通算110話「君を失う恐怖」
ホテルに宿泊していた旅行客が「妻がいなくなった」と通報。部屋の中で妻が誰かに襲われているのを目撃し、助けようとしたが突き飛ばされて意識を失ったという。時を同じくしてFBI捜査官の娘が誘拐されるという事件が起きる。
WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え! 5thシーズン 後半
- 脚本:José Molina
- 監督:Jeannot Szwarc
- 初回放映:2007-03-04
失踪者:ジェニー・ダーシー
旅行者ロブ・ダーシーが「妻のジェニーがいなくなった」と通報する。ロブは宿泊先のホテルで夜中に目覚め、妻が男に襲われ床に押し倒されているのを目撃。妻を助けようとするが突き飛ばされて意識を失い、目が覚めると妻の姿はなく、彼女のアクセサリーやショッピングバッグがなくなっていたという。部屋に押し入った形跡はなく、ホテルの従業員が関与している可能性が考えられた。
ロブは「ルームサービス係が馴れ馴れしくしていた」というが夫妻はルームサービスを利用していない。また、ロブはジェニーとともにタイムズスクエアで写真を撮ったというが、該当する写真屋も見つからなかった。
サマンサは夫妻の自宅へ向かい、寝室でジェニーの遺体を発見する。死因はぜんそくの発作と思われた。ロブは妻の死を受け入れられず、ひとりでNYに出発したのだった。ロブが語って聞かせた買い物や写真の話は、夫妻が80年代に新婚旅行で訪れた時の話だった。
失踪者:ソフィー・デルガド
エレナの娘ソフィーが自宅から誘拐される。エレナは元夫カルロスの犯行を確信するが、ソフィーを連れ去った実行犯は別人だとわかっている。犯人は鍵を開けて入り、子守のエイプリルを殴り倒して閉じ込め、ソフィーを連れ去っていた。
エレナは犯人の似顔絵を見て、麻薬所持の前歴を持つレイ・サイクスと特定する。エレナはカルロスがレイを雇ったものと確信するが、カルロス自身は現在カルテルに潜入中でアリバイがあった。
ダニーとマーティンはレイを発見して逮捕。ヴィヴィアンは「ソフィーの遺体が発見された」と言い、死刑をちらつかせて脅しをかける。レイはカルロスに雇われたことを認め「あいつに引き渡した時娘はまだ生きていた」と叫ぶ。
エレナは連絡係のクワン刑事を銃で脅して協力させる。クワン刑事はカルロスが賄賂を受け取っていたことを話し、彼が資金洗浄に使用している偽名がアルフレード・ペレーズであることを白状する。
マーティンはその偽名からカルロスの隠れ家を発見。カルロスは銃を出してエレナの身柄を要求し、エレナは単身乗り込みカルロスを説得する。カルロスはソフィーを解放し、逮捕される。
メインの事件は、サムが家の中に入ったあたりで真相がわかってしまい、あっさり終った感。あらすじはいつも「~が失踪」という記述で始めているのだが、今回は失踪じゃないので書き方を変えてみた。一覧表示に出るexceptがネタバレになってしまったかもしれない。
たまにはこういう変化球も良いと思うのだが、それで空いた時間を捜査官の個人ドラマに当てるのはちょっと……。一応失踪関連の事件ではあるのだが、ここでエレナが関わっちゃダメでしょ。
今までの経緯があるので、犯人はカルロス以外考えられないよなぁと思っていたら本当にカルロスで何の驚きもない。WaTは「失踪の原因は失踪者の人生にある」というドラマだったはずでは?
本来の道に戻ってほしい。
ところでソフィーを演じた子役ちゃんはAshlyn Sanchez、エレナ役はRoselyn Sanchezだが、別に親族とかではないらしい。
2025-07-04