Without a Trace S7-19 Heartbeats

Without a Trance/FBI失踪者を追え! 7thシーズン Without a Trace

通算155話「鼓動」
ロシアからの移住者でお見合いサイトを運営する女性が失踪。オフィスにある金庫は空になっていた。事業は順調だったが、彼女自身にはロシアから「花嫁」として強制的に連れて来られたという過去があった。

Without a Trace/FBI失踪者を追え! シーズン7

  • 脚本:Tom Donaghy
  • 監督:Martha Mitchell
  • 初回放映:2009-04-07

失踪者:ラナ・ピーターズ

ロシアからの移住者でお見合いサイトを運営するラナ・ピーターズ(本名:スヴェトラーナ・ペトロフスキー)が失踪。直前に緊急通報を行った記録があり、路上にはカードと現金の入ったバッグが残されており、強盗ではないと思われた。

ラナの会社で事情を聞くと、今朝金庫の中身がカラになっていたという。番号を知っているのはラナと秘書の2人だけで、秘書はまずラナに確認しようと思って通報はしていなかった。

ラナの事業は好調だったが、ある女性の顧客が「男性から暴力を振るわれた」と苦情を言ってきたことがあった。ラナは怒ってその男ガース・ホーガンに激しく抗議したという。

ガースの車はラナの会社のすぐ近くで発見され、ガース本人はトランクの中に押し込められていた。ラナと言い争ったが、男が現れてラナを連れ去り、ガースを殴ってトランクに押し込めたのだという。

監視カメラの映像から、男の一人はロシア出身のギャング、ユーリ・コスタンチノフであるとわかる。

ラナは「メールオーダー」の花嫁としてロシアから連れて来られ、その時に家族と離れ離れになっていた。だが最近故郷の写真を見て兄のディミトリが生きていることがわかり、何としてもアメリカに呼び寄せようとしていた。通常のルートでは入国できない事情があり、ラナはユーリを頼って「結婚してくれるなら手引きしよう」とプロポーズされて承諾していた。

だがラナの秘書は彼女とディミトリがオフィスで情熱的にキスを交わしているところを目撃し「二人は兄妹ではない」と確信していた。そしてユーリがラナとディミトリを探しにオフィスへ来た時に、脅されて自分の見たことを話していた。

ユーリの店で立てこもり事件が発生。犯人がディミトリとわかり、ダニーが交渉に向かう。ダニーはディミトリを説得して武装解除させる。ディミトリは自分の目の前でユーリがラナと抱き合うことに耐えられず、偽造パスポートを手に入れて2人でカナダへ逃げようと計画した。だがラナから連絡が来ないためしびれをきらしたのだ。

偽造パスポート業者を探して現地に向かったところ、そこではユーリが射殺されていた。撃ったのはユーリの部下のグリーシャ。その業者はユーリに借金をしていたため密告し、ユーリは激怒してグリーシャにラナを連れて来るよう命じた。ユーリはラナに裏切られたことに激しく怒り、ラナに銃を向けた。その時グリーシャがユーリを射殺してラナを逃がしたのだった。

ラナはユーリの指令を受けた殺し屋に狙われるがFBIチームが駆けつけて殺し屋を拘束。ラナは無事にディミトリと再会する。


前回のラストで車をぶつけられたサムとブライアンは病院に搬送され、サムは大丈夫そうだがブライアンは重傷で手術が必要。これは、サムがブライアンを介護するうちに愛情が芽生えるパターンですか?と、ちょっと警戒。マローンも車をぶつけてきた酔っぱらいをぶん殴っている場合じゃないかも。

ラナとディミトリの再会を見届けたダニーはエレナにプロポーズ。これも直前に立てこもり犯との交渉があって気持ちが高ぶっているはずなので、ある種「吊り橋の恋」的な行動かもしれない。

そしてマーティンのお相手キムの過去にはやはり犯罪歴があったようだ(しかも未解決)。

と、グランドフィナーレを前にギアを上げてきた感のある回だったが、視聴者としては捜査員ドラマに込めているその力を事件方向に向けて!という感想しかない。

まぁ今回事件の印象はそれなりに強かったが、それはユーリの存在感に負うところが大きかったように思う。ユーリは悪人かもしれないが、ラナへの気持ちは真剣だったようだ。その感情をラナが利用したのは確かだし、それは怒るだろう――と、多少の同情は禁じ得ないところ。ラナをアメリカに連れて来た組織の背後にユーリがいてその恨みがあったのかもしれないが、圧倒的に描写が足りていない。いっそのことグリーシャとラナが兄妹でも良かったのに。

2026-03-24

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