通算15話「サイバーストーカーの恐怖」
レイヴンの友達がサイバーストーカーに狙われ、仕事も住む場所も失ってしまう。レイヴンは協力を約束し、リベンジポルノサイトを調べながら調査を行い、結果をイライジャに引き継ぐ。
- 脚本:Kate Sargeant Curtis
- 監督:Matt Earl Beesley
- 初回放映:2015-10-11
cyberstalking(サイバーストーキング):電子デバイスを用いた嫌がらせ行為
レイヴンは友達のトレイシーとクラブへ行く。レイヴンはFBIではなく「博物館のIT部門で働いている」ということにしていた。トレイシーは「ハートネット」という位置情報付きデートアプリを使っており、何度も男性からアプローチされる。
その夜、トレイシーを泊めたレイヴンの家にニセの通報がありSWAT部隊が突入。ひそかに交際していたネルソンは間一髪でその場から逃走する。
1週間後、リベンジポルノサイト「ガーソ・リゾ」を捜査していたレイヴンはトレイシーから相談を受ける。彼女は電気や水道を止められ、郵便は勝手に局留めにされるといったトラブルに見舞われ、仕事も住む家も預金も失っていた。いずれもトレイシー本人には身に覚えのないことだったが、不正が行われた証拠も見つからず、警察は取り合ってくれないという。
レイヴンは銀行のアクセスログを調べ、カイル・ブリストウというハッカーがトレイシーの口座から金を奪ったことを突き止める。エイヴリーはブリストウの件をイライジャに任せ、レイヴンには引き続きリゾの件を調べさせる。
イライジャはブリストウの自宅へ向かうが、行ってみるとブリストウは鈍器で殴られて死亡していた。
ブリストウ宅には2台のスマートホンがあり、片方にはトレイシーからの「殺してやる」というメッセージが残されていた。一見、ブリストウがメインとは別のスマホを浮気用に使用し、トレイシーと不倫したあげく痴情のもつれで殺されたように見えるが、位置情報やメッセージを照合した結果、2台は別々の人間が使っていたらしいとわかる。ラッセルは2台のスマホに付着していた微生物を分析し、別人が使っていたと断定する。何者かがブリストウになりすましていたのだ。
浮気用のスマホの位置情報を調べると、トレイシーをストーキングしていたような痕跡が発見される。不正アクセスの発信元は、額縁店のパソコン。店を調べた結果、ブリストウが家族写真の額装を頼みに来ていたことがわかる。犯人はその写真をプロフィールに利用したのだ。
トレイシーはスマホの電源を切り、追跡されないようSIMを購入するが「タイヤがパンクしている」と声をかけられ、男性の車に同乗。実は彼こそがストーカーのホールデンで、タイヤを切ったのも彼だった。SIMを変えても位置情報アプリがオンのままだったため、トレイシーは警察に逮捕されてしまう。
トレイシーはエイヴリーの取調べを受け、ブリストウの自宅を訪ねたことを認めるが殺害は否定。彼女はホールデンがストーカーだったことを知る。エイヴリーはトレイシーの無実を確信するが、証拠はあまりにも不利。トレイシーが現場にいた時刻とブリストウの死亡推定時刻は重なっていたが、エイヴリーとラッセルはタンパク質の分解程度を調べて死亡時刻を細かく絞り込む方法を思いつく。その結果、ブリストウはトレイシーが現場へ行く前に死亡していたことが判明。
レイヴンはFBIで働いているということをトレイシーに打ち明け、ハッキングされないスマホとパソコンを渡し、逮捕するまでホテルに滞在できるよう手配する。だがトレイシーはホールデンからメッセージを受信して監視されていることを知り、パニックに陥る。ホールデンはトレイシーではなく、クラブで一緒にいたレイヴンを監視してトレイシーを見つけ出し、「セル・キャッチャー」という手法を使い、物理的な距離と電波の強度から番号を割り出したのだ。
レイヴンは自分に接触したアカウントをリストアップし、ホールデンの偽アカウント「ブラッド・ラーソン」を見つけ出す。トレイシーは偽アカウント「エイミー」で「ブラッド」を誘い出す。トレイシーがホールデンを罠にかけたことを知り、レイヴンらは待ち合わせの店へ向かい、ホールデンを逮捕してトレイシーを保護する。
レイヴンの私生活の一端が明らかに。同年代の友達とクラブで遊び、ひそかに職場恋愛(エイヴリーは気づいていそうだ)。FBIで勤務していることは、口外禁止ではなさそうだが、表向きは「博物館のIT部門」と言っているらしい。ワシントンで博物館というと「ボーンズ 骨は語る」のブレナン先生を連想するので、まぁ共通点はあるかも。
ストーカー事件と並行してレイヴンらが調べていたリベンジポルノサイトの件、関連してくるのかと思ったらこちらは未解決。この後別の話でまた出て来るのだろうか。今回レイヴンは捜査に参加できないので別の仕事をしていただけかもしれないが(そういえば同時に複数の事件を扱うのも別に珍しいことではなかった)。
ホールデンは、トレイシーからすべてを奪い、接続元をブリストウに偽装できるくらいのテクニックがあるので、額縁店もどうせ偽装だろうと思っていたら本当に犯人で逆に驚いた。銀行口座をハッキングできるのなら、その技術でもっと(自粛)。
位置情報付きのデートアプリで、このユーザーとどれくらいすれ違った、などと言っている場面、何か既視感があると思ったらCOCOAだ!(2020年に開発された新型コロナウイルス接触確認アプリ)
しかし「サイバー」ストーキングよりも、実際に本人の姿を捉えて物理的に後を尾行するのがやっぱり確実だな……と今回エピを見て素直にそう思った。微生物による識別も同じ。
ラストではラッセルが勝手にデートアプリに登録されていて、そういえばCSI:NYのマックも勝手にプロフィール作られていたことがあったっけ?と思い出した。そしてラッセルは離婚したらしい。ベガスのS12で初登場した時は、ドラマ世界では珍しい円満カップルだと思ったのに。学生時代に出会って恋をして結婚し、他の女性にはまったく関心が向かなかったと言っていたのに。
そして「4人の子持ち」ですと?マヤとチャーリーの他にあと2人いるということか。でもマヤは結婚して娘がいるし、チャーリーもそろそろ大学卒業している頃なので、こういう場面で「子持ち」と言われても何だかなと思う。
使用楽曲
- Who Cares? (feat. Kudo$) [Instrumental] by Beth Yen (冒頭のクラブの場面)
- Burn by LOVECOAT (トレイシーが偽アカでホールデンを尾行)
- Jitterbug (Cru Remix) by With Lions (レイヴンがトレイシーのアカウントを解析)
- The Devil and Me by Kenny Inglis (ホールデンがトレイシーを尾行)
2025-04-05