Table of Contents

CSI: NY - Season 6, Episode 17

#134 Pot of Gold


事件概要

マイケル・ペイリー、チャーリー・クーパー

倉庫で2人の男性が殺害される。一人は頭を撃たれ、もう一人は撲殺。射殺された被害者はブログジャーナリストのマイケル・ペイリーとわかる。彼はキャム・ヴァンデマンとともに「ペイリー・ヴァンデマン・ドットコム」というサイトを運営していたため、もう一人はパートナーのキャムかと思われたが、調べてみると別人で、身元を示すような所持品はない。頭の殴られた箇所には、数字とアルファベットのような痕が残っていた。

現場の床には純金の痕跡。他に、四葉のクローバーやスプーン、実験道具のような電池や容器などがあった。足跡を分類した結果、被害者2名の他にあと2人の人間が現場にいたことがわかる。

身元不明被害者の頭部に残っていた痕跡は、金塊の刻印とわかる。連邦準備銀行の金庫室を捜索した結果、血痕の付着した金塊が発見される。それは、エレメンタル貴金属という会社から連邦準銀に搬入されていた。

現場で発見された四葉のクローバーや、被害者の着衣に付着していた液体から、被害者がアイリッシュパブにいたことがわかり、パブで聞き込みを行った結果、被害者はエレメンタル貴金属の社員、チャーリー・クーパーとわかる。パブのバーテンはチャーリーから詐欺の被害に遭ったことがあり、「目立つことと儲け話が好きだった」と言う。

マックはリードの仲介でキャム・ヴァンデマンと会う。キャムは銃を持って現れ、マックがその銃を渡すよう命じると、その場から逃げ出す。キャムは「チャーリーとマイケルが制服を着た警官に殺される所を見た」とリードに話しており、警察を信用できないらしい。キャムとマイケルは偽の金塊を使った詐欺事件を追っており、エレメンタル貴金属に勤めるチャーリーから情報提供を受けていたのだ。チャーリー殺害の凶器となった金塊は、実はタングステンに金メッキをした偽物で、現場にあった実験器具はそれを調べるための物だった。

その後、キャムは自宅アパートの付近でフラックらに発見され、保護拘置される。キャムが持っていた銃(マイケル殺害の凶器)は、撃った後に弾詰まりを起こしていた。犯人はマイケルを撃った後、チャーリーを狙うが撃てず、金塊で殴り殺したのだ。銃はチャーリーと格闘したはずみに落とし、遅れてきたキャムがそれを拾った。銃は警察の物ではなく、付近を担当する警官も全員アリバイが確認される。

銃の製造番号から、持ち主はアイリッシュパブのバーテン、フィネガンと判明。フィネガンはパブでチャーリーたちが話しているのを聞いて、エレメンタル貴金属の社長トム・ウィアーに密告。ウィアーは警備員の制服を渡してチャーリーの口封じ、キャムは倉庫の暗がりでそれを警官の制服と見間違えたのだった。


感想

聖パトリック・デーでにぎわうニューヨーク。NYは3シリーズの中でいちばん季節感にあふれた都市なのだろう。夏は暑いし冬には雪が降るし。

さて、この聖パトリック・デーというのは、アイルランドにキリスト教を広めた聖人の命日を記念して3月17日に行われる。聖パトリックといえば緑色――という印象があったが、緑色のものを身に着けるのはアメリカ式だそう。最近は日本でも、表参道でパレードを開催するらしい。今年は日曜でもあるし、見物して来ようかな?

その聖パトリック・デーを記念してか、マックがデリで出会った美女のコートもリンジーの上着も緑色。これがマイアミだったら、被疑者から通行人まで全員緑色で統一させられている所だろうか。

マックはデリで番号札を譲った女性からお礼のメッセージを受け取り、彼女を食事に誘う。名前も知らず「No.39」「No.40」と呼び合い、持っていた新聞のオープンハウスの広告に印が付いているのをチェックしてメッセージを残していく――というのは映画みたいでロマンチックな気もするけど、現実にこれやられたらちょっと怖いかも。

この彼女がマックの新しいお相手になるのかな、と思っていたらリード登場。亡きクレアさんの忘れ形見であるリードの誘いを断って、オーブリーとの食事に出かける場面は、いつもの「露払い」1)のような象徴的な意味合いがあるのか――というのは考えすぎか。

そんなこんなでアイルランドの緑色とマックの「お相手」の印象が強くて事件がいまいちだったが、画面が鮮やかな緑できれいだったので良しとする。


使用楽曲

1)
CSIシリーズでは、主人公に恋愛をさせる時、過去に親密だった女性を登場させ、ややネガティブに扱ってみせるということがよくあるので、それを個人的にこう呼んでいます。