通算116話「ただ一人のひと」
離婚事件を扱うb判事が失踪。仕事熱心で、特に子どもには親身に接していたが、熱心さのあまり当事者から恨まれることもあった。独身だが、妹の話では最近恋人ができたようだったという。
WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え! 5thシーズン 後半
- 脚本:Diego Gutierrez, Byron Balasco
- 監督:Kate Woods
- 初回放映:2007-04-29
失踪者:クリストファー・マニング
離婚事件を扱う判事のクリストファー・、マニングが失踪。仕事熱心で、特に子どもには親身に接しており、失踪直前にDV男性に退去命令を出していた。事件当時者から恨みをかうことも多い。助手は、関係者らしい男から詰め寄られるところを目撃していた。
判事は独身で、妹のノーラとは親しくしていた。数日前に大金を引き出したことがわかるが、ノーラは「最近恋人ができて、ブランド物を大量に購入していた」と話す。マニングはDV家庭に育ち、男女の愛情を信じていなかったらしい。だがマニングは、恋人の身元を妹にも明かそうとしなかった。
マニングに詰め寄っていた男は、マニングを尾行したことを認めるが、街娼に声をかけて車に乗せたところを見て写真を撮影していた。それでマニングを脅そうとしたが、結局金の受け渡しに現れなかったという。
ヴィヴィアンはマニングの助手に街娼の写真を見せて事情を聞く。その後開廷時間となり、代わりの判事が現れるが、そこに銃を持った男が現れる。ヴィヴィアンが銃を出して男を射殺するが、助手のジャスティンが被弾して死亡する。
ヴィヴィアンは、男が判事の顔を見て戸惑った様子を見せたことに気づいていた。おそらく狙いはマニング判事で、判事が交代したことを知らなかったのだろう。撃ったのは投資会社の御曹司トリスタン・マクニール。遺書のような手紙を残しており、「ミア」という女性をめぐって判事と争っていたらしいとわかる。
ダニーとマーティンは、マニングが車に乗せた売春婦を見つけるが、彼女は潜入捜査中の女性刑事だった。マニングとは以前から顔見知りで、115分署の証拠保管室に入るための手引きを頼まれたという。その分署では、女性に薬を飲ませてレイプする映像を収めたDVDが証拠保管室から紛失していた。
トリスタン・マクニールはレイ・グリーンという男とともに秘密クラブを開催していた。最近になって、トリスタンが病院に置き去りにした女性が死亡するという事件があり、盗まれたDVDはその時に押収されたものらしい。その時にはもうひとり女性がおり、氏名を「ミア・ジョーンズ」といった。
ノーラはミアの写真を見て、子どもの頃近所に住んでいた女性だと言う。ミアとマニングは仲が良かったが、ミアは両親が離婚してドイツへ行くことになった。ミアは「一緒にカリフォルニアへ行きたい」と言うが16歳の少年には無理な話。そのまま引き離されてしまっていた。その後、母親は男と逃げてしまいミアはドイツで路上生活をしていたようだった。
パーティの「招待状」の送信元が判明し、踏み込んでみると「ブルック」と名乗る女性がいた。現場からは大量のDVDが発見される。ブルックは、マニングがDVDの件で「話が違う」と怒って乗り込んできたことを認め、逆にレイからナイフを突きつけられたことを話すが、その後どうなったかは知らないという。
ダニーとマローンは、同じ建物内に潜んでいたレイを発見。レイはミアから判事を紹介されてDVDを取り返しただけで、その後のことやミアの居場所も知らないという。
DVD映像を確認すると、ミアは女性の死亡事件でマニングに「助けてほしい」と頼み込み、マニングは「何とかしよう」とこたえていた。
レイの話を手掛かりにミアのいそうな場所を調べて踏み込んだところ、そこではミアが死亡しており、マニングは銃を持って椅子に座っていた。マニングはミアを探してようやく発見し、逃亡の準備をしているところを見つけ「警察へ行こう」と説得しようとしたが、はねつけられたうえに罵倒され、思わず撃ってしまった。マニングはマーティンの説得に応じ、大人しく逮捕される。
時系列がいまいち理解できなかった。ずっと音信不通だったミアがマニングと再会したのは、パーティ事件の後だろうか。
事件を整理してみると、まずパーティで女性が倒れる。トリスタンは彼女を病院へ連れて行くが、彼女は死亡し、レイプビデオDVDを押収されてしまう。DVDを取り戻すためにミアはマニングにコンタクトし、嘘の話を聞かせる。
マニングは女性刑事に頼み込み、法廷をすっぽかして証拠保管庫からDVDを盗み出す。トリスタンはミアとマニングが恋仲だと思い込み、銃を持って法廷へ。
マニングはDVDの内容がレイプ録画であることを知り、怒ってレイと争う。その時ジャスティンの件を知って動揺。ミアは荷物をまとめて逃亡準備。マニングはミアを追って隠れ家へ向かう。
うーん、なんだかスッキリしないし、マニングが何としてもミアを助けようとした心理描写も足りなかったように思う。巻き添えになったジャスティンがただただ気の毒。
2025-07-21