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wire:s01:009_game_day

Table of Contents

The Wire - Season 1

#9 Game Day

  • 邦題:「決戦の日」
  • 監督:Milcho Manchevski
  • 脚本:David H. Melnick, Shamit Choksey
  • 原案:David Simon, Ed Burns
  • 初回放映:2002-08-04

“Maybe we won.” - Herc

概要

ウォレスはオマーの強奪、ブランドンとスティンカムの死で「ゲーム」が嫌になり、学校に戻りたいとディアンジェロに打ち明ける。ディアンジェロは了承し、ウォレスに餞別を渡す。

フリーマン、シドナー、プレッズは、バークスデールの資産と金の流れを書類から追跡しようとするが、ダニエルズは「それはまだ時期尚早」との意見だった。他の捜査員はフィールドで、彼らの使用する公衆電話をチェック。カーヴァーとハークはウィーベイの車を停止させ、ゴミ袋に入れた大金を発見。ウィーベイが「そんな金のことは知らない」と突っぱねたため、刑事2人は金を没収する。

フリーマンとグレッグスは、内通者として目をつけたシャーディーンに接触。シャーディーンは友人のキーシャの遺体を確認し、彼女が裸でゴミ捨て場に捨てられていたことを知る。シャーディーンはその後、荷物をまとめてディアンジェロの家から出て行く。

カーヴァーとハークは監視のためいつもの屋上へ行くが、そこでピットに誰もいないことに気づく。ピットやタワーの住人は皆、東西プロジェクト(この場合の「プロジェクト」はおそらく低所得者向け住宅のことだと思う)対抗のバスケットボールの試合を見に出かけていたのだ。2人はそこでボディたちの姿を見かけ、彼らの会話からエイヴォンがそこにいるらしいことを知る。連絡を受けたシドナーは、昔のボクサー時代の写真からエイヴォンを見つけ出す。

フリーマンはバークスデールの偽装会社(フロント・カンパニー)――アパート、クラブ、葬儀社などを発見。バークスデールの手によって多額の金額が動いていること、政治献金にも使われていることなどを挙げてダニエルズを説得する。

その時の会話で、ダニエルズはウィーベイが運んでいた金額が$22,000であることを知るが、カーヴァーとハークが提出した金額は$15,000だった。ダニエルズは不足分を提出して釈明するよう命じ、カーヴァーはハークに疑いの目を向けるが、その金は車のトランクから発見される。袋が破れて、車輪格納部に入ってしまっていたのだ。

オマーはショットガンを片手にピットへ乗り込み、バークスデールのドラッグを手に入れる。オマーはそれを持って、イーストサイドを仕切っている「プロポジション・ジョー」に会いに行き、商品と引き換えにエイヴォンのページャーの番号とウィーベイのコード番号を聞き出す。そしてエイヴォンをおびき出して射殺しようとするが、返り討ちにあって肩を撃たれてしまう。


感想

電話の盗聴が気づかれたため、フリーマンが捜査の方向を変えて資金の流れを調査。調査を始めた時はまだダニエルズにも了解を取っていなかったようだ。最初の頃は、ドールハウスの家具作りにしか興味がなかったようなフリーマンがいつの間にか存在感を増し、いまや当然のようにチームを仕切っているのだが、その変化がとても自然で、見ていてほとんど違和感がない。そして、その隣で地道に調査活動をこなしているのが、一番の問題児だったプレッズ。初期のエピソードを思い出すと、何だかしみじみするわ~。

今回は東西プロジェクト対抗のバスケ試合があり、とうとうエイヴォン・バークスデールが姿を現す。エイヴォンとダニエルズの車がスローですれ違うシーンは、すごい迫力があってドキドキした。

相変わらずストーリーに絡んでくるようなこないようなバブズの動向。今回は本格的に薬物の使用をやめようと決意して妹の家に行き、地下室に泊めてもらう。主だった組織の面々が一通り登場したので、例の「ハットトリック」はもう必要ないのだろうか、ジョニーは何をしているのか、いろいろ気になってしまう。

Yoko (yoko221b) 2007-08-13

wire/s01/009_game_day.txt · Last modified: 2020-08-15 by 127.0.0.1