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CSI - Season 6, Episode 19

#136 Spellbound


I'm thinking you should focus on your other five senses.

事件概要

セドナ・ワイリー殺害事件/クレア・ウォレス失踪事件(Reopen)

占い師のセドナ・ワイリーが店で銃殺される。その直前、アンナとロリという女性客が占ってもらっていた。いったん店を出た2人が、忘れ物を取りに戻って遺体を発見したのだった。現場には、アンナとロリのセッションを録音したテープがあった。「オカルトに詳しいから」と現場捜査を買って出たグレッグは、セドナが描写した「不吉な場面」と現実の犯罪現場の様子が妙に符合することを不審に思う。

パッキーことパトリック・ジェイムソン刑事がブラス警部のもとを訪れる。ジェイムソンはクレア・ウォレス失踪事件をずっと調べており、1週間前に手がかりを求めてセドナの店を訪れ「クレアの遺体がサマリンにある」と告げられたばかりだった。クレアは1991年に失踪、夫のゴードンは「妻は男と逃げた」と主張し、行方不明として届けたのは妹だった。

キャッシュレジスターで検出した指紋の主は食事を届けに来た配達係でアリバイがあった。店に陳列されていたガラス瓶を壊した男は、中に入っていたベラドンナで中毒を起こし、病院に収容されていたが、占いの内容のことで争っただけであると主張。銃を撃った証拠は見つからなかった。

ゴードン・ウォレスは現在、歌手ジョスリン・レインズの警備員をしていた。ウォレスはジョスリンとともにセドナの店を訪れたことを認めたが、それはジョスリンが占いと媚薬のために行ったので警備のため付き添っただけだという。

CSIはウォレスがサマリンで遺体を遺棄しそうな候補地を絞り込み、現地での捜索のすえ浄化槽の中で白骨化した女性の遺体と犬の骨を発見する。犬は足を切断されており、クレアの飼い犬の特徴に一致していた。

クレア事件の捜査はそこで行き詰るが、セドナの通話記録を調べた結果、事件の前の週にセドナがウォレスの会社に電話していたことがわかる。ジェイムソンはセドナの名前をウォレスに明かしていなかったが、セドナ自身が接触をはかり、恐喝していた可能性があった。

発見者のアンナとロリは、いちど店を出た時に誰かの車に轢かれそうになり、その車のボンネットに手をついていた。掌紋を調べた結果、2人を轢きそうになったのはゴードンの車で、ゴードンの財布の紙幣には、セドナのキャッシュレジスターにあった物と同じ金色の粉末が付着していた。クレア殺しの証拠はないものの、ウォレスはセドナ殺害で逮捕される。

だがセドナのノートを調べた結果、クレアの居場所はサマリン(Summerlin)ではなくサマーランド(Summerland)つまり異教徒の聖地となっていた。ジェイムソンは内心に抱いていた疑惑、ウォレスは真相を暴かれる恐怖ゆえに同じ聞き間違いをしたものと思われた――。


感想

最近、グリッソムの出番は1回おきになってしまったのだろうか。1回につき1事件で、2~3人のCSIが中心になって話が展開する、というのが最近のパターンらしい。前回はニックとサラ、今回はグリッソムとグレッグ。この2人はある意味「似た者師弟」な感じで掛け合いは面白いのだが、いかんせんストーリーの方が……いまいち……。

2プロットから1プロットの形式に変わってきた理由はよくわからないが、今のところこの形式で成功しているとは言いがたい感じ。1プロットのエピソードは、2プロットに比べて、事件が2倍(かそれ以上)面白くないといけないのに、何だか「ただ引き伸ばしただけ」的な感じがして……。最近文句ばかり言っているようでどうも気が引けるのだが。

今回はめずらしくオカルト的な展開。サマリンとサマーランドの取り違えは、2人の意識の中にあった単語なのだろうが、アンナとロリのセッションでセドナが「見た」光景がそのまま彼女自身の殺害現場だったことには、明確な説明がなかった。これも「いかようにも解釈できるメッセージ」というか、セドナの言葉に対して「意味を読み取ろう」と働きかけた結果、ということで説明できそうな気はする。自分の未来だけは見えないはずの占い師が、客の目を通して間接的に自分の未来を見てしまった、という話も、それはそれで面白いけど。

ところで主任、すこし痩せたのかな? 今回妙に顔の輪郭がシャープな感じでキマッてましたよ。&heart;

冒頭でちらっと言われていた「数年前にカージャックして、車のトランクから生首が発見された」というのは、シーズン1「血塗られた足跡」のことね。確認してみると、ちゃんと同じ女優さんで、そのエピでの役名も今回と同じアンナとロリだった。5年前に女子大生だったから、今はもう卒業しているのだろう。

今回のタイトルの “Spellbound”、ヒッチコックの映画に同じタイトルの作品がある(邦題『白い恐怖』)が、内容は、例によって関係なさげ。

Yoko (yoko221b) 2007-05-15