joe Napolitano
- 初回放映:1996-03-04
概要
ホフマンは、ジェシカの日記を証拠採用させるため、単なる日記ではなく「業務日誌(business journal)」として申請。ジェシカは性交渉やその後の恐喝によって金銭を得ており、その詳細や金額を日記に記していたため、日記は業務日誌としての要件を満たしていると見なされた。
ジャスティーンとアーノルドは、ジュリーと証言内容を打ち合わせる。尋問は、ジュリーとクロスの性生活にも踏み込む可能性があった。ジュリーとクロスの関係は直接的なものではなく、クロスがジュリーを他の男と関係させ、その詳細を語らせて楽しむというものだった。クロスは、ジェシカには同じことをさせないと約束していたという。
法廷では、ジェシカの日記に登場するキャスティングエージェントや歯科医、州議員などが次々に証言する。ジェシカの「相手」の背後には、かならずリチャード・クロスの名が挙がる。
ジュリーはオフィスを訪れ、残業中だったアーノルドと愛し合う。その後、ジャスティーンの自宅へ戻ったジュリーを待っていたのはクロスの姿だった。
翌朝、オフィスに現れたジャスティーンは「ジュリーの姿が見えない」と言う。アーノルドはジュリーがクロスに「消された」のではないかと案ずる。ホフマンはヴェラチェクに調査を命じて法廷へ向かう。
ゲイリー・ブロンドの警備主任、ラッセル(ラスティ)・アーノルドの証言。ジェシカの日記には、彼女がブロンドを脅迫したため、ラスティが「いい加減にしないとおまえの脚をへし折る」と言ったことなどが書かれていた。次に、ゲイリー・ブロンドが証言する。ブロンドは証言を逃れようと偽装入院していたが、ヴェラチェクの調査で見破られてしまったのだ。
ジュリーから連絡が入り、彼女は無事に法廷に現れる。だが、ホフマンが「リチャード・クロスの顔に飲み物を投げつけた男が、クロスがラスティに電話した後、頭蓋骨にひびが入るほどの大怪我をした」という事件の詳細を聞こうとすると、ジュリーは「夫に不利な証言はしなくて良いはずです」と言い出す。リチャード・クロスとジュリーは前日の夜、リノで結婚したという。TVで中継を見ていたアーノルドは衝撃を受ける。判事は婚姻関係に基づく特権を認める。
ホフマンとアニーは、マリッジカウンセラーのもとで結婚生活について話し合う。
感想
リチャード・クロスとジュリーの少々変わった関係の持ち方が明らかになる。クロスは「ジェシカには同じことをさせない」と約束していたというが――ジェシカの日記に登場する「お相手」は皆クロスつながりじゃないのか? この状況を見るに、クロスがお膳立てしてジェシカを「差し出して」いたとしか思えないんだけど……それでも「妻として」証言を拒むのか? ジュリーは。
それはそうと、アニーが少々ウザくなってきたのはどうしたものか。最初のうちは儚げでいまいち存在感はなかったものの、ホフマンにとって心の安らぐ相手であることや、弁護士や検事とは違う視点から事件を見るという役割を担っていることが感じられた。やっぱりリジー誘拐事件の頃からかなぁ、変わってきたのは。
— Yoko (yoko221b) 2008-05-13