Episode 2014 – 2/2/91
脚本: スコット・フロスト
脚本: ユリ・エデル
金曜の夜 (続き)
-トルーマンとクーパーとドク・ヘイワード、死体を調べる。口には黒いポーン の駒が入っていた。クーパー、死体は浮浪者だと言い、調査の結果を予測する (傷の種類、捨てられた車など)。クーパー、この事件の背後にウィンダム・ア ールがいるとトルーマンに告げる。
ク: 奴はポーンを取った……きわめて異常な方法でだ。
[2013の配置とはやや異なるチェス盤の映像]
-オードリー、ボビーとともにホーン帝国を救う計画を立てる。
オ: ボビー、今からは私がボスよ。
-レオ、斧でシェリーに襲いかかる。ふくろうが見ている。
レ: 「あばよ、女房」、「悪い娘だ」
ボビーが戻って来る。格闘の後、シェリーがレオの脚を刺し、レオは森の中へ逃げる。
3月18日(土)
昼間
-クーパーの疑いは晴れたが、停職は解けなかった。トルーマン、中指を伸ばしてカップを持ち、浮浪者殺人事件を保安官助手クーパーの担当にする。ホーク、ハンクが病院にいると報告する。ハンクは「バスにはねられて」取引に来なかったとのこと。シェリー、レオの意識が戻ったと連絡して来る。
[2013の配置とはやや異なるチェス盤の映像]
-アンディ、ニッキーに対する自分とディックの疑惑(ニッキーが6才の時に自分の両親を殺したのではないかということ)をルーシーに話す。
-ジェームズ、ジェフリーに会う。ジェフリー、車に乗り込んで走り去る。
-RRで、エドとドク・ヘイワード、ネイディーンのデートとセックスについて話し合う。
ドナ、バンで「2~3時間西に行った所」にいるジェームズのもとへ向かう。
-エド、ネイディーンとハンクの喧嘩のことをノーマに話す。ノーマ、ハンクは 仮釈放の規定違反でトルーマンに逮捕されるだろうと言う。エドとノーマ、ロ マンチックな週末を計画する。
ノーマ: 皆に知られるわ。 エド: かまわないよ。
-ジェームズ、出発の準備をする。イヴリン、ジェームズに迫る。 ジ: ダメだよ。
-クーパー、トルーマンと話をする。
ト: で、事件とチェスとどういう関係があるんだ?
ク: ウィンダム・アールとぼくは、3年間毎日チェスをやっていた。彼は、人生のすべてをパターン化できるといながらプレイしていた。 (間) ぼくは一度も勝てなかったからだ。 (間) 次はぼくの番だ。次の手を「ツイン・ピークス・ガゼット」に出す。他に方法はない。
ト: クープ、もっと詳しく話せよ。
ク: ハリー、今まで黙っていたが、ぼくはこの街に厄介ごとを持ち込んでしまったようだ。 (座る) ウィンダム・アールはぼくの最初のパートナーだった。法律のことも、FBIのことも、すべて彼に教わったんだ。4年前、ぼくらは、事件の重要な証人の警備に当たることになった。彼女は……彼女はとても美しく、心やさしい女性だった。名前はキャロライン。ぼくは彼女と恋に落ちた。ある晩、ぼくは……見張りに失敗した。不意をつかれて襲われたんだ。ぼくは負傷して意識を失った。 (何かを呑み込む) 気がつくと、彼女はぼくの腕の中で……死んでいた。刺されたんだ。
ト: あの浮浪者の傷か。
ク: 同じ傷だった。犯人はわからなかった。ぼくの怪我は回復したが、ウィンダム・アールは精神に異常をきたし、病院に収容された……だが最近になって脱走した。
ト: そいつが、何故おまえさんを狙ってるんだ?
ク: ハリー……キャロラインは、ウィンダム・アールの妻だったんだ。
(トルーマンは机の端に座っていたが、ここで椅子に腰掛けて身を乗り出す。)
ト: で……女房が死んだのはおまえさんのせいだというわけか。
ク: (首を振り、顔を近づける) それならまだいい。ぼくは、彼が妻を殺したのだと思ってる。最初に彼女が目撃した犯罪も、彼がやったのだと思う。
ハリー……ウィンダム・アールの頭脳は、まるでダイヤモンドだ。冷たく、固く、輝いている。精神を病んだふりをして入院したのも演技だろう。だが、彼はどこかで善悪の判断の基準を失っている。君は彼の能力を知らない。ハリー……君は知らないんだ。
-ドナ、ウォリーズにジェームズを訪ね、イヴリンに出会う。
イヴリン、ジェームズは自分が頼んだ仕事を済ませてメキシコへ発ったと言う。
-ジェームズ、自分の感情と闘う。
-オードリー、ジェリーをベンのオフィスに案内する。 ベン: 「ジェブ!」 ジャ
コビー医師もそこにいる。
医師、ベンが歴史に反して南軍を勝たせようとするのは、ベンが自らの敗北から回復するための健全な道のりであると説明する。
-ブリッグス、よろめきながら保安官事務所に入って来て、気を失う。ルーシー、口紅を調べる。
-ブリッグス、トルーマン、クーパーが事務所にいる。
(ブリッグスとクーパーとトルーマン、大きなグラスで水を飲んでいる。ルーシ
ー、水差しを持ってそばに立っている。)
ル: もっといります?
ク: いいよ。
ト: いいよ、ルーシー。
少: もういい。
(ルーシー、出て行く。)
ト: 少佐……何があったんです?
少: あなたも私同様任務に人生を捧げている人間だ。忠誠の誓いをいかに厳格に守っているかはよくおわかりだと思う。そして、その誓いを破ったときの報いも……。
ク: 大きなものですね。
少: 空軍とは、正義のための戦いに身を捧げる組織とは、異なっているような気がする。 (間。こめかみを拭く) 正直に言って、私は戸惑っている……上官は私に失踪事件のことを質問した。彼らは疑いを持っている……ほとんど妄想に近いような。ホワイト・ロッジ探索の目的には、何かしら不純なものがある。私は失踪中に、ホワイト・ロッジにいたのだろう。だが、何も思い出せない。ただ……感じる。恐ろしい予感を。
ク: いったい何が?
少: はっきりとはわからない。(間)また戻って来よう。それまでは、影の中にいるが。では、失礼する。
ク: ではまた、少佐。
(少佐、去る。)
ト: 影の中にいる……どういう意味だ?
ク: わからない。
-ジャコビー、ラナ、クーパー、トルーマン、ホークが事務所にいる。
(クーパーとトルーマン、ホークの後から会議室に入る。ジャコビーとラナがそこで待っている。)
ジ: よろしい。皆さんに聞いていただきたい。私は、約24時間にわたってこの魅力的なご婦人と一緒にいました。そして……ご覧のとおり、傷もないし骨も折れていない。亡くなったご主人のお兄さんが主張しているような呪いや殺人は、ナンセンスです。彼女はただ、性的な影響力が強く、人体についての実践的な知識と技術に長けているだけなのです。誰も、味わったことも与えたこともないような快楽のね。
ト: 暑くないか?
ク: ああ
ホ: 確かに
ク: ラナ、まずお祝いを言わせてもらおう。
ラ: ありがとう。ジャコビー先生のおかげです。
ジ: はははは。よろしい、ではボウリングに行って来るよ。それじゃ。
-デュエイン・ミルフォードがショットガンを持って現れ、ラナを撃つと脅す。クーパー、市長と夫人を会議室に2人だけにして話し合ってもらおうと提案する。トルーマン: で、我々は? クーパー: 待つんだ。
-警官たちが会議室に入ると、夫人と市長は養子を迎える相談をしていた。
-キャサリン、アンドリュー・パッカードをピートに会わせる。 ピ: ソーセージを忘れた!
キャサリンとアンドリューは、アンドリューの命が狙われていることを知り、彼の死を偽装したのだった。エッカートは、アンドリューに仕事で負けそうになって彼の殺害を企てた。6年前のことだった。
夕方
-エッカートとジョーンズ、グレート・ノーザンにチェックインする。
-トルーマン、クーパーにシアトルの新聞を見せる。ジョナサンが殺されていた。
トルーマン、ジョシーを疑いクーパーに調査を頼む。
ク: ハリー、一つはっきりさせておこう。ぼくは今、君の部下だ。君の命令に従うよ。コーヒーを飲めでも何でも。
-ドク・ヘイワード、ディックとアンディにニッキーの話をする。ニッキーの母親は移民で、グレート・ノーザンでメイドをしていた。彼女は暴行されて妊娠し、出産と同時に死亡した。ニッキーは孤児院に引き取られ、その後里子に出された。養父母は自動車事故で死亡した。ルーシー、彼らがニッキーを疑ったことに怒り、ハエを叩く。ディックとアンディ、泣き出す。
-マーシュ家。
{1台目のパトカーが到着する。}
イヴリン: 事故があって、ジェフリーが死んだわ。
ジェームズ: 車で?
イ: ええ
ジ: 殺したんだな!
イ: いいえ……違うわ……。
ジ: 何てこった、罠だったんだな!
イ: マルコムが考えたのよ。兄だというのは嘘よ。急いで、ジェームズ。あなたを待っている娘のところへ……。 {2台目のパトカーが到着する。}早く! {ジェームズ、ジャケットをつかんで去る。}
ドナ、外に隠れている。2人で逃げ出す。
夜
-レオ、森の中を歩いている。意味もなくふくろうの映像。山小屋に灯かりがついている。レオ、中に入る。中にいたのはウィンダム・アールだった。