通算6話「書き換えられた女」
ニューヨークの国連本部の隣にあるホテルで不正アクセス事件が発生。外交官や要人が多く利用するため、機密情報を狙っての犯行かと思われたが、支配人が客室で若い女性の遺体を発見し、事件は思わぬ方向へ。
- 脚本:Pam Veasey
- 監督:Rob Bailey
- 初回放映:2015-04-15
hospitality hack(ホスピタリティ・ハック):ホテルのネットワークに侵入すること
ニューヨークのカーケンダル・ホテルのシステムに不正アクセスがあり、チームは現地へ向かう。ホテルは国連本部の隣で外交官や政府高官らも利用しており、要人や機密情報が狙われる可能性もあった。ホテルの弁護士は宿泊客がやり取りした機密情報が盗まれることを心配する。だが、防犯カメラの映像が消されたことから、エイヴリーは犯人の狙いは機密ではなく、何かの隠蔽だろうと推測する。
客室で騒音の苦情が入り、支配人がその部屋に入ったところ、宿泊客のアデル・フォルターが浴室で死亡していた。部屋には争った形跡があり、トイレからはスマートホンの残骸が発見される。犯人はスマホを破壊し、トイレに流そうとしたのだ。
アデルは死亡してから約3日経過していたが、ホテルの記録によるとアデルはルームサービスや映画などを利用し、その日の朝食も摂ったことになっていた。犯人はトロイの木馬でシステムに侵入し、アデルの記録を書き換えて彼女がまだ生きているように見せかけたのだ。
侵入にはパーティの招待状に偽装したメールが使われており、その発信元からニューヨークに住むクラブオーナーのエヴァン・ウェスコットが逮捕される。防犯カメラの映像にはアデルに似た女性とエヴァンが接触するところが映っており、エヴァンのスマホにはアデルとのメッセージも残されていた。また犯行当時、エヴァンがホテルにいたこともわかるが、エヴァンはすべて否定し、犯行当日はクラブにいたと主張する。
ネルソンはトイレに棄てられたスマホを洗浄し、クラミッツとともにデータの復元を試みる。その結果、アデルはエヴァンにメッセージを送っていなかったことが判明。メッセージも位置情報も、遠隔操作でエヴァンのスマホに仕込まれたフェイク情報だったのだ。
アデルと交際していたシェーン・ティルマンは、アデルと連絡がつかないが、ホテルからは彼女が「滞在中」と言われたので、スマホを失くしたのかと思っていたという。
レイヴン、ネルソン、クラミッツは、犯人がエヴァンのスマホをハッキングした方法を突き止めようと話し合い、公衆WiFiに接続したタイミングを狙われたのではないかと思いつく。エヴァンの行きつけの場所を調べてみた結果、3日前エヴァンが使用している時にWiFiが一度ダウンしたことがあるという。犯人は偽のルーターを利用してエヴァンのスマホを乗っ取ったのだ。
犯行に使用されたルーターの機種が判明し、購入者を調べたところ、店の防犯カメラからアデルの彼氏シェーンが事件後に現金で購入していたことがわかる。
シェーンは部屋にいない。誰かと争った痕跡があることと、アデルの手に残っていた不審なアザから、エイヴリーは、シェーンが暴力を振るいアデルが逃げ出したのだと判断。データを解析し、シェーンがエヴァンを追っていたことがわかる。イライジャがエヴァンの店へ向かうと、シェーンは「お前がアデルを奪った」と、エヴァンに銃を向けていた。
シェーンは店の屋上へ逃げ、飛び降りようとするがイライジャが腕をつかみ身柄を確保。だがシェーンがホテルの部屋にいたという証拠がなく、犯行の立証は困難と思われた。
しかし、クラミッツらがスマホに入っているモーションチップからデータの抽出に成功。アデルとシェーンのデータを同期させた結果、2人がホテルの部屋で争い、シェーンがアデルを付き飛ばして死なせたことがわかる。
イライジャの目の前で飛び降りる容疑者――という場面から始まり、時間巻き戻しで事件描写が始まるという形式。なのでちょっと特別なエピソードなのかなと思ったら、そうでもなかった。あの体格の男性を片手でホールドするのはちょっと無理じゃないだろうか。
衝動的な犯行の割に事後の隠蔽工作が細かい細かい。エステや朝食の利用など、不自然に思われない時刻をちゃんと調節したのだろうか。エヴァンと会っていることにしたのは何時から何時、とかエヴァン側の工作も矛盾がないように、タイムテーブルをきちんと書いたのだろうか。そういうの得意?
そういう細かい工作をどうやって崩していくのかと思ったら、モーションチップという証拠が発見され、オセロのボードのように一気にパタパタ。ちょっと強力すぎる気もする、この証拠。
ともあれ、殴り合いする時はスマホを持っていてはダメだというエピソードだった。
事件とは関係ないところで、ネルソンは蜘蛛が苦手ということが発覚。
使用楽曲
- With Me by Underglow (冒頭)
2025-03-21