通算137話「決着」
降格されたマローンの後任として新しい主任捜査官がやって来るが、着任早々失踪事件が発生。3年前に娘を誘拐された父親が路上で男と争い、その直後に姿を消したという。
Without a Trace/FBI失踪者を追え! シーズン7
- 脚本：Jan Nash, Bruce Ramussen
- 監督：John Polson
- 初回放映：2008-09-23
失踪者：ライアン・ミッチェル
ジャック・マローンは失踪者捜索班の主任から一般捜査官に降格され、後任としてクラーク・メディーナがやって来る。
着任後早々、チームはライアン・ミッチェルの失踪事件を担当。失踪前に別の男性と路上で争う姿が目撃されていた。
ライアンの娘リンジーは3年前に失踪（当時5歳）していた。マローン班が別の事件で多忙だったためにNYPDが担当していたが見つからず、ライアンはずっと娘を探し続けていたという。当時ライアンはリンジーと一緒に歩いていたが、通行人にぶつかられて手を離し、その短い間にリンジーの姿が見えなくなっていた。ライアンはそのことで「手を離さなければ」と自分を責め、妻とも別れていた。
最近は、失踪者家族の会でも活動を行っていた。そこで息子ビリーを探すイーライは、ライアンから「力になる」と言われ、捜査資料などすべてを手渡したという。ビリーは性犯罪者に誘拐された後、犯人の自宅が火事で焼けていた。ビリーがいた証拠はないが絶望しされていた。
ライアンは霊能力者のデイモン・ラフロアと接触しており、最初デイモンに事情を聞くと、彼はライアンが娘の遺体を埋めた場面を霊視したため脅されたと話していた。だが捜査を進めていくとそれは虚偽だったとわかる。デイモンはインチキの霊視でイーライに偽の希望を与えており、それを止めるよう言いに来たのだ。
ライアンが失踪前に争っていた男性は、ビリーを誘拐した男の同僚、ハワード・カルドーニと判明。カルドーニはライアンに銃で脅され、ビリーの遺体の場所を聞かれたと認める。彼自身は何も知らなかったが、オールバニー郊外にある親戚の農場の話を聞いたことを思い出し、場所を伝えていた。
マローンはメディーナとともにオールバニへ向かい、農場主の息子から、ライアンが周辺の土地何箇所も掘り返していたという話を聞く。ライアンは少年に「友達のなくし物を探している」と答えたが、結局何も見つけられずに立ち去っていた。
ライアンは農場を出た後、ネックレスに使う貝殻を購入していたことがわかる。失踪したビリーも同じタイプのネックレスを身に着けていた。ライアンはビリーの遺体を見つけられなかったが、「区切りをつけ」させてやりたくて証拠を捏造し、イーライを説得しようとしていた。だがイーライはそれを認められず、結局ライアンは偽の証拠であることを明かしたという。
ヴィヴィアンはリンジーの事件を改めて調べ直し、不審な車の存在に気づく。持ち主はロバート・コーエン。ロバート・コーエンには当日のアリバイがあることがわかるが、車の登録を詳細に調べたところ、ロバートの姉で教員としてリンジーとの接点があり、現在「8歳の娘」がいるアリス・コーエンの存在が浮上する。
ライアンはリンジーの誘拐現場へ戻って来たところを発見され、ヴィヴィアンとともにFBIへ。そこには、発見されたリンジーの姿があった。
降格されたジャック・マローンの後任（お目付け役）としてクラーク・メディーナが登場。
形としては新メンバー登場！なのだが、このままレギュラー化するかどうかはまだわからない。レギュラー出演ならオープニングに入るはずなのだが、オープニングは前シーズンの中盤あたりから省略、というかタイトルが一瞬出るだけのものになってしまっている。
悪い人ではなさそうだし、マローンにも丁寧に接しているが、何というかドラマの世界観の中で歓迎されている描写ではない感じ。CSIにテッド・ダンソンが加わった時の様子と比べると全然違うと思った。
まぁでも思い出してみるとエレナが加わった時も最初から馴染んでいたわけではないので、もう少し様子見かな。
メインの事件は、わかってみれば別に失踪じゃなかったねという話。事件はむしろリンジーの誘拐事件の方だった。ライアンの失踪がなければリンジー事件はまだ解決していなかったのだろうかと思うが、こちらはこちらでなぜ今まで未発見？と思わされる。当時5歳だから、物心つかないわけではないだろうし、隣人たちは今まで誰も疑っていなかったのだろうか。
そしてビリーはやはり殺されてしまったのだろうか。遺体は結局見つかっていないし、今シーズン中に解決編があったりする？
何だかイマイチな感じで始まった最終シーズンではあるけれど、あと1シーズン、皆よろしくね！
2025-11-25
