通算149話「消えた親友」
NYPDの囮捜査が銃撃戦に発展し、犯人グループのひとりと捜査員が現場から姿を消す。捜査員はエレナがかつてパートナーを組んでいた親友だった。
Without a Trace/FBI失踪者を追え! シーズン7
- 脚本:Diego Gutierrez, Jim Adler
- 原案:Diego Gutierrez, Roselyn Sanchez
- 監督:Martha Mitchell
- 初回放映:2009-01-27
失踪者:ビアンカ・ゴンザレス
NYPDの刑事ビアンカ・ゴンザレスが失踪。ビアンカは国土安全保障省の捜査官とともに囮捜査を行っていたが、ホテルでの取引が銃撃戦に発展し、ビアンカと犯人グループのバーカーという男が現場から姿を消していた。
ビアンカはNYPD時代のエレナの親友で、何年もパートナーを組んでいた仲だが、最近は1年近く会っていなかった。
バーカーはその後、空港で逮捕される。彼は以前に別の囮捜査でビアンカに逮捕され、情報提供者になっていた。バーカーはビアンカの行方は知らないと言い「彼女は同僚刑事から嫌われていた」と口にする。彼が逮捕された事件当時、待機していたスティーブンス刑事がなかなか現れず、その結果ビアンカは格闘して怪我をする羽目になった。
スティーブンスは、バーカー事件の少し前に強制捜査を行ったが、メンバーだったビアンカが現れず、捜査が台無しになったことでビアンカを恨んでいたことを認める。その後、ビアンカと和解しようとしたが、その時に彼女がある少年と口論し、少年が「あいつを殺してやる」と言ったところを目撃していた。
ビアンカの恋人は、数日前にビアンカが何かのビデオを見ながら泣いていたが、詳しい事情は聞けなかったとと話す。
ビアンカが捨てたビデオを修復して内容を確認すると、それは5年前の取り調べビデオで、途中でエレナが割って入る所が映っていた。
それはエレナがFBIに異動する少し前の事件で、麻薬売人同士の争いによる殺人事件。売人のミッチ・ドネリーの犯行であることはわかっていたが証拠がない。ビアンカは「目撃者がいるのだから」と自白を迫り、その中で目撃証人の名前を口にする。その2日後に証人は殺害され、ドネリーは結局薬物所持だけの罪で服役し、最近仮釈放になったばかり。ビアンカが捜査に現れなかったのはドネリーの仮釈放審査の日だった。
その時に殺害された証人は年配の女性で、ビアンカが口論していた少年は証人の孫のトムだった。トムの自宅を訪ねると、そこには母親がおり、ビアンカが数時間前に来たことを認める。トムはドネリーを殺そうとして銃を持って出て行き、ビアンカはその後を追って行ったのだ。
ドネリーの恋人から携帯番号が判明し、クイーンズ地区のデパート跡地にいることがわかる。そこはドラッグの製造所になっていた。
マーティンとエレナは現場に向かい、ビアンカとトムを発見。ドネリーはその場で射殺されていた。ビアンカは自分がドネリーを射殺し、トムは来たばかりで何も関係はないと主張。だが警備員によると先に来たのはトムで、ビアンカは後から到着したはずだった。
ビアンカが罪の意識からトムを庇っていることは明らかだが、その場ではビアンカを逮捕するしかなかった。
エレナ役のロスリン・サンチェスが「原案」として制作に参加。これで、メインキャストの中で制作に関わっていないのはダニーとサムだけになった。エレナの過去や内面などはかなり掘り下げられていたと思う。エレナはシーズン4で途中から加わったせいか、バックグラウンドがいまいち「後付け」な感じがあった。え、シングルマザー?そんな話あった?みたいな。(でもよく考えるとシーズン5のサムほどじゃないよな……)
しかし事件の方は、ビアンカが銃撃戦の後どこで何をしていたのか、タイムラインがいまいち不明。事件前の電話はトムからだったのだろうか。しかしあれだけの大事件になった後で報告もせずに現場から失踪して半日以上音信不通――というのは何だか現実的じゃない気がする。ドネリーの保釈審問の日に強制捜査を無断ですっぽかしたというのもどうなんだ?日程はわかっていたはずなので、それに合わせて休めば良いだけでは?
ビアンカは今後どうなるのか。後日談が語られることは……ないような気がする。というか、ない方が良い気がする。
2026-03-17
