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CSI - Season 7, Episode 19

#160 Big Shots


事件概要

チャンプ・ランドリー&シモーヌ・モリネス

ストリップクラブに暴走リムジンが突っ込み、周囲は混乱状態に陥る。乗っていたのは麻薬の売人ドロップスと仲間のチャンプ。チャンプは頭を撃たれて死亡していた。車の窓ガラスには2発の銃弾の跡――外から撃たれた50口径と内側から撃たれた38口径の穴があった。ドロップスは、突然銃撃を受けので撃ち返したと主張する。

その後、車内で発見された紙幣に、身元不明の女性のDNAとともにアーロン・ジェイムズのDNAが検出される。アーロンは、グレッグが車ではねて死亡させたディミトリアス・ジェイムズ(「害虫の群れ」「宣戦布告」参照)の弟。ディミトリスが死亡した件では、グレッグに非はないと認められたものの、アーロンと母親は民事訴訟を起こし、市は250万ドルで和解したばかりだった。副保安官は、グレッグに捜査から外れるよう命じ、グレッグが扱った証拠をすべて再鑑定させる。

一方、キャサリン、ウォリック、ソフィアの3名は路上で死亡していた若い女性の事件を捜査していた。身元は当初メリッサ・ジェントリーと思われたが、調べてみるとメリッサの身分証を持っていた親友のシモーヌ・モリネスと判明。走行中の車から放り出されて死亡したものと思われた。

シモーヌのバッグに入っていたメモを手がかりにケアリー・コーヴィルを訪ねてみると、彼の車には血痕があり、友人のスコッティが病院で銃創の手当てを受けていたことがわかる。スコッティは間もなく死亡するが、摘出された銃弾は、ドロップスのリムジン事件の現場で発見された銃弾と一致。また、リムジンに乗っていた身元不明の女性がシモーヌであることもわかる。

ジェイムズ家を捜索したところ、リムジンのシートに残っていた痕跡と一致する鋲のついたジーンズと、チャンプの頭蓋骨の欠片が発見される。アーロンが同乗していたことは確実となったが、アーロンは事件への関与は否定。シモーヌを車から落としたのはチャンプであったと主張する。事実、シモーヌの身体に残る内出血の跡は、チャンプの靴と一致する。

裁判で賠償金を手にしたアーロンは、ドロップスから「ビジネス」をしないかと持ちかけられる。ドロップスはクラブでシモーヌをナンパ。シモーヌはドロップスの誘いに応じるが、先に彼女に目を付けていたケアリーらは彼らを追跡してリムジンに発砲。その一方でシモーヌはアーロンと寝ることを拒否したため、チャンプに車から蹴り落とされていた。

車内から発砲したのはチャンプではなくドロップスだったが、スコッティが先に撃ったことが明らかであったため、弁護士は正当防衛を主張。アーロンも、グレッグの口添えで執行猶予処分となる。


感想

The Wire のチーズことMethod Manが「ドロップス」役で登場。すごい、プロップ・ジョーの勢力範囲がラスベガスまで及んでいたなんて!(違

チーズ、じゃなくてドロップスの登場は、前シーズン「クレイジーストリート」に続いて2度目。とはいうものの、前回の彼がどんな場面で登場したか全然記憶にない。うーん、あれを見る前に The Wire を見ていたら絶対、記憶に残ったはずなのに……と思って確認してみたら、ラッパー「ダラー」のプロモーションマネージャだった。そうか、だから「コンニチハ」だったのか! やっとわかった(遅

グレッグとジェイムズ一家の件は、今度こそ終わりになるのかな……。「もし彼の兄さんが死んでいなければ、同じように口添えをしたか?」とグリッソムは問う。もしディミトリアスが死んでいなければ、アーロンが多額の和解金を得ることもなく、したがってドロップスのリムジンに乗ることもなかっただろう。で、もし関係ない第三者ならグレッグがそこまですることもなかっただろうと思う。私も、グレッグの立場なら同じようにしたかもしれないが、ドラマの外側から見ている立場としては「そこまですることないのに」てな感じ。母親は「私にはもうアーロンしかいない」と言うが、あんたそれシモーヌのご両親の前で言えるか? とどうしても思ってしまうんだな~。


使用楽曲

Yoko (yoko221b) 2008-10-27