2018-19年 米国ドラマ事情：12月から2月

いつの間にやら5月に入り、9月からのドラマ編成もそろそろ決まるというこの時期に何ですが、12月～2月の視聴率を概観しようと思います。

いつも同じパターンですが、繰り返してご説明しますと、右側4列のうち、「SD」はSame Day（放送当日の視聴）の略、「7D」は7Days（当日の視聴＋放送から7日以内の録画視聴）の略です。Rは年齢層18～49歳の視聴率、Vは全世帯の視聴者総数（100万人単位）で、それぞれ平均値を取っています。その他の項目は、Net＝放送局、種（種別）＝ドラマ（1時間枠）/コメディ（30分枠）です。

SDと7Dを両方記録するのは面倒なのですが、できれば来季も続けていきたいと思います。7Daysを記録するのって楽しいんですよ。何が楽しいかって、当たり前ですけど数値が増えるから。SDの数値はどんどんジリ貧になっていて、記録していてもちょっと寂しい感じなのですが、7Daysにすると少し持ち直すんですよね。最近はTVを見る人が減った減ったと言われていて、確かにそういう面はあると思うのですが（インターネットの配信サービスに流れたりして）、録画で見る人を合わせると多少は印象が緩和されて「ほっとする」感じがあるわけです（これも記録を続けていくとどうなるかわかりませんが）。

では、まず新作ドラマの一覧です。ドラマとコメディに分けて、視聴率（SD）の高い順に並べてみました。

意外と言っては失礼ですが、”Magnum P.I.” が意外に健闘していますね。すでにシーズン2への更新も決まりました。前回（9～11月）のデータと比べてみると、少しですが平均値が上がっています。

大抵の番組は、開始間もない9～10月の視聴率がいちばん高く、そこから徐々に下がっていきます。特に新番組は、最初の値が高く下がるのも早い。上に挙げたデータは、9月から2月までの通算データですが、別々に計算するともっと差が出るのではないかと思います。しかし中には、じわじわと数値を上げていくものもあり、そういう「実力派」は長期の継続が期待できます。NBCの Chicago Fire がそうだったような記憶があります。

次に、新人の皆さん方が全体の中でどのあたりの位置にいるのかを示す、全作品のトップ25です。こちらはドラマ・コメディまぜこぜ。項目名は「S」がシーズン数で、あとは上の表と同じです。

2019-05-13