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Chapter Eighteen
You know, sometimes a person gets forced into a place and they can't get out. You know, they get blamed, but it's not their fault.
- 脚本:Geoffrey Neigher, Doug Palau
- 原案:Steven Bochco, William M. Finkelstein
- 監督:Lesli Linka Glatter
- 初回放映:1996-03-18
概要
朝、法廷でミリアム・グラッソ検事の夫が心臓発作で死亡したことがわかる。検事の希望により、休廷はせずワシントン検事が尋問を担当。薬物依存を克服するためジェシカのスポンサー(相談役)になっていた女性が、ニールが献身的にジェシカに尽くしていたことなどを証言する。
ホフマンは昼食時にジュリーから、クロスがジャスティーンの自宅にいたことを知らされる。ホフマンは、証言の直前にクロスをジュリーに近づけたことは軽率だったと叱責。
法廷では、ニールの元大家と演劇学校時代の友達が出廷し、ニールがいかに善人であるかを証言。ニールの母親は、ニールが少年時代に父親から虐待を受けていたこと、自分が息子を守れなかったこと、にも関わらずニールが自分の家のローンを払ってくれたことなどを証言する。
ホフマンはジャスティーンがこっそりクロスに協力していたことを知り、解雇を言い渡す。ジャスティーンはリチャード・クロスの下で働くことになった。
ニールの母親の証言は同情を集め、ニール有罪に傾いていた世論を引き戻す。グラッソ検事は「過失致死(involuntary manslaughter)で4年の実刑」という取引を持ちかけるが、ニールは取引を拒絶。あくまで無罪を目指して戦う。
感想
DVDの5巻には17話~20話までの4話が収録されているのが、この巻はメインメニューの映像がネタバレしすぎだ! ホフマンがジャスティーンに「クビだ」と言い渡すところをメニューで見せなくてもいいじゃないか~。他にもひどいネタバレがもう1つあったけど、もうちょっと考えてほしい。おかげで前回の17話からずっと、ジャスティーンの場面を見るたびに身構えてしまったわ。
思えば、ホフマンがシドニーをクビにした時の態度が、この場面の一種の伏線になっていたわけだな。不誠実な態度を何よりも嫌い「信頼できない人間とは一緒に働けない」という台詞が彼らしいと思った。
ニールの事件では、母親の証言で情勢が変わるという興味深い現象。ニールは故郷を出てから母親とはむしろ疎遠で、母親は今回の事件について具体的には何も関わっていない。アリバイ証言だの、事件当日のニールの様子だの、ジェシカのことだのは何も知らず、事件以外のところでニールがどういう人物かを証言しただけなのに、これがグラッソ検事に取引を提案させるほどの影響を生み出すとは。現実の裁判でもそういうことってあるのだろうかと思った(有名人の事件だとあるのかな~)。
その他では、ルイスがリチャード・クロスのことを “Prince of darkness” と呼んでいたのが可笑しかった。そういえば以前も、グラッソ検事のことを “Her Highness” と呼んでいたっけ。ルイスって何気に良いキャラだなぁ。
— Yoko (yoko221b) 2008-05-21