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Without a Trace - Season 3, Episode 14
#61 Neither Rain Nor Sleet
- 邦題:「家族の日々」
- 脚本:Jan Nash
- 監督:Timothy Busfield
- 初回放映:2005-02-10
事件概要
失踪者:ロージー・ディアス
郵便配達員のロージー・ディアスが失踪した。彼女のトラックは、配達ルートをはずれた場所で発見され、その日発売の人気ゲームがごっそり盗まれていた。
ロージーは独身で、里子を何人も引き取って育てた経験があり、現在も姉と弟2人の面倒をみていた。だが数日前「ロージーが子どもを虐待している」という匿名の通報が入り、調査をするあいだ子どもたちは福祉局に引き取られていた。里子のシャンタルとマルコムも、ロージーに育てられた他の元里子たちも虐待の話は頭から否定する。
マルコムが「怖い夢を見た」と話していることがわかる。マルコムはもともと幼少時のトラウマから自分の内に閉じこもる傾向があったが、姉のシャンタルが辛抱強く聞き出し、不審な男が金をせびりに来たらしいことがわかる。ロージーはその男のことを「弟」だと言っていた。
調べてみると、ロージーには弟が2人いた。マニーは子どもの頃に死亡、もうひとりのホルヘは、異父弟なので違う苗字を名乗っているとのこと。ロージーの母親はフロリダで服役中で、マニーは交通事故で死んだと聞かされていた。だが、その事故の記録を探しても見つからず、代わりにマイアミの建設現場でマニーと同じ年頃の身元不明の少年の遺体が見つかっていたことがわかる。
トラックから盗まれたゲームは路上で売られていた。売人はホルヘの借金のカタに、ロージーが運んでいたゲームソフトを奪ったのだ。だがそれでも借金を返すには足りなかった。ホルヘはモグリのカジノにいるところを発見される。ホルヘは足りない分を何とかしてくれとロージーに頼むが、「マニーが死んでからずっと私が尻拭いしてきた、もうたくさんだ」と突き放されたという。マニーを殺してしまったのもホルヘだったのだ。ホルヘは自分を見捨てようとしたロージーに銃を向け、姉を射殺したことを自白。ロージーの遺体は公園にあった。
感想
バッドエンドだった……。orz
やはりこういう話は、見ていて暗い気持ちになってしまうな~。前半の方で、ロージーが(ホルヘと一緒に?)児童ポルノの製造組織を調べようとしてような話があったけれど、結局それは直接は関係なかったようなので、あらすじからは省略。シャンタルとマルコムの「私たちみたいに、ロージーとホルヘもきっと助け合っている」という台詞が悲しい。
いや事件はともかくヴィヴが!現場に到着してもなかなか車から降りずに中で泣いているものだから、どうしたのかと思っていたら……肥大型心筋症という心臓の病気ですって!? 現在は病気のことを誰にも言わず、投薬治療を受けているようだが、遺伝性なので息子のレジーも検査を受ける予定らしい。なのに、弟と2人だけで暮らしたいというシャンタルにも「17歳になっても気持ちが変わらなければ力になる」なんて約束して大丈夫なのか! まさか2人ともヴィヴが引き取るわけにもいかないだろうし、どうするつもりなのだろう。とはいえ、シャンタルもマルコムもこれ以降出演エピがないからなぁ、結局いい里親が見つかったらしいわよ、みたいな結末かしらん。
そして、まだ交際が続いているらしいサムとマーティン。今回はダニーが「何で隠すの?」なんて聞いていたけど……うーん……サムの元彼が2人のボスで、しかもその離婚原因のひとつがサムとのことだったという状況では、やはり少々決まりが悪いんじゃないかと思うんだけど、どうだろう。
それにしても、ジャックの家庭問題が一段落したと思ったら、今度はヴィヴか~。捜査官ドラマに重点を移すと、どうしても失踪者の印象が薄くなってしまうのが困ったところだ。つか、ボスがああだからヴィヴにはどっしり安定してチームをまとめてもらわないと困るのだが。
— Yoko (yoko221b) 2008-01-23