通算153話「予備尋問」
陪審コンサルタントが予備尋問の後に失踪。失踪直前には銃弾を貼り付けた紙片を手渡されていたことがわかる。失踪者はいくつも事件を抱えており、私生活でも恋人を亡くしたばかりだった。
Without a Trace/FBI失踪者を追え! シーズン7
- 脚本:Alicia Kirk
- 監督:Jonathan Kaplan
- 初回放映:2009-03-17
失踪者:ザック・ポーター
陪審コンサルタントのザック・ポーターが、環境汚染をめぐる住民訴訟の陪審員を選ぶ予備尋問の後で姿を消す。失踪直前にある女性から銃弾を貼り付けた紙を渡されたところが防犯カメラに記録されていた。
また、2週間前にはザックの恋人ライザが飲酒運転で死亡するという事件があり、彼女の弟アダムは直前まで一緒に飲んでいたザックを非難していた。
同僚によるとザックは仕事に悩み、特にギャングのマルッチが起訴された事件を気にしていたという。その事件では被告人マルッチ側に雇われており、ザックは有罪を確信していたが、評決は不成立に終わっていた。
その後、アダムは血まみれの姿で車内にいるところを発見される。アダムは緊張状態に陥っていたが、取調べに対して「目の前で人が死んだ」と口にする。彼はザックを責めたのは間違いだと思い直し、ザックを尾行して謝罪した。だがそこでザックは首を撃たれて死亡。アダムは命からがら逃げ出したのだという。
銃弾の紙を渡した女性はキム・マーカスとわかり、マーティンは彼女のいる山小屋へ向かうが、そこで彼女に銃を突きつけられる。
キムはマルッチの裁判で陪審員をつとめていた。ザックは少し前にキムを訪ね、マルッチに買収されて有罪に反対したのだろうと問いただしていた。その翌日から彼女はマルッチの手下に尾行されるようになり、ザックに渡した銃弾の紙もその男が車に置いていったものだった。
ザックはアダムの供述どおりの場所で射殺体となって発見される。アダムが目撃した犯人は、マルッチの手下のエルバーだった。
マーティンに追及され、キムはエルバーに脅されたことを認める。キムは公営のホームにいる母親に危害を加えることを仄めかされ、従うしかなかったのだ。マーティンは「君を逮捕することはない」と言ってキムを説得し、銃を返してもらう。だがそこにエルバーが現れ銃撃戦に。マーティンは格闘の末にエルバーを制圧、死亡させる。
キムは検事にすべてを話し、どうやら起訴されずに終わりそうになるが、実は彼女はエルバーと通じ、マルッチを無罪にするという取引を行っていた。
「失踪の原因は失踪者の人生にある」という原則の下で失踪者の人物像に迫っていくというのがこのドラマのコンセプトのはずだが、今回の失踪者であるザックは悲しいくらい存在感がない。
今回の主役――というか印象が強いのはザックよりキムの方。マーティンに銃を突きつけ、本物の捜査官とわかって警戒を解いたかと思ったら殺し屋が登場!銃撃戦の末に殺し屋を倒し、一件落着の後に何やら恋愛の展開に!これは危険な状況で出会った男女が恋に落ちる「吊り橋の恋」なのかと思ったら実は相手は悪女だった!
今シーズンはマローンと娘、マローンとサム、そしてダニーとエレナの恋愛などの個人ストーリーが少々うるさいと思っていたが、このマーティンの話は何となく面白くなりそうな予感がする。事件に関連する展開が期待できるからかもしれない。
とはいえザックは失踪後、早い段階で殺されてしまっていて、射殺犯のエルバーも亡くなっているので詳しいことはわからないまま。ザックをおびき出すのにキムも関わっていたんじゃないかという気がするのだが、この事件の真相は解明できるのだろうか……。
使用楽曲
- Don’t Waste All Yours Tears by Jont
2026-03-22
