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The Wire - Season 4, Episode 3
#40 Home Rooms
- 邦題:「新学期」
- 監督:Seith Mann
- 脚本:Richard Price
- 原案:Ed Burns, Richard Price
- 初回放映:2006-09-24
“I love the first day, man. Everybody all friendly an' shit.” – Namond Brice
概要
オマー・リトルは、新しい恋人リナルドと暮らしている。シリアルを買いに出かけ、帰りに立ち止まって煙草に火をつけると、屋上から麻薬の包みが落ちてくる。だがオマーは、そのような物はもう望んでいなかった。重要なのは、何を奪うかではなく誰から奪うかということだからだ。
警察を退職したハワード・コルヴィンは現在、ホテルの警備主任を務めている。教会の助祭がコルヴィンのもとを訪れ、メリーランド大学の社会学研究に協力する気はないかと聞く。コルヴィンは助祭の話をいったんは断ったものの、やはり協力を了承。調査のため2人はティルマン中学へ赴く。
マイケルは学校の支度を整えるため、ネイモンドの仕事を分けてもらっていたが、ボディはマイケルの仕事ぶりに満足し、学校より売人の仕事をしないかと誘う。
討論会でカルケッティに糾弾されたロイス市長は、看板を撤去したり事務所の前で道路工事を始めたりと、カルケッティの選挙運動を徹底的に妨害する戦術に出る。
グレッグスはストリートを見張り、薬物の受け渡しルートを探る。ロールズはMCUの主任をアッシャー警部補からマリモウ警部補に変更する。新主任の方針に不満を持つフリーマンとグレッグスは異動を希望し、ともに殺人課に配属されることになった。
マクノルティとビーディは、バンクを夕食に招待する。
プロップ・ジョーやスリム・チャールズらの麻薬カルテルは、新興勢力のマーロやNYからやって来た勢力に悩まされている。マーロを仲間に引き入れ、NY勢を追い払おうと決まる。
学校が始まり、プレッズは言うことを聞かない生徒たちや教室での暴力沙汰に苦労する。ハークは市長の口添えで巡査部長に昇進決定。
感想
オマー登場! 今回の彼氏はラテン系のイケメンだが、早朝、外で音がしてオマーが飛び起きたのにまだ寝てる。結局その音はゴミ収集車だったけど、大丈夫かこの彼……。
人物の流れが少しずつ動き出して「今シーズンの位置」に配置されて行く、そんなプロセスが見えてきたエピソード。元警視のコルヴィンはホテルの警備係を辞めてソーシャルワーカーに。グレッグスとフリーマンはMCUから殺人課に。ハークは市長への忠誠心を発揮?して巡査部長に。そして初期エピソードでダニエルズたちに散々苦労をかけてきたプレッズが、今度は子どもたち相手に苦労する側に回る。
ただ、シーズンの中心となるストーリーの大きな流れが、どうもまだ見えてこない。これはやはり、マクノルティ不足なのがいけないんじゃなかろうか。今シーズンの彼、ビーディん家でマイホームパパやってるだけじゃん!
ネイは漢字のタトゥーを入れたいらしいが、「虎」を指差して「これはheart」、「心」を指して「これはlion」と言ってた。どっちも間違ってます……。
オマーの彼氏がジョージ・P・ペレケーノスの『ドラマ・シティ』を読んでいた。ペレケーノスは、この The Wire にもプロデューサー/脚本家として参加している(このエピ担当じゃないけど)。
— Yoko (yoko221b) 2008-08-04