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The Wire - Season 2, Episode 4

#17 Hard Cases


“If I hear music, I'm gonna dance.” - Greggs

概要

フランク・ソボトカはニックとジギーが盗みを働いたことを知って怒る。ニックは、ジギーが現金や高価なコートを見せびらかすので頭を悩ませる。ダブルGは2人に、ある薬品を大量に手に入れてほしいと話を持ちかける。

刑務所では、一夜のうちに囚人が5名急死、8名が病棟に運ばれていた。ディアンジェロは、それがエイヴォンの差し金であることを知る。エイヴォンは弁護士リヴィとともに「薬物を持ち込んだ張本人」の情報と引き換えに刑期を短縮するという取引を申し出る。その情報を基にティルマンの車が捜索され、麻薬が発見される。看守は、エイヴォンが張本人であることに気づいてはいたものの、そのままティルマンを逮捕。

ダニエルズは警察を辞めて弁護士に転職しようとしていたが、その矢先にバレルから、対ソボトカの特命チームを指揮するよう依頼される。「どうせ辞めるなら警視の年金を受けないか」と言われたダニエルズは、この捜査が成功したら、チームをそのまま「重要事件捜査班(Major Case Unit)」として存続させることと、部下を選ぶことを条件に引き受ける。人員リストはすべて承認されるが、ロールズの逆鱗に触れたマクノルティだけは例外だった。そしてヴァルチェックは、再び警察車両の写真を、今度はニューオーリンズから受け取っていた。

グレッグスは前回の捜査で負傷した後、内勤に移ると恋人に約束していたので、最初は難色を示すものの、結局はチームに加わる。

マクノルティは、ガント事件の裁判のため「証人のオマーを見つけろ」と急かされ、バブルスにオマーを見つけてほしいと言う。その一方で、14人の「ジェイン・ドゥ」たちの身元を何とか調べようとするが、身元を示すようなものはなく、遺品の手紙からも名前が少しわかっただけだった。

ジェイン・ドゥの「輸送」に関する情報はすべて偽名と架空住所で行き止まりになってしまったため、バンク、フリーマン、ラッセルの3名は「港」に注目する。「荷」を受け取るはずだった誰かがかならず港にいる、と判断し、彼らは「これは殺人事件だ」というメッセージとして、わざと作業員のあつまるバーに姿を見せる。


感想

うゎ、びっくりした。DVDのメニューにあるこのエピの “PREVIOUSLY ON”、間違って次回のが入ってるみたい(つまり、PREVIOUSLY の内容が今回のエピの内容ばっかり)……本編の前にうっかり見たら、いきなりネタバレですよ!

それはさておき、ようやくチームダニエルズが再結成されて、対ソボトカの捜査が本格的に始まるわけだ。もう4話、つまりシーズンの3分の1が終わっているわけなので、前シーズンに比べるとずいぶんゆっくりだなぁという気がする。しかもソボトカの周辺を探れというのは、ヴァルチェックとの個人的な諍いの延長という感じで、本人たちもまだ何を調べていいかわかっていない状態だし。しかし次回からフリーマンが加わるはずなので、ジェイン・ドゥとの関連でもうちょっと話が進むのではないかと思う。

グレッグスもやはり、現場の人であることはやめられない様子……。ダニエルズとの会話の場面が妙に微笑ましかった。そういえば、グレッグスは前シーズンですでに麻薬課のエースで、ダニエルズが最も信頼する部下という設定だったな。そして結局、グレッグスはハークとともにチームに復帰。でもカーヴァーは違う管轄に異動したのでダメらしい。ハークはカーヴァーがバレルのスパイだったことを知らないんだろうか。

Yoko (yoko221b) 2007-12-11