Without a Trace S6-8 Fight/Flight

Without a Trance/FBI失踪者を追え! 6thシーズン Without a Trace

通算126話「闘争/逃走」
格闘家が試合後に失踪。部屋には争った跡があり、血痕が駐車場まで続いていた。調べてみると、失踪者はいくつかの持ち物を質入れして現金を作り、鎮静剤を入手し、質屋にはアリバイ工作のような頼みごとをしていた。

Without a Trace/FBI失踪者を追え! シーズン6

  • 脚本:David H. Goodman
  • 監督:Jeannot Szwarc
  • 初回放映:2007-11-22

失踪者:ブレット・ヘンドリックス

格闘家のブレット・ヘンドリックスが試合に勝利した後、失踪。部屋には争った跡があり、血痕が駐車場まで続いていたが、ブレットの車は注射されたまま。血液が付着した鎮静剤の注射器が残されていたため、ブレットは意識を失った状態で運ばれ、車に乗せられたものと思われた。姉の話では、何か問題を抱えて現金を必要としていたという。

鎮静剤を入手していたのはブレット自身であるとわかるが、薬を提供していたロブは自宅で過剰摂取により死亡していた。腕には注射器が刺さっていたが、体内に残っていた薬物は致死量の約2倍。自分で注射できる量ではないため、他殺と思われた。

ブレットは自分の持ち物を質入れし、質屋に対して「今夜は自分と一緒にいたことにしてほしい」とアリバイ工作を頼んでいた。ブレットの行った場所では、彼が誰かの車に乗り込むところが記録されていた。車の持ち主は試合場で働くケージガールのケイラ。ケイラの話から、ブレットは昔自分を殴っていた人物から「会って話したい」という手紙を受け取っていたことがわかる。

ケイラは事件とは無関係と判断されて帰宅したが、その後音信不通に。ケイラの車が発見され、中から盗品の銃が見つかる。

手紙の主についてブレットの姉に話を聞くと、両親の離婚後に母親の恋人になった男の名前を挙げる。しかしその人物はすでに死亡しており、ブレットに会いたがったのはその息子だったとわかる。息子はブレットの通報で逮捕されたが、服役中にイスラム教に改宗し、現在はハシーム・ワシと名乗っていた。彼は刑務所でイスラム教に出会い怒りを捨てることができたので、ブレットには感謝を伝えたという。

ブレットはハシームに対し、「友人から銃を盗んだ」と告白していた。その友人とはトレーナーのドン・フォスター。

ケイラはブレットのトレーナー、ドン・フォスターと一緒に海外へ行こうとしていたところを連行される。

調べてみると、現役時代にドンのスポンサーだったジェラルド・ロングは銃の密売容疑で手配中。ロングが銃を仕入れた場所とブレットが試合で遠征した場所が一致する。つまりドンは試合を口実に現地へ移動し、ケイラの車でロングに銃を渡していたと思われる。

ケイラとドンは国外へ脱出しようとしたところを見つかり連行される。

マーティンはケイラの尋問を担当し、「君がブレットを殺したとドンが言っている」と脅しをかけるが、ケイラは報復を恐れて話そうとしない。彼らはドンを逮捕したように見せかけてケイラを安心させ、自白を引き出そうとする。

ケイラは借金を抱え、ドンの共犯者として銃の運搬に協力したことを認める。ブレットはケイラから事実を聞かされ、彼女のために逃亡計画を立てて偽の身分証を用意した。鎮静剤は、いざとなればドンを眠らせてケイラが逃げる時間を稼ぐためだった。だがブレットから連絡はなくFBIから電話を受け、心配になってジムへ行ったところ、ドンから経緯を聞かされたという。ブレットはケイラを解放するようドンに迫るが争いになり、ドンが逆に鎮静剤をブレットに注射した。その後、頭部を殴打して殺害し、廃墟になったビルに遺棄したのだった。


トレーナー役がスコット・ウィリアム・ウィンターズだったので、無関係のチョイ役のはずはない。これは犯人かな?と思ったらやはりそうだった。銃が出て来た時点で「これは生存確率低そうだな」と思ったらやはりそうだった。ちょっとわかりやすすぎない?と思った展開。

しかし、わからなかったのはロブが死亡した状況。ブレットは鎮静剤の代金として質札を渡したので殺す理由はないし、ドンの行動とは交差していない。結局誰が殺したんだ?無関係な別人の犯行?

さて、サムの子どもの父親は、やはり前シーズンにちらりと登場したブライアンだったようだ。本名も知らない相手と避妊もせずに寝てしまうというのはFBI捜査官としてどうかと思ったが、身元を突き止めた方法も、あれは職権乱用ではないのか。まぁ殺人や死体遺棄に比べたらどうということもないかもしれないが(どんな基準だ)。

2025-09-15

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