CSI - Season 2, Episode 6

#29 Alter Boys

I believe in God, in science ... in Sunday supper.
I don't believe in rules that tell me how I should live.

  • 日本語タイトル:冤罪 兄弟のレクイエム
  • 脚本:Ann Donahue
  • 監督:Danny Cannon
  • 初回放映:2001-11-01

死体遺棄事件

 グリッソム、ニック、サラ、オライリー刑事担当。山の中で不審な車を見つけた森林警備員が死体遺棄現場に遭遇し、穴を掘っていた若者ベンを取り押さえる。現場で被疑者の身体から証拠採取。

 遺体からはピザ生地の粉と黄色いサテンの繊維が発見される。被害者は3発撃たれた後に首を絞めて殺されていた。グリッソムはベンを尋問中に殺人が1件だけでないことを知り、再び現場へ向かう。そこでもうひとつの遺体を発見。そこへベンが通う教会の神父が現れる。神父は、ベンは毎週ミサに来る善良な若者だと言うが、ルミノール液によってベンの車の後部座席に浮かび上がる血の跡を見て絶句する。

 銃の条痕や発見された繊維など、さまざまな証拠からニックとサラはベンの犯行を主張。だがそれらは死体遺棄の証拠であって、殺人の証拠ではなかった。ベンの犯行という説に釈然としないグリッソムは、兄のロジャーを疑う。ロジャーは強盗の前科があり、現在はピザ職人として働いていた。

 サラとニックはロジャーのトレーラーで、血のついたシャツと銃を発見する。だが血痕はドライクリーニングのため劣化して判別不能、銃も銃身に手を加えられたためか条痕が一致せず、ロジャーは釈放。その後ロジャーが、殺人に使われたネクタイを「弟に隠せと頼まれた」と地方検事に送りつけたため、ベンは起訴され、有罪になってしまう。ロジャーの犯行を確信しつつも打つ手がなく絶望するグリッソムの目の前で、ベンは手首を噛み切って自殺する。

サウナ変死事件

 キャサリン、ウォリック、ブラス警部担当。ホテルのサウナでシェリーという若い女性の遺体が発見された。遺体は死後動かされ、バスローブを着せられていたが、それをしたのは発見者の従業員だった。キャサリンはジャグジーでの溺死を疑うが、死因は溺死ではなく高熱による内臓の機能障害だった。キャサリンとウォリックはシェリーと一緒にホテルに泊まっていた友人のティナを訪ねる。

 ホテルの勤務実態を調べた結果、従業員が見回りを怠り、シェリーは高温のサウナに長時間放置されていたことがわかる。発見者の従業員はホテルの評判を守るために現場を偽装し、嘘をついていたのだった。

 サウナでの事故死と思われたが、ブラス警部はシェリーとティナがある男性をめぐって争っていたことを知る。ティナはシェリーが甲殻類にアレルギーがあることを知りながら、ルームサービスでピューレ状のシーフードが入った料理を取った。殺すつもりではなく、デートを邪魔したいだけだったが、シェリーはサウナの中で発作を起こし死亡したのだった。


 冤罪か……。最初タイトルがネタバレっぽいと思ったけど、見終わった後は別の意味でしっくりこない。弟はまったくの無実というわけではなく、兄の犯罪に一部関わっているわけだから(死体遺棄自体は、ネヴァダ州では犯罪でないにしても)。

 ベンは現行犯だし、証拠が揃えば検事は起訴するだろう。結果的に間違っていたわけだが、あの時点で状況を傍から見ると、「現行犯で逮捕されたのに素行の良い弟の言うことばかりを信じ、不良の兄のことははなから信じていない」と、グリッソムが先入観を持っているように見えるのではないか。

 かならずしも正義が行われるわけではない、このように割り切れない終わり方があるのも、たまには良いかもしれないが……次はちゃんと解決すると良いな。


単語帳

  • red-handed: 手が血まみれ → 現行犯
  • Father: カトリック信者による聖職者の呼称(それ以外ではReverendまたはMinisterと呼ぶ)
2004-10-03
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