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CSI - Season 15, Episode 7

#324 Road to Recovery


事件概要

デイシア・フォックス

売りに出されていた空き家のプールで若い女性の遺体が発見される。服も装飾品も高価なもので、身に着けていたダイヤから、ユタ州の富豪マーティン・フォックスの妻デイシアと判明。デイシアは依存症だったため、ベガスにあるリハビリ施設に入っていたという。だがデイシアは死亡する前夜、クラブを渡り歩いて大量に飲酒し、規制薬物も摂取していた。

デイシアが入所していたのは、週に8000ドルもかかるホテルのような所で、行動を束縛したりすることもない。経営者のアダム・キングは、デイシアはいつも規則を破って羽目を外していたので、姿を見かけなくても心配していなかったと言う。

デイシアの首や手には争ったような痕跡があったが、死因は溺死。しかし体内の水を分析したところ、塩素濃度が低いことやラベンダーオイルが検出されたことなどから、死亡した場所はプールではなく施設のバスルームだとわかる。つまりデイシアはクラブから一度施設へ戻り、そこで殺害されてプールへ運ばれたのだ。

その夜、デイシアは男性と2人でクラブから施設へ帰ったことがわかり、車内の証拠などからその男性はアダムだったことがわかる。アダムは施設から警察へ連行されるが、その途中でマーティンが現れ、アダムへ向けて発砲。幸い致命傷にはならず、アダムは病院に運ばれるが、デイシア殺害については否定する。クラブから連れ戻した後、部屋で寝かせたが、その後様子を見に行ったらバスタブで死亡していたので、施設内で死亡したことを隠すために車で遺体を運んだという。実際、デイシアの遺体から発見された皮膚片のDNAはアダムとは一致しなかった。

皮膚片の主は、同じく施設に入所していたザック。デイシアは酒を持ってザックの部屋を訪れ誘惑したという。ザックは誘惑に負けて飲酒し、その後のことは記憶していなかった。

だが詳しい検死の結果、デイシアの肺胞が水圧で破裂していたことがわかる。バスタブでの溺死では考えられない程の圧力がかかったことを示しており、何者かがチューブを使って肺に直接水を送り込んだものと思われた。本当の死因は窒息死で、犯人は彼女が死んだ後、溺死に見せかけるために工作を行ったのだ。

さらに分析の結果、肺の水からは魚のフンと思われる有機物が検出されており、施設にある魚の水槽から水が送られたことがわかる。チューブの指紋は拭き取られていたが、ポンプは故障していたため犯人はチューブを口で直接くわえて吹き込む必要があったはず。

DNAを調べたところ、入所者で救命士の経験があるレンの犯行であると判明。レンはデイシアから酒を贈られ、返しに行った。目の前でこれみよがしに酒を飲み誘惑するデイシアの姿に耐え兼ね、ただ黙らせようと枕を押し付けた。それで窒息死させたことに気づいて溺死に見えるよう偽装を行ったのだった。


感想

鑑識と検死が進むにつれて、最初の印象とはまったく違った状況が再構成され、その過程の中で周囲の怪しい人物を一巡するという、わりとありがちなパターン。

そして前半の方で自信満々に逮捕した相手はたいてい無実(デイシアの遺体を動かしているので完全イノセントではないが)。

行動制限なし、クラブ行き放題というリハビリ施設ってどうなのだろう。入所者の意思が大切、という方針としてはわからなくもないけど、現実としては? デイシアの言動からは依存症を克服したい意思が感じられないし、いつまでも居続ければ施設側は儲かるのかもしれないが、他の入所者への悪影響が大きすぎる気がする。案外デイシアが依存症になった原因はマーティンで(怒らせると危ない性格なのは実証済み)、夫から逃げるための入所だったりする?


使用楽曲

Yoko (yoko221b) 2024-02-26