CSI:Cyber S1-8 Selfie 2.0

CSI:Cyber シーズン1 CSI: Cyber

通算8話「セルフィー2.0」
若い女性の遺体が発見される。歯の治療痕で身元が特定されるが、その女性は死亡推定時期よりも後にSNSを更新し、外国に住んでいると話していた。

CSI:サイバー シーズン1 DVD-BOX

  • 脚本:Anthony E. Zuiker
  • 監督:Eagle Egilsson
  • 初回放映:2015-04-22

location services(位置情報サービス):正確な現在位置を示すソフトウェア

ニューヨーク州シラキュースで若い女性の遺体が発見される。歯の治療痕から氏名はエリザベス・マークスと判明。死後1か月以上経過しているはずだが、被害者はその後もSNS「フレンド・アジェンダ」で自分のページを更新していた。彼女は「パリ郊外にアパートを買った」と投稿し、両親も娘とは不仲で彼女は駆け落ちしたのだと思い込んでいた。

エリザベスが姿を消したのは2年前。それまでの投稿はデートの愚痴などネガティブな話題が多かったが、失踪と同時に「昇給して嬉しい」などの明るい内容に変わっていた。

エリザベスの検死データを調べたところ、致命傷になった刺し傷は7か所。また、手足には拘束されていたような痕跡が見られた。また、身体には「7」と「6」を消して「5」と刻んだタトゥーのような痕跡があった。エイヴリーは、何者かが被害者を所有していると示すために刻印し、7位から5位に「昇格」させたのではないかと思う。犯人は女性を所有するために誘拐したが、殺害してゴミのように捨てた。であれば、代わりの女性を誘拐している可能性が高い。

ニューヨーク州で、エリザベスの死後に失踪した若い女性のうち、身体特徴の似た女性を絞り込んでいくと、最終的に3名が残った。その中でミッシー・バワーズという女性は失踪後もSNSを更新し、スイスにいると言っていたが、母親は投稿を信用せず捜索願を出していた。

ミッシーとエリザベスの共通点として、2人とも大量の自撮り画像をアップしていた。メタデータを照合してミッシーの行動範囲を割り出したところ、彼女が拉致される場面が防犯カメラに映っており、顔認証ソフトで犯人はマンハッタンに住むバリー・ティプトンとわかる。

だが、ティプトンの経営する会社に踏み込んでみたところ、そこにいたのは「同じ顔」をまとう複数の男女。ティプトンは「情報を利用する国家権力に対抗する」というスタンスで自分そっくりの顔マスクを大量に販売していた。情報を守るため取引はすべて現金だという。

カメラの映像を分析したところ、誘拐の実行犯は体格から女性と判明。腰の部分には「7」から「2」までの数字を消し「1」を刻んだタトゥーがあった。つまり黒幕から最も信頼されているナンバーワン。

クラミッツは時間的な範囲を広げて失踪女性を調べ、2004年に失踪したヴァネッサ・ギレルマンを探し出す。エイヴリーはヴァネッサの姉に協力を依頼し、メッセージを送ってチャットへおびき出すよう頼む。

ヴァネッサはまんまとおびき出され、その場で逮捕されるが、取調室では犯人への忠誠を誓いイライジャに怒鳴り散らす。エイヴリーは、ヴァネッサが父親から性的虐待を受けていたことを利用し、説得を試みるが彼女は「ご主人様にとって私の代わりはいない」と勝ち誇る。

エイヴリーは、ヴァネッサを失った犯人が「7人を揃える」ことに執着し、次の獲物を狙う場所としてデートサイトを調べる。そこへ、一連の誘拐被害者と身体特徴の一致する「お相手」を求める書き込みがヒットし、照会の結果オールバニー在住のジャスパー・クロスと判明。

エイヴリーらはクロス宅に突入。クロスはライフで応戦しようとするが、エイヴリーが言葉巧みに挑発し、クロスが挑発に乗ったところをイライジャが射殺する。

エリザベスは監禁から1年半経って外出を許されたが、そこで助けを求めようとしたためヴァネッサに殺害されたのだった。


「CSI:クリミナルマインド」みたいなエピソード。ターゲットの身体特徴や数字に固執するという犯人の「秩序型・性的サディスト」ぶり、犯人の心理を読んで行動を予測するという捜査方法。SNSにワナをしかけるというのも、クリマイのガルシアなら簡単にできるでしょって感じ。

今回は、CSI本家の出張エピにも登場した架空のSNS「フレンド・アジェンダ」が再登場。エリザベスの投稿で本人がしゃべっている映像が重なったので、動画を投稿しているのかと思ったら、これは「イメージ映像」で、投稿はテキストのようだ。実際、監禁場面も動画を撮れそうな様子ではなかった(2025年の今なら生成AIで動画も作れそうだけど)。テキストなら偽装も簡単だし、2015年の作品だということを考慮しても、やはり「サイバー」感に乏しい印象は否めない。

ミッシーの拉致場面が防犯カメラにばっちり残っていることに驚く。ミッシーの母親はSNSを信用せず捜索願を出していたが捜査されていなかったということか。警察はSNSを見て「事件性なし」と判断したのかもしれないが、出国記録を調べればミッシーが国外に出ていないことはわかりそうなものだし、失踪前の足取りを追って行けばカメラ映像には簡単にたどり着けたのではないか。

そしてヴァネッサをおびき出したメッセージは、作戦とはいえ辛すぎる内容だった。

ヴァネッサは「7」から順番に昇格していった経緯が文字通り身体に刻まれている。ということは、2004年に彼女を拉致する以前、少なくとも6人の失踪女性がいたということになる。彼女たちはどうなってしまったのか。そのあたりも消化不良。

自分の顔マスクを大量に販売していたバリーは今後も登場するだろうか。
「防犯カメラに顔が映っている」
「……またこいつか!」

そして、毎回エイヴリーが冒頭でつぶやいている「PCに不正アクセスされ患者が殺された」件。被害者の姉妹らしき女性が登場するが全貌がまだよくわからない。


使用楽曲

  • Five Foot Two, Eyes Of Blue by Art Landry and His Orchestra

2025-03-27

タイトルとURLをコピーしました