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#4 Harbor City


事件概要

トレヴァー・ナイト

ハワイ出身のプロサーファー、トレヴァー・ナイトが殺害される。トレヴァーは医療マリファナの店を経営しており、現場では金庫が開けられて現金が盗まれていた。トレヴァーは癌患者である母親の面倒をみていたため、現金の回収と時間が合わず、金庫には大金が入っていた。

同じセキュリティ会社と契約している他の店が何件か襲われていたため、調べてみると、事務担当の従業員から情報が漏れていることがわかる。囮捜査で強盗犯が逮捕されるが、トレヴァーの店だけは「下見に行ったが、そこで大男に追い払われた」と犯行を否定する。

その「大男」の正体は、トレヴァーの妻ディーナの元夫ジョーイとわかるが、ジョーイは店の出資者で、トレヴァーをサーファーとして試合に復帰させようとしていたという。ジョーイの話からトレヴァーのサーファーとしての活動状況を調べたところ、ボートを壊されるなどの妨害を受けていたことがわかる。ビーチではトレヴァーに限らずサーファーへの嫌がらせが多発しており、その中心にいるのが「ムーンベイクルー」と名乗る若者だという。彼らは3人組で、うち2人は裕福な家庭のドラ息子。彼らはビーチ沿いの豪邸に住み、「ビーチは私有地だから」とサーファーを締め出していたのだ。モラレス検事は中古車に乗っている3人目のパトリック・スコットに目をつけて彼を連行させる。

スコットは、仲間のカールトンとローガンがトレヴァーを襲い、頭を蹴って死なせたことを認める。金庫に気づいて強盗に見せかけたのはカールトンのアイデアだという。

カールトンとローガンも逮捕されるが、2人はスコットこそ主犯であり「人格障害で女性をレイプしたことがある」と主張。スコットはそれを聞き「2人にやらされた」と反論。被害者の女性には、カールトンの父親が金を渡して黙らせていた。

令状を取ってカールトンの自宅を調べると、暖炉からは紙幣とウェットスーツを燃やした証拠が発見される。モラレスはカールトンの父親グレッグ・キャンベルを「ギャング犯罪の意図的助長」の罪で起訴。カールトンたちの「ムーンベイクルー」は、ギャング組織の定義に当てはまり、彼らが学生で親に依存している以上、父親もその仲間とみなされるべきだというのである。

ムーンベイクルーがギャングであるか、また父親がその一員であるかをめぐって審理が行われる。キャンベル側は「ムーンベイクルーの主な活動はサーフィンであり犯罪行為ではない」と主張するが、モラレスは彼らが「公共の海岸を私有地として独占し、縄張りを守るために暴力や脅迫などの犯罪行為を日常的に行っている」と言い、その行動様式はギャングそのもであると主張。判事はモラレスの主張を聞き入れ、上級裁判所での審理を認める。

キャンベルはようやく「カールトンが血まみれの現金を燃やしていた」と認める。取引が成立し、カールトンとローガンは第2級殺人で15年から終身刑、スコットは故殺罪で6年の刑に服すことになった。


感想

医療マリファナ、ビーチの使用をめぐる格差問題、組織犯罪。LAの「今」を切り取ろうとする試みのようで、ストーリーよりもその背景事情が興味深かった。

裕福な家庭のバカ息子と息子の犯罪を隠そうとする親バカというのは、けっこうありがちなテンプレキャラかも。そしてバカ息子は大抵、庶民家庭の子を子分のように従えている。子分の方は、自分がいいように使われていることをわかっているけれど、バカ息子の贅沢のおこぼれに預かれるので、それはそれで悪くないとか思っている。しかしレイプや殺人となると話は別だ。ここまで来るともはや犯罪集団。とはいえ組織犯罪として起訴するというのは斬新だ。

親バカ父を演じたジェームズ・モリソンは「24」のビル・ブキャナンのイメージが強すぎて、何だか最後まで馴染めず。実はテロ組織の動向をさぐるための囮捜査でした、とか言い出すんじゃないかとか、そんな気がしてしょうがなかった。

しかしそんなはずもなく、結局は司法取引で終了。いくら親バカでもそこまでは庇いきれないだろう。取引で終わったので、最終弁論はまたお預けになってしまった。

今回タイトルのハーバーシティは↓こんな所。被害者トレヴァーの店があったのがこの地区なのだろう。

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使用楽曲

Yoko (yoko221b) 2013-11-16