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Chapter Two
- 脚本:Alfonso Moreno
- 監督:Joe Ann Fogle
- 初回放映:1996-10-17
概要
People v. Sharon Rooney (2)
10月22日(火)
シャロン・ルーニーの初公判が開かれ、まず検事のミリアム・グラッソが冒頭陳述を行い、シャロンがヴァン・アランの子を妊娠し、中絶していたことを指摘。それらのことを何も知らなかったワイラーは驚く。なぜ言わなかったのかと問い詰められたシャロンは「中絶は、私がした最も悪いことだから」と答え、ワイラーはシャロンが殺人犯でないことを確信する。
保守的なカトリックの陪審員(No.6)がいるため、シャロンが中絶したという事実は不利にはたらく。ワイラーはその陪審を何とか外そうとする。ワイラーとクリスはまだあまり上手くいっていない様子。
ワイラーの元アシスタントのグウェンが求職に現れ、ルイスと交代する。知事選挙ではガーフィールドが支持を伸ばす。
10月23日(水)
ワイラーが冒頭陳述を行い、その後検死官が証言を行う。昼食時にワイラーはレポーターから情報提供を受ける。
午後は、事件の第一発見者である警官のバイデンが証言し、現場から逃げて行くシャロンを見たと証言。バイデンは、普段は知事夫人キャロライン・ヴァン・アランの護衛。ワイラーは、レポーターからの情報により、彼がキャロラインの愛人だったことを指摘する。
ワイラーが事務所へ戻ると、キャロラインが待っていた。彼女は、ヴァン・アランがテリー・フィルブリックという人物をガーフィールドの選挙事務所に潜入させていたことを話す。フィルブリックの報告書には、ガーフィールドが「ヴァン・アランの再選を阻止するには、殺すしかない」と言ったことが述べられていた。さらに、生前のヴァン・アランは「もし自分が殺されることがあれば、マルコム・ディートリックを調べろ」と妻に言ったこともあった。
10月24日(木)
テリー・フィルブリックが事務所に現れる。テリーは、自分とは逆にガーフィールドもヴァン・アランの事務所にスパイを送り込んでいたことを認めるが、その情報料として25,000ドルの値をつける。
法廷ではシャロンのルームメイトだったサリー・ヴォーンが証言。サリーは22口径の拳銃を持っており、事件前にその銃の盗難届けを出していた。サリーの恋人ラリー・ホワイトはヴァン・アランの選挙運動を管理しており、シャロンは彼らを通じて知事に出会ったのだった。
事務所に戻ったワイラーは、内装業者が壁から盗聴器を発見したと聞かされる。機器は新しいタイプで、最近取り付けられたらしい。探偵のフランクは、会話が盗聴されていたことをテリーに警告。だがテリーはその後、ホテルのトイレで死亡しているところを発見される。ワイラーは殺人を疑う。
ワイラーは恋人のローラと母親のシルヴィア・ワイラーを食事の席で引き合わせるが、シルヴィアはローラの勤務先がディートリックの銀行であることを知って怒る。ワイラーの父親は組合活動家だったが、昔ディートリックに買収されたことがあり、彼が死去してからシルヴィアはずっとディートリックを恨んでいたのだった。
感想
え、もう初公判なの? と、ちょっと驚いた冒頭部分。日付がいきなり2ヶ月とんでるし。前シーズンでは中盤にきてやっと初公判だったのに。予備審問も陪審員選びも描写なしか~。シャロンが中絶したこと、もし事前に知っていればワイラーはNo.6さんをチャレンジして排除していたんだろうな。
その時のシャロンの台詞がきっかけで、ワイラーは彼女は無実ではないかと思い始める。やはりドラマの主人公のスタンスとしては「クロをシロと言いくるめる」より「冤罪に立ち向かう」の方が共感しやすいのでちょっと安心。
事件の方は、選挙事務所に送り込まれていたスパイが殺されるという展開があり、知事選挙をめぐる政治的な陰謀の様相も呈してきた。まだ断片的な要素が見えてきた程度だが、展開としてはちょっと面白くなってきたかな? シャロンを目撃した護衛警官のバイデンは知事夫人の愛人、ガーフィールドは知事の座を争うライバル、ワイラーの仇敵ディートリックも何だか怪しい。
ワイラー事務所ではアシスタントがルイスからグウェンに交代。ルイスのキャラが好きだったので、これはちょっと残念だ。グウェン役のPauley Perretteは、現在はNCISでアビー役。アビーになる7年前だけど、あまり変わってないな~。ジミーからWATのジャック・マローンへは、それなりに(自粛)なのに。
— Yoko (yoko221b) 2009-06-02