2018-19 米国ドラマあれこれ (1)SVUの記録更新など

テレビ局の調整室 お知らせ・雑談

7~8月は仕事が立て続けに入ってきてブログどころではなかったのですが、ようやく一段落したので溜まっていた更新ネタを片付けてこうと思います。

まずは、気づいたらもう新シーズンが目前に迫っている米国ドラマから。

昨年は、リバイバル&リメイク作品について書きました。

上掲記事では、便宜上「終了したシーズンの『続き』として同じ舞台設定・同じキャストで始まるのがリバイバル、新しい舞台設定とキャストでストーリーを作り直すのがリメイク」と定義しましたが、来季はまた別のパターンとして「続編」シリーズも来るみたいですね。まだ正式決定ではありませんが、「NYPDブルー」の続編パイロットが来季のミッドシーズンに放送される「かもしれない」という状況のようです。まぁ、これはスピンオフの一種と言った方が良いかもしれません。

これは2005年に終了した「NYPDブルー」の舞台設定(世界観)と一部キャストをそのまま利用したシリーズですが、旧主人公のアンディ・シポヴィッツはどうやら登場しない様子。主人公は新しいキャラで、まぁアンディと関係のあるキャラなのですが、あまり詳しく言うとネタバレになってしまうので。興味のある方は Deadline などをどうぞ。

‘NYPD Blue’ Reboot Could Get “A Different Incarnation” At ABC

関係ないけど上掲記事の写真、オリジナルのシーズン1ですよね。ほっさんがまだいる時代の。

また、来季は「Law & Order: SVU」が記録更新の21年目に入ります。

あの衝撃の本家打ち切りが2010年5月。その時私はこんなことを書いていました。

新記録を達成できなかったのは残念ですが、それでもタイ記録で、少なくとも今後10年は破られません。破られるとしても、現在その最短距離にいるのは同じファミリーのSVUですからね(その次が1年遅れてCSI)。

ちょっと計算間違いがあって、正しくは「今後9年間は破られません」でしたね。本家とSVUは「9歳違い」ですから。そして、記録を破ったのは、やはり順調にシーズンを重ねてきたSVUでした(CSIは15シーズンで終了)。L&Oシリーズの中でも安定した視聴率をキープしてきた作品で、本家やCIの存続が危ぶまれた年でもSVUだけは大丈夫と言われてきました。

これはやはり、シリーズの「主人公」として全シーズン出演を続けてきたマリスカ・ハージティの存在が大きいのだろうと思います。最初からずっと同じ役で全シーズン出演し続けてきたというのは、本家でも例がありません。逆に言うと、今後マリスカが降板するようなことがあれば……と、ちょっと心配になりますが、まぁそんなことを言ってもしょうがないので、今はただこの偉業を讃えたいと思います。

2019-09-03

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