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CSI - Season 9, Episode 24

#206 All In


事件概要

ヒューストン・ダブズ

砂漠で射殺された男性の遺体が発見される。近くには車のタイヤ痕があったが、車は離れた場所で燃やされていた。被害者の身元はダイナーに務めるヒューストン・ダブズ。ダイナーを経営するバービー・オーブリーに話を聞いたところ、ヒューストンは建設現場で働くこともあり、同じく店員のブルーノ・カーティスといつも一緒だったが、ブルーノも仕事を休んで行方不明だという。

ヒューストンの車から発見されたベルトのバックルから、コレクターズアイテムを売買しているワイリー・シンドラーが車内にいたらしいことがわかる。シンドラーはカンザス在住だが、ラスベガスで開かれている「カジノ・コレクターズアイテム見本市」に来ていたのだ。シンドラーは、たまたま立ち寄ったダイナーで、バービーが着けていたイヤリングが「ハックス・クラブ」のチップであることに気づいて取引を申し出たのだだけだと言い、関与を否定する。

「ハックス・クラブ」はヌード雑誌を発行するハンプトン・ハクスリーが開設し、「ハックス・キティ」たちがディーラーやウェイトレスを務めるという伝説のカジノだったが、ハックスが経営陣と対立してカジノから撤退し、「キティ」たちの魅力を失ったカジノはまもなく閉鎖。法律により、閉鎖したカジノのチップはすべて廃棄しなければならないため、現存しているチップは希少価値が高い。シンドラーはバービーにイヤリングの入手先をたずね、ヒューストンとブルーノを紹介され、彼らが持っていたチップを買い取ったのだ。バックルは彼らが気に入った様子なので「取引の記念に」譲ったという。

ホッジスは、ヒューストンの車の発見現場が、チップを生産した工場の跡地に近いことを思い出す。ラングストンとライリーは現場へ向かい、ブルーノを発見。負傷していたブルーノは銃を手にしていたが、医師であるラングストンは怪我人を放っておけず、危険を承知でブルーノに駆け寄り武装解除する。

製造元の会社は、チップを粉砕して廃棄するはずだったが、丈夫に作りすぎて粉砕に手間取り、結局地中に埋めてごまかしていたものと思われる。

病院へ運ばれたブルーノは最初は黙秘するが、自分を助けてくれたラングストンにだけは事情を話し始める。彼らは工場の跡地で作業している時に大量のチップを発見し、価値のある物だと知って喜んだが、翌朝、ドラム缶に入れておいた残りのチップがなくなっていることに気づき、シンドラーが盗んだと思い込んで彼を車に連れ込んで詰問した。そして争いになり、シンドラーが隠し持っていた銃でヒューストンを射殺し、自分の脚を撃ったのだという。

しかし、ヒューストンを撃った銃は、ブルーノが所持していた銃で、指紋もブルーノの物のみ。シンドラーが関与したという証拠が出なかったため、シンドラーは釈放される。

ハックス・クラブのチップが大量に残っていることがわかり、コレクターズアイテムとしての価値は暴落。だがその後、ハックス・クラブのクラブチップがまだ有効(換金可能)であることがわかる。チップの有効期限は閉鎖後120日以内のはずだが、クラブ開設時の書類上のミスで、その条項が抜け落ちていたというのだ。そこで賭博管理委員会より「換金される前にすべてのチップを回収せよ」という指示が下る。

シンドラーはすでにホテルをチェックアウトしており、見本市にもいなかった。そこでバービーの自宅へ向かうと、バービーは射殺されていた。シンドラーは大量のチップとともに空港で拘束される。賭博管理委員会の知り合いから換金についての情報を得て、バービーからチップを買い取ったことを認めるが、殺害は否定する。ネットオークションでチップが取引される様子を確認すると、確かにシンドラーが拘束された後にチップが売りに出されていた。また、見本市の会場でチップを売っていた男がいたことがわかるが、クレジットカードから調べると、それはバービーの夫のウォルター・エリスだった。

バービーの家で捜査を続けていたラングストンは、ガレージの車の一台から大量のチップを発見。もう一台の車に向かおうとした時、トランクからウォルターが飛び出し、ラングストンに銃を向ける。ラングストンは銃を抜いて応戦し、ウォルターを射殺する。


感想

このところずっと、ベガスのシーズンフィナーレはメンバーの誰かが危機に陥るというパターンが続いていた。

……と、誰かが撃たれるのと拉致されるのが交互に続いていたので、今回は拉致の番かなぁ……と、漠然と思っていたら違った。まぁ、それでなくても今シーズンはいろいろありすぎたので、フィナーレでまで派手なことをする必要はなかったと思う。

ラスベガスらしくカジノを題材に取り上げたストーリー展開で、新人2人がちょっと目立っていたかなという印象はあるものの、グレッグは持ち前の知識を披露、キャサリンにもカジノ王の娘らしい台詞があって良かった。ホッジスは「70年代は景気後退にエネルギー危機、中東紛争……時代は変わった」という台詞で笑わせてくれた(今と一緒じゃん!)。ニックだけはほとんど出番がなかったが、これはジョージ・イーズが腰を痛めたためらしい。

ハンプトン・ハックスリーは、前シーズン「暗闇の快感」では被害者、「アル・カポネの椅子」では雑誌がさりげなく小道具として使われ、「はなやかな舞台としてのラスベガス」を語るための常連アイテムとなりつつある印象。

冒頭はERでボランティアとして働くラングストン先生。新米CSIで覚えることは山ほどあって、給料も減っているはずなのに余裕あるよね。この患者が実は事件の関係者だったりする? とか一瞬思ったけど、さすがにそこまで露骨な脚本ではなかったようで。これは、ライリーとのちょっとした対立につながってくる前振りだったわけね。

ラングストン先生が「自分はCSIであると同時に医師であり、医師として行動する」というのは良いけど、そのためにライリーがちょっとイヤな役目を負わされているような。「ライリーこそ trigger happy だ」と言われていたけれど、そう言われるほどではないと思うんだけどな。

で、そうやって危険を顧みず「患者の救助」を行ったラングストンが、ラストでは自衛のためとはいえ別の容疑者を射殺してしまう。この場面はシーズン1のフィナーレを思い出した。

さて、ウォリックの死という大事件で幕を開けた今シーズン。途中で主役交代という大事件もあり、そこでいったん気持ちがリセットされてしまい、11話目から新シーズンといってもおかしくないくらいだったので、何だかすごく短く感じたシーズンだった。

んじゃ、また来年!

Yoko (yoko221b) 2011-06-19